しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

月下美人 ( げっかびじん ) <季> 晩夏

2010-07-28 |  夏の草木・その他 の 俳句

◉ 女王花 (じょおうか)

夜半の雨月下美人に音すなり ・・・・・ 阿波野青畝
月下美人は一夜の雌蕊雄蕊かな ・・・・・ 加藤楸邨
焔(ほ)を吐いて月下美人のひらきそむ ・・・・・ 石原八束

夏の夜、蕾がふくらみはじめ、
香り高い純白の大輪の美しい花を開きます。
数時間後には萎んでしまう儚さがあります。
開花を心待ちにしている時間も得難いものです。

  [サボテン科クジャクサボテン属の温室観賞植物、中南米原産 ]

なにはさて措き月下美人に会ひにゆく ・・・・・ みなみ

ゲッカビジン (月下美人)
日本には、昭和初年に渡来しました。
高さは、通常2~5m。
葉上茎は淡緑色の扁平で刺が無く、
葉縁は波状で、基部は円筒状を呈します。
花期は、6~10月。
花は盃型で花径20~25cm位、
花弁と雄しべの数が多く、
白色の大輪で芳香があります。
夜に開き、普通2~4時間ほどでしぼみます。





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