↑ 2020/09/00 撮影
[ タデ科イタドリ属の多年草 ]
イタドリは変異が大きく、
花被や果実が特に紅色のものを
メイゲツソウ(明月草)と呼びます。
名は、月見の頃に花を付けることから付いたそうです。
別名 : ベニイタドリ(紅虎杖)
イタドリ (虎杖)
北海道〜九州にかけて、
山野のどこにでも自生します。
草丈は、50〜150cm。
根茎は黄色の木質で横に長く伸び、各所に新しい芽を出します。
茎は太く分枝し、中空の円柱で、はじめは紅紫色の斑点があり、
節には膜質の短い鞘状の托葉があり、長さ4〜6㎜で早く落ちます。
葉は、柄を持ち、長さ5〜15㎝の広卵形〜卵状楕円形で、
先は短く鋭突し、基部は切形、質は硬く、縁は全縁、互生します。
雌雄異株です。
花期は、7~10月。
葉腋から枝を出し、その先に花穂を出して、白~淡紅色の小さな花を多数密に付けます。
花が特に紅色のものをベニイタドリ(紅虎杖)・メイゲツソウ(明月草)と呼びます。
雄しべは8個、雌花の子房上には3個の花柱があります。
花弁は無く、花弁状の長さ2㎜弱の萼片は5裂し、外側の3個は背面に翼があり、
花のあと雌花の外側の花被片3個は翼状にはりだし、果実のときには長さ約7㎜に成長します。
果実は、痩果で3稜のある細い卵球形、翼状の宿存萼に包まれています。
変異が大きく、花被や果実が特に紅色のものをベニイタドリ(紅虎杖)・メイゲツソウ(明月草)と呼びます。
高山性の小型のものをオノエイタドリ(尾上虎杖)、
また伊豆諸島には葉が厚く硬く、光沢のあるハチジョウイタドリ(八丈虎杖)があります。
葉に斑の入るフイリイタドリ、ニシキイタドリなどの園芸品種が栽培されています。
地上部が枯れた頃に根茎を掘り採り、天日で乾燥させて、
生薬の虎杖根(こじょうこん)として、利尿・通経・健胃剤に用います。
若芽は酸味があり、生食にしたり・煮たり・塩漬けにしたりしますが、
シュウ酸を含むので生で多量に食べるのはよくないことです。
名は、虎杖は漢名、痛み取りの薬効があることから付いたと言われています。
別名 : タンジ・サイタナ
古名 : たぢひ・さいたづま
毎年お花を楽しみにしていますのに、
なかなか付けてくれません。
この株のお花を見てみたいものです。
2021/03/25 撮影
2021/04/07 撮影
2021/06/25 撮影
< 2020 年 >
2020/03/13 撮影
2020/03/27 撮影
2020/04/25 撮影
< 2019 年 >
2019/05/05 撮影
2019/08/15 撮影