goo blog サービス終了のお知らせ 

しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ハッカ ( 薄荷 )

2016-09-28 |  9月 の花たち

                                 ↑ 2016/09/14 撮影



[ シソ科ハッカ属の多年草 ]

日本では、
北海道~九州にかけて、
原野のやや湿った土地や小川の縁などに自生します。
草丈は、20~60cm。
長い地下茎を四方に伸ばして繁殖します。
茎は、四角形で直立し、上部で分枝します。
茎や葉・ガクには軟毛が生えています。
葉は、柄を持ち、長楕円形で長さ2~8cm、幅1~2.5cm、
先が尖リ、縁には鋸歯があって、対生します。
表面の軟毛はまばらで、裏面には小さい油点があります。
花期は、8~10月。
茎の葉腋に淡紫色の小さな唇形花を多数輪状に付けます。
花冠は長さ4~5mmで4裂し、上唇の先は浅く2裂します。
雄しべは4本、雌しべは1本です。
ガクは5裂し、裂片の先は尖ります。
全草に強い芳香があり、香料植物として栽培されています。
茎・葉からとった薄荷油は、香料・清涼剤・薬・菓子などに用いられます。
安政年間に岡山県や広島県で栽培が始まり、
明治初期にかけて主産地が山形県に移ったあと、
北海道で栽培が始まり、盛んに生産されていました。
戦前は世界に輸出されましたが、
今日では合成メントールに押されて生産量が減り、細々と栽培されています。
名は、漢名の薄荷が転訛。西洋薄荷をペパーミントと言います。
別名 : メグサ(目草)・ニホンハッカ(日本薄荷)・ワシュハッカ(和種薄荷)

ハーブの一つ、涼しげな香りが爽やかです。
薄荷糖の清涼感と歯ごたえが好きなので、
お土産によく買います。


2015/04/24 撮影


2015/04/25 撮影


2016/09/14 撮影…地植えにしました。

〃  



2016/09/16 撮影


2016/09/18 撮影


2016/09/26 撮影


2016/09/27 撮影






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トウテイラン ( 洞庭藍 ) 

2016-09-15 |  9月 の花たち

                                ↑ 2016/09/12 撮影




[ オオバコ科クワガタソウ属の多年草 ] 
ゴマノハグサ科ルリトラノオ属として分類することもあります。

本州の近畿~中国地方北部の、
日本海沿岸に自生します。
草丈は、40~60cm。
茎は円柱形で直立し、
全体が白い綿毛で密に覆われています。
葉は、ほとんど柄が無く、
長さ5~10㎝の披針形で先が鈍く基部が細くなり、
縁に少数の浅い鋸歯があって、対生します。
花期は、8~10月。
茎頂に穂状の総状花序を出し、多数の青紫色の花を密に付け、
下部から咲き上がります。
花冠は下部が筒状で、先が4裂し、雄しべは2本、雌しべは1本です。
花柄は短く、がくは深く4裂します。
果実は蒴果(さくか)、卵球形で先がやや凹み、
小さな円柱状の種子が多数入っています。
江戸時代の園芸植物で鑑賞用に栽培されていましたが、
今はあまり栽培されていません。
名は、花の色を中国の洞庭湖の美しい水の色にたとえて付いたそうです。
・絶滅危惧種・ 

銀色がかった葉と
青紫色の花のコントラストが美しく、
日向が好きです。
雨が多く日照不足の日が続いていますので…
ちょっと気になります。


 2016/04/10 撮影
 〃

 2016/05/06 撮影

 2016/08/24 撮影
〃 



2016/08/26 撮影



2016/08/29 撮影



2016/09/10 撮影


2016/09/11 撮影


6016/09/12 撮影



2016/09/16 撮影

 

<  2017 年  >
 2017/12/16 撮影


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苔玉つくり

2016-09-11 |  9月 の花たち
                 2016/09/11 撮影



「苔玉つくり」を教えて頂きました。
至れり尽くせりに教えて下さったので、
初めての挑戦でしたが、思ったより易しく仕上がりました。
楽しい時を過ごすことが出来ました。

< 材料 >
苔玉の土 :
  赤玉土(小粒)、 ケト土、 腐葉土、 燻炭
植える植物 :
  野村紅葉、 紫丁花、 姫玉竜(姫竜)
苔 : 
  ハイゴケ
その他道具 :
  黒糸、U字のピン、はさみ、水(霧吹きに入れる)。
  ゴム手袋、トレイ、新聞紙(敷くため)。 

< 作り方>   
①赤玉・腐葉土・燻炭に霧を吹きよく混ぜケト土と合わせます。
 水を少しずつ加えながらがらよく混ぜてこね、
 耳たぶの硬さにまとめて団子状にしておきます。
 (空気が残っていると割れやすい)
②野村紅葉・紫丁花・姫玉竜の根についている土をほぐしながら軽く落とし、
 根の太い一か所を切り落として、植物全体に霧を吹いておきます。
③②の植物それぞれの根の下に①を崩して小さめに丸めて付け、土で根を包みます。
④③を組み合わせて一つの団子状(仕上がりの適当な大きさ)にまとめます。
⑤苔にも霧を吹いておきます。
⑥苔を平らに広げ④を包むようにし、
 両手でしっかり押さえて苔を付け、土が見えないようにします。
⑦⑥に糸をしっかり巻きつけ、糸の先をU字のピンに結んで留めます。
⑧水を吹きかけて全体がしっとりした状態を保つようにします。

・2週間は風の当たらない日陰に置き、
 霧吹きなどで水分を絶やさないようにします。
・その後は、風通しのよい朝日が差すような半日蔭に置いて、
 乾かさないように水をやります。
 乾燥が激しい時には、苔玉を30分程水にどっぷり浸けて水を吸わせます。
・1か月間、肥料はやりません。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダンギク ( 段菊 )

2015-09-15 |  9月 の花たち

                             ↑ 2015/09/16 撮影

2015/09/19 撮影

2015/09/27 撮影

 2016/09/16 撮影

[ シソ科カリガネソウ属の多年草 ] 
 旧分類体系のクマツヅラ科で分類される場合もあります。

日本では、
九州西部と対馬の、
日当たりのよい草原や岩場の斜面に自生します。
草丈は、50~80cm。
全体に短い軟毛が密に生えます。
茎はまっすぐに伸び、基部は木質化します
葉は長い柄を持ち、長さ2.5~6cmの卵形で先が尖り、
縁に粗い鋸歯があって、対生します。
花期は、9〜10月。
茎の上部の葉腋から集散花序を出し、
芳香のある紫色の花を密生して、輪生状に段を形成します。
花冠は長さ7mm、下部が細い筒状で、
上部が5裂し、その内の下側の1個が大きく縁が細かく裂けます。
長い雄しべ(4本)と雌しべは花弁より飛び出しています。
がくは深く5裂し、
花には芳香があり、下部から上部へ咲き上ります。
果実は果で、種子に翼があります。
桃色花のモモイロダンギクや白色花のシロバナダンギクの種もあり、
分布する群落間において草丈・花色等などの変異が見られます。
観賞用として
切り花や鉢植え・花壇、などに利用します。
名は、段をなして咲くので付いたそうです。
別名 : ランギク(蘭菊)
・絶滅危惧Ⅱ類 (VU) ・

近くの花屋の店先で見付けました。
今まであまり見かけなかったので、
早速求めました。
育て易いとのことですので、
楽しみに増やしたいと思つています。


2015/09/16 撮影





2015/09/19 撮影



2015/09/21 撮影



2015/09/27 撮影
〃…花後



2015/10/09 撮影



2015/10/19 撮影



2015/10/23 撮影


モモイロダンキク  ()
2015/09/16 撮影
2015/09/16 撮影



2015/09/19 撮影



2015/09/21 撮影



2015/09/27 撮影



2015/10/09 撮影



2015/10/19 撮影






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒヨドリジョウゴ ( 鵯上戸 )

2014-11-15 |  9月 の花たち

                                  2014/09/10 撮影

2014/09/10 撮影…花

2014/09/22 撮影…青い実

2014/10/29 撮影…色付いた実
2014/11/02 撮影…熟した実

[ ナス科ナス属の蔓性多年草;毒 ]

日本では、
北海道~沖縄にかけて
丘陵地や平地の林縁などに自生します。
全草に軟毛が密生し、
蔓状の茎は長く伸び、
葉柄で他の物にからみ付きます。
葉は、長さ3~10cmの卵形で、
下部に深い切れ込みがあり、互生します。
花期は、8~9月。
葉に対生して集散花序を出し、
径1cmの白い花を多数付けます。
花冠は深く5裂し、裂片は反り返ります。
雄しべは5個、花糸(*)は太く短く、葯は黄色です。
果実は液果、径約8mmの球形で、緑色~赤く熟します。
ソラニンを含み、全草有毒で、
食べると嘔吐・腹痛・頭痛などの中毒症状を起こします。
全草を乾燥し、
生薬の白毛藤(ばいまおていん)として、解熱・解毒・利尿に用います。
名は、ヒヨドリが実を食べるというので付けられたそうです。

 (*)花糸(かし)…雄しべの葯を付けている柄

ここ何年かは、あまり見かけなかった鵯上戸が、
今年は元気に花を付けています。
以前、10月下旬の友人宅では、
鵯上戸が窓一面に
赤く色付いた可愛い実をぶら下げていて、
朝日に輝いていました。


2014/09/10 撮影



2014/09/15 撮影


2014/09/16 撮影


2014/09/22 撮影


2014/10/29 撮影




2014/10/31 撮影

2014/11/02 撮影


2014/11/07 撮影



2014/11/14 撮影


2014/11/23 撮影




< 2006 年 >
2006/09/07 撮影
2006/09/23 撮影




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サクラタデ ( 桜蓼 )

2014-10-15 |  9月 の花たち

                                 2014/09/17 撮影

2014/09/17 撮影

2014/09/16 撮影

2014/09/27 撮影

[ タデ科イヌタデ属の多年草 ]

日本では、
本州~沖縄にかけて、
低地の日当たりの良い水辺や湿地などに自生します。
草丈は、50~100cm。
地下茎を横にのばして増えます。
葉は、披針形で長さ7~13cm、やや厚く、
裏面に腺点があり、互生します。
托葉鞘は筒形で長さ約1.5cm、縁に長い毛があります。
雌雄異株です。
花期は、8~10月。
花序は、穂状で長く1~3本に分枝し、
淡紅色の花に見えるガク(花被)をやや密に付け、先が下垂します。
花被(ガク)は径約8mm、長さ5~6mmで5深裂し、腺点があります。
雌花の雌しべは雄しべより長く、
雄花の雌しべは雄しべより短く、結実しません。
雄しべは通常8個、雌しべは1個で柱頭は3岐します
果実は痩果で、花被に包まれ、長さ約3.5mmの3稜形、
黒色で光沢がありません。
名は、花の色が桜に似ているので付いたそうです。

蓼としては花が大きめで、
サクラ色の花弁に長い蘂。
垂れた花穂が風に揺れる姿には、
優しい美しさがあります。


2015/03/13 撮影…芽生え
2015/03/14 撮影
2015/03/19 撮影


< 2014 年 >
2014/03/27 撮影
2014/03/31 撮影
2014/04/04 撮影
2014/04/10 撮影
2014/04/30 撮影
2014/05/30 撮影
2014/06/14 撮影

2014/09/02 撮影

2014/09/03 撮影


2014/09/04 撮影


2014/09/06 撮影


2014/09/08 撮影

2014/09/10 撮影


2014/09/12 撮影

2014/09/14 撮影


2014/09/15 撮影


2014/09/16 撮影


2014/09/17 撮影…1度目の花 


2014/09/18 撮影

2014/09/22 撮影


2014/09/23 撮影


2014/09/24 撮影


2014/09/25 撮影


2014/09/26 撮影


2014/09/27 撮影…2度目の花


2014/09/28 撮影


2014/09/29 撮影


2014/10/02 撮影

2014/10/04 撮影…3度目の花



2014/10/06 撮影


2014/10/07 撮影

2014/10/10 撮影

2014/10/11 撮影

2014/10/13 撮影…4度目の花


2014/10/14 撮影

2014/10/15 撮影

2014/10/16 撮影

2014/10/17 撮影

2014/10/18 撮影

2014/10/19 撮影

2014/10/21 撮影

2014/10/23 撮影

2014/10/27 撮影

2014/10/29 撮影


2014/11/23 撮影






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浜万年青(はまおもと)に食害……「ハマオモトヨトウ」

2014-09-30 |  9月 の花たち

                             2014/09/30 撮影

ハマオモトヨトウは、
チョウ目ヤガ科のガの一種です。
日本では、
本州・四国・九州・屋久島・種子島に分布します。
終齢幼虫の体長は、4cm。
頭部が橙褐色で黒地に白の模様のあるイモムシで、
ハマオモト・ヒガンバナ・アマリリス・スイセン・タマスダレなどを
食餌植物とします。
食欲旺盛で、気付いた時には既に遅く、
ハマオモトの葉や偽茎部、
タマスダレの花や葉が被害にあってしまいました。
ハマオモトやタマスダレに害虫が付いたのは初めてのことです。


2014/09/27 撮影
〃…ハマユウ

2014/09/30 撮影…ハマユウ

2014/09/30…タマスダレ


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シュウカイドウ ( 秋海棠 )

2014-09-17 |  9月 の花たち

                          ↑ 2014/09/17 撮影

〃   0

 

2019/09/12 撮影

[ シュウカイドウ科シュウカイドウ属の多年草、中国南部原産 ]

江戸時代初めに渡来したといわれ、
半日陰で湿り気のある所を好みます。
草丈は、約60cm。
耐寒性があり、全体が多肉質でみずみずしく、
塊根から伸びた茎は、赤みを帯び直立してよく分岐します。
葉は、柄を持ち、大きく長卵状の心形で先がとがり、
縁に細かい鋸歯(きょし)があり、互生します。
花期は、8~9月。
茎または分岐した枝から花柄を出し、
淡紅色の2枚の小さい花弁と2枚の広いガク片をもつ 単性花を多数付けます。
花が終わるころ、
葉の付け根に珠芽(むかご)を付け、落下して新しい苗となります。
山野の傾斜地などに半野生化しているのを見かけます。
文人や画人に好まれ、
茶花や庭園の下草などに古くから重用されています。
名は、漢名の音読み。花の色が春に咲く海棠と似ていて、
秋に咲くので付いたそうです。
別名 ; ダンチョウカ(断腸花)・ヨウラクソウ(瓔珞草)

草庭には、いつ頃から植わっていたのか分かりません。
丈夫で、ほとんど手がかからず、よく殖えます。
強い日ざしの陰にひっそりと咲く淡紅色の花は、
可愛い慎ましやかな風情を漂わせています。


2014/09/09 撮影

2014/09/12 撮影

2014/09/14 撮影

0 2014/09/15 撮影

0 2014/09/18 撮影

0 2014/09/22 撮影

0 2014/09/23 撮影

0 2014/09/24 撮影

0 2014/09/25 撮影

0 2014/09/26 撮影

0 2014/09/27 撮影

0 2014/09/28 撮影

0 2014/09/29 撮影
0 〃…雌花

0 2014/10/01 撮影
0

2014/10/02 撮影

2014/10/04 撮影

0 2014/10/14 撮影
0

0 2014/10/25 撮影

2014/11/02 撮影


< 2010 年 >
0 2010/10/14 撮影


< 2011 年 >
2011/09/27 撮影


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイ ( 藍 )

2013-11-29 |  9月 の花たち

                                  ↑ 2010/09/19 撮影 

2010/09/19 撮影

[ タデ科イヌタデ属の一年草、東南アジア原産 ]

飛鳥時代以前に中国から、
染料植物として渡来しました。
草丈は、50~70cm。
茎は、やや紅紫色をおび、
よく枝分かれします。
葉は、短い柄を持ち長さ6~9cm、
品種により広皮針形・長楕円形・卵形など多様で、
互生します。
葉には鞘状の托葉があって茎を抱きます。
花期は、8月頃。
花柄の先に紅色の小花を
穂状に付けます。
果実は、三角形で長さ3㎜。
三草(*)の一つで、江戸時代には四国を中心に広く栽培され、
葉や茎からインジゴという染料を採取します。
別名 : タデアイ(蓼藍)

* 三草
  生活に有用な3種の草。麻・藍・紅花 (または麻・藍・木綿) の称。

毎年元気よく芽を出し、
紅色の小花を穂状に付けます。
まとまって咲いているところは、
犬蓼(いぬたで)の群生に似ていて
小さな花野の雰囲気を感じさせます。
種になると、雀が群れて啄みます。
園芸店で十年以上前に求めたものです。


2011/08/28 撮影
2011/08/29 撮影
2011/09/01 撮影
2011/09/03 撮影
2011/09/07 撮影
2011/09/09 撮影
2011/09/12 撮影
2011/09/13 撮影
2011/09/16 撮影
2011/09/18 撮影
2011/09/19 撮影
2011/09/22 撮影
2011/09/24 撮影
2011/09/24 撮影
2011/09/25 撮影
2011/09/27 撮影


<  2010 年  >
2210/09/01 撮影…つぼみ
2010/09/04 撮影


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シオン ( 紫 苑 )

2012-09-16 |  9月 の花たち

                            ↑ 2011/09/12撮影

2011/09/17 撮影

[ キク科シオン属の多年草 ]

日本では、
中国地方と九州地方の山地の湿草原に
まれに自生します。
草丈は、1~2m。
根生葉は大型の長楕円形で、
やがて株の中央から茎が直立し、
花茎の上部でよく分枝します。
根張りが強く、風雨にも耐えます。
茎葉は上部にいくほど細く小さくなります。
茎・葉とも短毛がありざらつきます。
花期は、8~10月。
頭花を散房状に多数付けます。
花径約3cm、舌状花は淡紫色、筒状花は黄色です。 
観賞用として庭に植えられ、また切り花にされます。
根と根茎を天日で乾燥し、
生薬の紫苑(しおん)として
咳止め・去痰・利尿に用います。
名は、花の色から付いたそうです。
別名 : オニノシコグサ(鬼の醜草)・ジュウゴヤソウ(十五夜草)


2011/04/30 撮影
2011/06/02 撮影
2011/07/24 撮影
2011/08/11 撮影

下部分枝の頭花 
2011/08/11 撮影
2011/08/14 撮影
2011/08/18 撮影
2011/08/20 撮影
2011/08/20 撮影
2011/08/26 撮影
2011/09/01 撮影
2011/09/04 撮影
2011/09/07 撮影
2011/09/09 撮影
2011/09/10 撮影 2011/09/12 撮影
011/09/13 撮影
2011/09/16 撮影
2011/09/17 撮影
2011/09/18 撮影
2011/09/19 撮影
2011/09/22 撮影
2011/09/24 撮影
2011/09/25 撮影
2011/09/26 撮影
2011/10/11 撮影
2011/10/18 撮影
2011/10/23 撮影



< 茎の 頭花 >
2011/08/20 撮影
2011/0823 撮影
2011/08/26 撮影
2011/08/28 撮影
2011/09/04 撮影
2011/09/09 撮影
2011/09/13 撮影
2011/09/14 撮影
2011/09/17 撮影
2011/09/18 撮影
2011/09/19 撮影
2011/09/22 撮影
2011/09/24 撮影
2011/09/25 撮影
2011/09/26 撮影
2011/10/11 撮影



B株の花
2011/09/18 撮影
2011/09/19 撮影
2011/09/22 撮影
2011/09/24 撮影
2011/09/26 撮影
2011/10/11 撮影・・・色あせて
2011/10/25 撮影


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナガイモ ( 長芋 )……「零余子(むかご)」

2012-09-10 |  9月 の花たち

                           ↑ 2012/09/08 撮影

 〃

[ ヤマノイモ科ヤマノイモ属の蔓性多年草、 中国原産 ]

長芋は、染色体数が日本原産の自然薯と異なる別種であり、
病気や害虫に弱いので、山野で野生化することが難しく、
ほとんどが畑栽培されています。
高温を好むので、昼間の日照が強く夜間冷涼な気候に合い、
肥沃で耕土が深く、排水のよい畑が適しています。
日本へは、中世に渡来したのではないかとも言われています。
草丈は、蔓の長さで2m以上。
蔓性の茎となり、左巻きで成長します。
若茎・若葉は紫色を帯び、
茎は、4角あるいは多少角ばり、時にはねじれ、まばらに分枝します。
葉は長い柄を持ち、矢尻形の長卵形で先は尖り、
質は厚く長さ6~9cmで対生に付き、時には3輪生のこともあります。
葉腋に小さい球形・楕円で表面に少数の突起がある塊茎状の珠芽(しゅが)「むかご」を生じます。
雌雄異株。
花期は、8~9月。
葉腋に乳白色、花径2mmの小花を穂状につけ
雄花穂は立ち、雌花穂は下垂します。
塊根(芋)は、円柱状で約1mに達し、
黄灰色の皮を持ち、肉はふつう乳白色です。
秋にはむかごを採取して、繁殖に用いたり、食用とします。
植え付け時期は、3月中旬~5月頃で、
収穫は、11月頃茎葉が完全に枯れてから始め、2月頃まで順次行います。
塊根は、傷つけないように掘り起こし、
直射日光と風にあてないように土などをかけます。
保存には、光と乾燥を避ける事が大切です。
収穫した塊根は、繁殖に用いたり食用とします。
名は、塊根が、自然薯より長くなることから付いたそうです。

日本で食用にされている長芋(ながいも)・自然薯(じねんじょ)・ 大薯(だいしょ)の3つをまとめて
「山芋、ヤマノイモ」という場合と、

栽培されている長芋の仲間だけを「山芋」と呼び、
日本の山野に自生する自然の自然薯を「山の芋」と呼んでいる場合があるようです。
長い間に、各地に特有の形や大きさのイモが育ち、
通常は芋の形状その他によって数種類の品種群に分類されます。
長形種のナガイモ群、扁平種のイチョウイモ群、塊形種のツクネイモ群に大別されます。
すりおろしてとろろにしたり、刻んで和え物・酢の物・サラダなど、生食する方法が代表的です。
粘りを生かして和菓子の饅頭の皮・羊羹やはんぺん、練り物のつなぎなどにも使われています。
また、むかごも多くのデンプンと良質のタンパク質を含むほか、ミネラル分などを含んでいるので、
塩茹でにしたり、煎ったり、ご飯に炊き込んで零余子飯(むかごめし)などにします。
滋養強壮の食物をしては理想的と言えます。
長芋もむかごも
熱に弱い消化酵素であるジアスターゼやアミラーゼなどを多く含み、
そのほか食物繊維や亜鉛やカリウム、鉄などのミネラル成分、ビタミンB群・Cなどの栄養成分もバランス良く含まれ、
ぬめりの成分であるムチンは、蛋白分解酵素や粘膜修復作用があり、
最近では粘液成分の一つであるデオスコランに血糖値を下げる働きがあることがわかってきました。
ムチンは細胞を活性化させる働きがありますが、
熱に弱く、水溶性なので、注意して調理する必要があります。
手に触れると痒みを起こす成分(シュウ酸カルシウム)を含んでおり、
長芋を酢水に少し浸けてから調理すると痒み止め・アク止めにもなります。
また手の痒いときには酢又は塩などを手にこすり付け、水で流すと軽くなります。
晩秋に葉の落ちたナガイモまたはヤマノイモの根茎を乾燥し、 
生薬の山薬(さんやく)として、
滋養強壮・疲労回復などに用います。


<  2010 年  >
以前、小さめの長芋を植えたところ
毎年芽を出し、
伸びた蔓の葉の付け根にむかごを付けます。
写真を撮る時
蔓にちょつと触れたら
むかごが零れ落ちました。
記録的な暑さの中にも秋が来ているのですね。
塩茹でにして美味しくいただきました。

2010/09/04 撮影

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツルボ ( 蔓穂 )

2011-09-09 |  9月 の花たち

                                  ↑ 2011/09/09 撮影
 
2011/09/07 撮影

2014/09/14 撮影

[ユリ科ツルボ属の多年草]

日本では、
北海道西南部~沖縄、
日当たりの良い山野に自生します。
草丈は、20~40cm。
鱗茎は卵球形で長さ2~3㎝、黒褐色の外皮に包まれ、
下部には細い根を束生し、ネギのような匂いがします。
葉は、広線状の倒披針形で長さ15~25㎝、2個向かい合って直立し、
先は鋭尖形をして、下に向かって細くなります。
表面はU字状に凹みます。
春秋の2季に葉が出て、春のものは夏に枯れます。
花期は、8~9月。
葉の間に直立した30㎝内外の花茎を1本出し、先に穂状の花序を立て、
淡紅紫色の小花を多数付けます。
花被片は6枚で倒披針形、長さ3~4㎜、平開します。
雄しべは6個、雌しべは1個です。
果実は、蒴果で長さ5㎜の楕円体です。
名は、ツルボの意味は不明ですが、
平滑な鱗茎に由来する「つるん坊」がなまったものとする説もあります。
別名:スルボ・参内傘(さんだいがさ)

一年の内に春と秋の2回根生葉が芽生える植物のことを知りませんでしたので、
春の葉が夏に枯れた時は暑さに弱いから、
秋に芽が出てきた時には涼しくなったからかしらなどと思いました。
ツルボとの出会いは新しい発見でした。


2011/03/06 撮影
2011/04/06 撮影
2011/08/26 撮影・・・新しく出た葉と蕾
2011/08/26 撮影
2011/08/28 撮影
2011/08/29 撮影
2011/09/01 撮影
2011/09/03 撮影
2011/09/04 撮影
2011/09/07 撮影
2011/09/09 撮影
2011/09/10 撮影
2011/09/12 撮影
2011/09/13 撮影
2011/09/14 撮影
2011/09/16 撮影
2011/09/17 撮影
2011/09/18 撮影
2011/09/19 撮影
2011/09/22 撮影
2011/09/24 撮影
2011/09/25 撮影
2011/09/26 撮影
2011/09/27 撮影
2011/10/16 撮影…葉



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイワンホトトギス ( 台湾杜鵑草 )

2010-10-27 |  9月 の花たち

                                 ↑ 2011/09/09 撮影

2011/10/17 撮影

[ ユリ科ホトトギス属の多年草、台湾・沖縄原産 ]

台湾では普通に見られ、
沖縄の西表島にも野生のものが自生しています。
観賞用に栽培され、庭園や庭などで見られます。
草丈は、25~80cm。
長い地下茎をもち、節から根を出し、茎はよく分枝します。
葉は、長さ8~13㎝、幅2.5~4.5㎝の倒被針形又は狭い楕円状披針形~倒卵形、
先は尖り、基部は心形で茎を抱き、縁に毛があり、互生します。
表面は無毛に近く、裏面は有毛で特に脈に沿って多くあります。
花期は、9~10月
茎の先端に散房状に花が上向きに付きます。
花披片は斜めに開き、白~淡紅色で内面に紅紫色の斑点が散生し、
下部には黄色の斑点があります。
雄しべは6個で、雌しべの柱頭は大きく3つに分かれて平開し、
その先がさらに2裂します。
果実は、蒴果で3稜があります。
杜鵑草よりやや小ぶりの花が咲き、越冬芽が株元に出て冬を越します。
タイワンホトトギスとホトトギスの交雑種が観賞用に栽培され、
園芸店などで流通しています。
名は、台湾に広く分布しているので付いたそうです。
・絶滅危惧種・

淡紫色の控えめなこの花をお茶花に、
母はよく用いていました。
庭に植えられているなど、よく見かける花です。


<  2011 年  >
2011/03/11 撮影

2011/08/28 撮影
〃 撮影

2011/09/03 撮影

2011/09/09 撮影

2011/09/16 撮影

2011/09/18 撮影

2011/09/19 撮影

2011/10/31 撮影

2011/11/10 撮影


<  2010 年  >
2010/10/16 撮影…以前から植わっているタイワンホトトギス

<  2018 年  >
2018/01/20 撮影…越冬の新葉

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シロバナマンジュシャゲ ( 白花曼珠沙華 )

2010-10-06 |  9月 の花たち

                           ↑ 2010/09/26 撮影

2012/10/01 撮影

2012/10/03 撮影

[ ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草 ]

九州に自生が見られ、
時には人家で観賞用として栽培されています。
ヒガンバナとショウキランの自然雑種と推定されます。
草丈は、30~50cm。
ラッキョウ型の鱗茎が地下にありって径4㎝内外の卵球形で、
外皮は黒褐色です。
葉は、地際から出て、線形で幅は10~15㎜、鈍頭、
質はやや厚く柔らかく、黄緑色です。
花後の晩秋に葉が伸びはじめ、冬を越して翌年の春に枯れます。
花期は、9~10月。
鱗茎から花茎を高く伸ばし、
茎頂に小花柄を持ち、白色の花を5~10個散形状に付けます。
花被片は6枚で狭披針形、外側に弱く反り返り、
縁には弱いフリルがあります。
雌しべは6本で、花の外に長く突き出ます。
花色は株によって変化があり、白地に黄色や淡紅色を帯びたものなど、
純白のものはありません。
結実せず、球根でふえます。
別名 : シロバナヒガンバナ(白花彼岸花)

白花曼珠沙華が咲き始めると
赤い曼珠沙華が蕾を付けて、
白花曼珠沙華が満開になると
赤い曼珠沙華が咲き出します。


2010/09/22 撮影…つぼみ
 〃…つぼみ

2010/09/24 撮影

2010/09/26 撮影

2010/09/29 撮影


< 2011 年 >
2011/03/ 撮影…冬の間も青々としている葉


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シラハギ ( 白萩 )

2010-10-04 |  9月 の花たち

                                 ↑ 2006/10/02 撮影
 〃

[ マメ科ハギ属の落葉低木 ]

古くから人家にうえられています。
高さは、約150cm。
茎は根元から束生し、少し垂れて大きな株になります。
冬になると普通茎はほとんど根元まで枯れます。
葉は、長い柄をもち、三出複葉で互生します。
小葉は楕円形で、先はやや鋭形、基部は鈍形、側小葉はほとんど無柄です。
表面は深緑色です。
花期は、7~9月。
花は、葉腋から総状花序を出し、白色の蝶形花を多数付けます。
果実は、豆果です。
本種はビッチュウヤマハギをもとに他の複数の種との交雑によって
できたものと考えられています。
花が紅紫色で旗弁が円形のものはニシキハギといいます。
花に白色と紅紫色のまじったものや
1株に白色の花と紅紫色の花を付けるものをソメワケハギといいます。
別名 : シロバナハギ(白花萩)

今年の白花萩は
植え替えたり日当たりが悪くなったりで
ぱっとしませんでした。

2006/10/02 撮影

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする