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しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ノジギク ( 野路菊 )

2015-11-26 |  10月 の花たち

                            ↑ 2015/11/26 撮影

2015/10/30 撮影

 2017/10/26 撮影

2020/11/02 撮影

[ キク科キク属の多年草 ]

本州兵庫県以西~九州にかけ、
瀬戸内海・太平洋沿岸近くの日当りの良い山麓・崖などに自生します。
草丈は、60~90cm。
地下茎を伸ばし、 茎は斜上して基部は倒れ、
中部で普通3つに分枝し、上部で多数分枝します。
葉は柄をち、長さ3~5cmの広卵形で3~5片に中裂し、羽状に裂けます。
基部は心形または切形で、質はやや厚く、鋸歯があり、互生します。
表面はまばらに毛が生え緑色、裏面は毛が密生して灰白色をしています。
花期は、10月~11月
散房状に径3~4.5cmの頭花(*)を付けます。
中心の部分に黄色の筒状花が集まり、まわりを白い舌状花(*)が囲み、
がくのように見える総苞(*)は、長さ約8mmの半球形です。
栽培菊の一部の原種といわれていますが、
栽培菊が野生化したものという説もあります。
名は、野路の菊の意味で、牧野富太郎が発見し命名しました。

雨上がりに野路菊に近づくと、
白い清楚な花を付けて、
清浄な香りを漂わせていました。


<  2015 年  >
2015/10/14 撮影 

2015/10/15 撮影

2015/10/19 撮影

2015/10/22 撮影…下の方の花

2015/10/23 撮影
2015/10/25 撮影
2015/10/28 撮影

2015/10/30 撮影


2015/11/01 撮影


2015/11/03 撮影


2015/11/05 撮影

2015/11/10 撮影


2015/11/17 撮影


2015/11/26 撮影
〃…3番目に咲いた花
〃…総苞

2015/11/28 撮影

〃…総苞
〃…下の方


2015/12/06 撮影


2015/12/18 撮影




2015/12/21 撮影


2015/12/24 撮影

2015/12/29 撮影

2016/01/06 撮影


 2016/01/14 撮影



ー キク科の花での ー
(*) 頭花(とうか)とは、    
多数の小さい花(小花(しょうか))が花床(かしょう)の上に集まって、
一つの花の形を作る花序です。    
小花が集まって形成される全体を指して頭花、または頭状花・頭状花序と呼びます。  

(*) 総苞(ほうそう)とは、        
花序の基部について花を保護している多数の苞葉の集合体で、    
つぼみの時には頭花全体を保護しています。    
その苞葉の1枚1枚を総苞片と言います。    
苞葉(ほうよう)とは、芽や花や花序の基部にあって、萼の外側にあるつぼみを包む    
葉の変形した小さい形状のことで、苞(ほう)ともいいます。    
一つの花を包んでいる場合を苞、幾つかの花を包んでいる場合を総苞と呼びます。  

(*) 筒状花(とうじょうか)とは、    
小花(しょうか)の花冠の下部が根元で融合し筒状(管状)になり、
先が5裂して星形になったものをいい、
管状花(かんじょうか)とも呼びます。    
花弁の中心からは雌しべが抜き出て、その周辺には雄しべ五本が互いに    
くっついて取り巻いています。  

(*) 舌状花(ぜつじょうか)とは、    
小花(しょうか)の花冠の下部が筒状で、
先が片方に大きく伸びて舌状の細長い形をした花弁を持ったものをいいます。      

(*) 冠毛(かんもう)とは、    
果実の上端にある毛状のもので、    
筒状花と舌状花の花冠と子房の付け根にあり、    
がくが変化したもので種子を散布すのに役立ちます。 


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コンギク ( 紺菊 ) ・ ノコンギク ( 野紺菊 )

2015-11-01 |  10月 の花たち

                            ↑ 2015/10/23 撮影…コンギク ?

2015/10/23 撮



[ キク科シオン属の多年草 ]

ノコンギク(野紺菊)と名札の付いたものを求めたのですが、
コンギク(紺菊)のようです

コンギク (紺菊)
ノコンギクの自生品種の園芸品種で、
舌状花の青紫色~紅紫色の鮮やかなものから選別されたものです。
ときには野生状態のものを見かけることもあります。
古くから観賞用に栽培されています。
草丈は、50内外cm。
白色の地下茎を伸ばしますが、あまり遠くへはいかず、
やや密生した集まりとなります。
葉はノコンギクより淡い緑色で先が鋭く、質も薄い傾向があります。
花期は、8~11月。
舌状花の色以外はノコンギクと似ています。
名は、花色に基づいて付いたそうです。


ノコンギク (野紺菊) 
北海道西南部~九州にかけて、
山野の道ばたや畑の周辺などに自生します。
草丈は、30~100cm
地下茎を多数横に伸ばして繁殖します。
茎は直立してよく分枝し、短毛が密生してざらつきます。
葉は、長さ8~10cmの長楕円形で3脈が目立ち、
両面に短毛が生えてざらつき、縁に粗い鋸歯があり、互生します。
花期は、8~11月。
茎頂に、径約2.5cmの頭花を多数散房状に付けます。
舌状花は淡青紫色で、
中央の筒状花は黄色です。
総苞は半球形で長さ4.5~5mm。総苞片は緑色で先端は暗紅紫色を帯びます。
果実は痩果(そうか)、長さ1.5~3mmの扁平な倒卵状長楕円形で、
多長さ4~6mmの冠毛があります。
野菊の一つで、古くから栽培され、
栽培品の小菊の原種の一つともいわれます。
名は、野に咲くコンギク(野紺菊)という意味から付いたそうです。


コンギク(野紺菊)
2015/10/14 撮影



2015/10/15 撮影



2015/10/19 撮影…a


2015/10/19 撮影…b


2015/10/22 撮影…a
〃 

2015/010/22 撮影…b

2015/10/23 撮影…a

2015/01/25 撮影…a



2015/10/28 撮影


2015/10/30 撮影


2015/11/01 撮影


2015/11/03 撮影


2015/11/05 撮影

2015/11/10 撮影

2015/11/17 撮影
〃 
2015/12/06 撮影

2015/12/18 撮影

2015/12/30 撮影

2016/01/06 撮影


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青大将 ( あおだいしょう )

2015-10-13 |  10月 の花たち
                                2015/10/13 撮影   

〃…蛇と猫                       
               
庭で、 とぐろを巻いた蛇(60cm位)と猫が睨み合っていました。
戦前には原っぱや庭でもときどき見かけたそうです。
近ごろは見たことが無いので、 まさか庭に蛇が出るとは、びっくりしました。
猫も興奮してすばやく手をだし、
蛇は首を伸縮して威嚇していました。
猫が離れようとしないので虫取り網に絡ませ、
柘植(つげ)の中に逃がしてやりました。

〃           

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ミセバヤ ( 見せばや )

2015-02-28 |  10月 の花たち

                             ↑ 2014/09/30 撮影

2014/10/18 撮影

2014/10/23 撮影

2015/12/18 撮影…紅葉

[ ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の多年草 ]

自生地は、香川県小豆島とされていましたが、
近年奈良県内でも発見されました。
主として山地の岩礫地などに見られます。
草丈は、15~30cm。
茎は1株に束生し、
たわんで伸び、下垂して節があります。
葉は柄がなく、
3輪生して層をなし、
長さ約2㎝の円形で基部は広いくさび形、
肉厚で粉白色を帯び、周縁が紅色に染まります。
晩秋から冬にかけて全体が紅葉し、
その後地上部が枯れ、
根元に小さな休眠芽を形成して越冬します。
花期は、10~11月。
茎頂に花序を出し、
花は、径約8㎜、淡紅色の5花弁を球形の散房状に付けます。
花弁は長さ約4㎜の広い披針形、先端が尖ります。
雄しべは10本です。
果実は袋果です。
古典園芸植物の一つで、
古くから観賞用に庭や盆栽などとして栽培され、
日本各地に見られます。
変種のエッチュウミセバヤ(越中見せばや)は、
富山県の河川上流の山岳地帯に見られます。
名は、花が美しいので誰に見せようか、という意味で、
「見せたい」という古語が変形して「見せばや」と付いたそうです。
タマノオ(玉緒)は、 垂れた枝を緒に、球状の花を玉にたとえたということです。
別名 : タマノオ(玉緒)

早春に芽立ちが始まり、
時期はずれの夏に煮付けた花は貧弱でしたが、
秋の花は立派でした。


2015/03/01 撮影…目立ち
2015/03/09 撮影
2015/03/19 撮影
2015/03/30 撮影
2015/04/10 撮影

2015/10/19 撮影


2015/10/25 撮影

2015/10/30 撮影

2015/12/18 撮影…紅葉


<  2014 年  >
2014/04/14 撮影

2014/05/03 撮影

2014/05/19 撮影

2014/06/01 撮影


2014/06/02 撮影

2014/06/17 撮影

2014/07/18 撮影

2014/07/30 撮影…時期はずれの花

2014/08/02 撮影

2014/09/16 撮影…蕾

2014/09/29 撮影

2014/09/30 撮影

2014/10/01 撮影



2014/10/02 撮影

2014/10/04 撮影

2014/10/10 撮影

2014/10/11 撮影

2014/10/12 撮影

2014/10/14 撮影

2014/10/15 撮影

2014/10/17 撮影


2014/10/18 撮影


2014/10/19 撮影

2014/10/23 撮影

2014/10/24 撮影

2014/10/25 撮影

2014/10/27 撮影

2014/10/29 撮影

2014/11/02 撮影

2014/11/07 撮影

2014/11/11 撮影

2014/11/14/ 撮影

2014/11/23 撮影

2014/11/30 撮影


2014/12/05 撮影

 

<  2017 年  >
 2017/12/16 撮影

ー ムラサキベンケイソウ属 ー
東アジアを主に28種ほどあり、
日本には10種ほどが分布しています。

ヒダカミセバヤ (日高みせばや)
北海道日高・十勝・釧路地方の海岸沿いの岩上に自生し、
小型種で観賞用に栽培もされています。
草丈は、10~15㎝。花期は、8~9月。
茎の基部はいくらか木質化し、枯れずに残ります。
葉は卵円形もしくは楕円形で、縁に波状の鋸歯があり、
茎に1~2枚ずつ付いて、対生します。
茎頂に紅紫色の花が球状に集まって付きます。
・絶滅危惧類・

ミセバヤ


エッチュウミセバ (越中みせばや) 
富山県の固有種で、ミセバヤの変種とされるやや大型種です。
葉は卵形で多肉質です。
茎頂に散房花序を出し、淡紅色の花が半球状に集まって付きます。  
・絶滅危惧類・

 ツガルミセバヤ (津軽みせばや)
本州東北地方の日本海側山地の岩場に自生し、
大型種です。
草丈は、10~40㎝。
花期は、8~9月。

葉はほぼ卵形で多肉質、対生または互生で3輪生することもあります。
茎頂に乳白色の5弁花を球形の散房状に付けます。
・絶滅危惧類・

 カラフトミセバヤ (樺太みせばや )
エゾミセバヤ、ゴケンミセバヤ、ヒメミセバヤとも呼ばれます。
日本では北海道の山地の岩場に見られる小型種です。
草丈は、5~10㎝。
花期は、8~9月。

葉は倒披針形~倒狭卵円形で全縁、対生または互生します。
茎頂に紅紫色の5弁花を球形の散房状に付けます。
 


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イワシャジン ( 岩沙参 )

2014-12-05 |  10月 の花たち

                               2014/10/02 撮影

2014/10/02 撮影

〃 

 

2018/10/03 撮影…シロバナイワシャジン

[ キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草 ]

日本固有種。
中部地方東南部・関東地方西部の、
山地の湿性岩礫地などに自生します。
草丈は、30~70cm。
茎は細く無毛で、垂れ下がります。
根生葉は長い柄を持ち、卵形または広楕円形です。
茎葉は短い柄を持ち、長さ7~18cm・幅5~12mmの線状披針形~広線形で、
表面に短毛があり、縁には低い鋸歯があって、互生します。
花期は、9~10月。
茎頂にまばらな総状花序を出し、
鐘形で紫色の花を多数下向きに付けます。
花柄は長さ2~5cmで細く、
花冠は長さ15~25mmで先が浅く5裂し、
花柱は花冠の中から外には出ません。
萼片は長さ5~10mmの線状で5裂し、開花時は開出します。
自生地による変種があり、
草丈や姿に若干の違いが見られ、
白花種もあります
高山型変種としてホウオウシャジン(*)があります。
名は、同属の釣鐘人参の漢名が「沙参」で岩場に生える、
というところから付いたそうです。
別名:イワツリガネソウ(岩釣鐘草)

草姿は繊細な雰囲気を持っていて、
葉は美しく紅葉します。


2015/03/17 撮影
2015/03/20 撮影
3015/03/30 撮影
2015/04/09 撮影


< 2014 年 >
2014/10/02 撮影…蕾

〃…花



2014/10/04 撮影

2014/10/06 撮影

2014/10/07 撮影

2014/10/12 撮影

2014/10/17 撮影

2014/10/18 撮影

2014/10/19 撮影

2014/10/31 撮影


2014/11/02 撮影

2014/11/07 撮影

2014/11/14 撮影

2014/11/23 撮影


2014/11/27 撮影

2014/12/05 撮影



*ホウオウシャジン(鳳凰沙参)
高山型変種で、
南アルプス鳳凰山周辺の花崗岩の岩間に自生し、
草丈はやや低く長さ10~30cm。
葉は細く、
8~9月上旬に開花します。
花は小形で長さ1.5~1.8cm、紫色の鐘形で1~3個付き、
萼片に鋸歯があります。


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ダイモンジソウ ( 大文字草 )

2014-11-10 |  10月 の花たち

                                      ↑ 2014/10/29 撮影

2014/10/31 撮影

2014/10/31 撮影…桃花大文字草

[ ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草 ]

日本では、
北海道~九州にかけて、
山地や高山の湿った岩場などに自生します。
草丈は、5~40cm。
葉は、根生し、長い柄を持ち、
腎円形で基部が心臓形、長さ3~15cm、幅4~20cm、
5~12に浅く裂けて掌状を呈し、
やや厚く、縁に欠刻状の鋸歯があり、表面に粗い毛があります。
花期は、7~10月。
高さ10~30cmの茎頂にまばらな円錐花序を出し、
白色の5弁花を多数付けます。
花弁は細く、上の3弁は長楕円形で小さく下の2弁は披針形で長くたれるので、
大の字に見えます。
雄しべは10個、葯は橙赤色です。
がくは深く5裂し、裂片は卵形です。
果実は、さく果です。
この仲間には変異が多く、
山野草としても人気があり、
多くの品種が改良されて、
濃い紅色・桃色・緑色などの花色があり、
各地で栽培されています。
名は、花の形が大という字に似ているので付いたそうです。

主な変種には、
・ミヤマダイモンジソウ(深山大文字草):
 高山性で、全体的に小型、
 葉柄も短く、葉も小さく葉裏が紅色で、
 花びらの幅が広く丸みを帯びています
 ・ベニバナダイモンジソウ(紅花大文字草)は淡紅色の花を咲かせます。
 ・ウラベニダイモンジソウ(裏紅大文字草)は葉裏の紅色が濃いものです。
・イズノシマダイモンジソウ(伊豆の島大文字草)
 伊豆や房総半島に分布し、
 開花時期は遅く晩秋で、花茎に長い毛が生えます。
・ヤクシマダイモンジソウ(屋久島大文字草):
 屋久島原産で、葉の直径が1cm前後の矮小型です。
・ウチワダイモンジソウ(団扇大文字草):
 葉が倒卵形で葉の基部は楔形です。

以前咲いていた大文字草は、
何度か植え替えているうちに消えてしまいました。
園芸店で目にしたので早速求めました。

 

2019/10/20 撮影…「黄鶴」

 

 2017/10/27 撮影

 〃

 

 2017/10/28  撮影



<  2015 年  >
2015/03/09 撮影
32015/03/12 撮影
2015/03/31 撮影
2015/04/09 撮影


< 2014 年 >
2014/10/16 撮影
2014/10/17 撮影
2014/10/18 撮影
2014/10/21撮影
2014/10/23 撮影
2014/10/24 撮影
2014/10/25 撮影
2014/10/27 撮影
2014/10/29 撮影
2014/11/02 撮影
2014/11/07 撮影
2014/11/10 撮影
2014/11/11 撮影
2014/011/14 撮影
2014/11/23 撮影
2014/11/30 撮影
2014/12/05 撮影

< 桃花大文字草 >
2014/10/16 撮影
2014/10/17 撮影
2014/10/18 撮影
2014/10/21 撮影
2014/10/23 撮影
2014/10/24 撮影
2014/10/25 撮影
2014/10/27 撮影
2014/10/29 撮影
2014/11/02 撮影
2014/11/07 撮影
2014/11/10 撮影
2014/11/11 撮影
2014/011/014 撮影
2014/11/23 撮影

2014/11/30 撮影
2014/12/05 撮影


 ・  2014/11/11 撮影


< 2011 年 >
2011/03/04 撮影


< 2010 年 >
今年の株は例年よりも小さめで
花の時期も遅いように思います。

2010/11/16 撮影
2010/11/16 撮影




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バラ ( 薔薇 )……「クロード・モネ」

2014-11-10 |  10月 の花たち

                                  2014/10/19 撮影

2014/10/23 撮影

[ バラ科バラ属の落葉低木 ]

鑑賞用として栽培される園芸品種で、
フランスの育種会社デルバール社「画家のバラ」シリーズのうちの一つです。
作出は2012年。
モネの画風をイメージしてクロード・モネと命名された
やさしい色彩の薔薇です。
樹高は、約100cm。
樹形は中型シュラブ(半つる性バラ)で、
枝に棘があります。
葉は、柄と托葉を持ち、
奇数羽状複葉で、
頂小葉は側小葉より大きく、やや光沢があります。
花期は、四季咲き(*1)。
花は、アプリコット系で、
ピンクに淡いオレンジイエローの絞りが入り、
カップ咲きからロゼット(*2)に咲き、
径8cmの中大輪で、高い香りがあります。
庭植えや鉢植えに用いられます。
名は、19世紀後半から20世紀初期を代表する印象派の巨匠、
フランスの画家クロード・モネに由来しています。

 (*1) 四季咲き…春から夏・秋・初冬にかけて数回開花します。
 (*2) ロゼット…八重咲きのバラの花びらのような配列です。

やさしい風情と良い香りに、
思わず求めてしまいました。


2014/10/19 撮影




2014/010/23 撮影
〃 



2014/10/24 撮影  








2014/10/27 撮影





2014/10/29 撮影





2014/10/31 撮影





2014/11/02 撮影






2014/10/19 撮影




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テンニンソウ ( 天人草 )

2012-10-03 |  10月 の花たち

                                  ↑ 2014/09/30 撮影

2014/09/30 撮影


[ シソ科テンニンソウ属の多年草 ]

北海道~九州にかけて
山地の落葉樹林内や林縁・草地などにしばしば群生します。
草丈は、50~100cm。
地下の根茎は太く、基部が木質化し、
茎は四角、時に上部で枝分かれします。
葉は、短い柄を持ち、長さ10~20cm長楕円形~広披針形の黄緑色で、
先が尖り、縁に鋸歯があります。
下部の2~3節は鱗片葉で、
続く各節ごとに葉を対生に付けます。
花期は、9~10月。
茎先から穂状花序を出し、淡黄色の唇形花を密生します。
若い花穂は苞葉につつまれ、開花につれて苞葉は落ちます。
4本の雄しべと1本の雌しべが花弁より長く飛び出しています。
名は、花穂の林立する姿を雲上の天人に見立て、
開花にともない包葉が剥がれ落ちるのを天人が天花を撒くのに譬えた、
葉がコガネムシ類に食い荒らされてぽろぽろになった様子を天人の羽衣(破衣)とみた、
など言われていますが、はっきりしないそうです。

10年ほど前に園芸店で求め、庭隅に植えたものだと思いますが…
花弁の色が白に近いこと、
上部の葉腋からも穂状花序が出ていることなど、
調べて見ましたが、
触れている図鑑は見当たりませんでした。


2014/09/30 撮影


2014/10/01 撮影

2014/10/04 撮影


2014/10/06 撮影

2014/10/11 撮影


2014/10/18 撮影



<  2012 年  >
2012/10/03 撮影



2012/10/14 撮影






ご訪問ありがとうございます。
孫に勧められて山野草ランキングに参加しましたが、
今まで通りのんびりとしたペースで続けたいと思いましたので
退会することにしました。
クリックのお願いをいたしまして、
ご協力いただき、
本当にありがとうございました。 
                             みなみ


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フウチソウ ( 風知草 )

2011-11-01 |  10月 の花たち

                                ↑ 2011/10/20 撮影

2011/10/18 撮影…斑入り
2011/10/30 撮影

[ イネ科ウラハグサ属の多年草 ]

1属1種で日本特産です。
本州の関東西部~東海地方・紀伊半島の
山地の斜面や岩壁の凹地に自生します。
草丈は、40~70cm。
根は横に伸びます。
葉は長さ10~20㎝の披針形で、
若葉のうちは、一般のイネ科と変わりがありませんが、
成長するにつれて、葉の付け根あたりで表裏が反転します。
裏に隠れた表面は白色を帯び、表に現れた裏面は緑色で光沢があり、
脈が隆起して表のように見えます。
花期は、8~10月。
円錐花序を出し、散開し下垂して、
10~20㎜の小穂をまばらに付けます。
小花の基部に中~長毛があります。
古くから山野草として愛され、
石垣や草盆栽などにも用いられました。
また観賞用として黄葉種や斑入り種が広く栽培されています。
「風知草」はウラハグサの園芸上の通称です。
名は、柔らかな細長い葉が、
わずかな風にも軽やかに揺れる様子から付いたそうです。
別名;ウラハグサ(裏葉草)

細い葉が風にやさしく揺れる姿は風情があります。


2011/03/25 撮影・・・芽生え
2011/09/09 撮影
2011/0922 撮影
2011/09/24 撮影
2011/10/11 撮影
2011/10/18 撮影
2011/10/20 撮影
2011/10/20 撮影
2011/10/21 撮影
2011/10/24 撮影
2011/10/26 撮影
2011/10/28 撮影
2011/11/01 撮影
2011/11/13 撮影
2011/11/15 撮影
2011/11/18  撮影
2011/11/23 撮影
  2011/11/27  撮影
  2011/12/12  撮影








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シモバシラ ( 霜柱 )‥‥‥「花と氷の結晶」

2011-10-19 |  10月 の花たち

                         ↑ 2011/10/10 撮影

2011/10/10 撮影

2011/01/07 撮影…氷の結晶(氷柱)

[ シソ科シモバシラ属 の多年草 ]

本州関東地方以西~九州にかけて、
山地の木陰に自生します。
草丈は40~70cm。
茎は四角形でややかたく、上部は枝分かれします。
葉は短い柄を持ち、長さ8~20㎝、幅3~3.5㎝の広披針形で先は尖り、
うすい洋紙質、縁には鋸歯があって、対生します。
表面の脈上に細毛があり、裏面には腺点があります。
花期は9~10月。
枝の上部の葉腋から総状花序を出し、
花穂の片側に白色の唇形花を多数つけます。
花冠は長さ約7㎜で、上唇は浅く2裂、下唇は3裂して中央の裂片はやや大きいです。
雄しべは4本です。先が2つに分かれた雌しべと共に花冠からとび出します。
萼は長さ約3㎜で等しく5裂します。
果実は、分果です。
冬になると茎は枯れますが、根は活動を続け地中の水分を吸い上げます。
枯れた茎の中に留まった水分が冷気で氷結し、茎が裂けて霜柱のような氷の結晶が現れます。
名は、冬枯れの茎に霜柱のような氷の結晶(氷柱)が出来ることから付いたそうです。
別名 : ユキヨセソウ(雪寄せ草)

日当たりに植えていますが、丈夫でよく増えす。
切らずにおいた枯れ茎に、
今年は1月7日と8日の2回、
朝日に輝く氷の花(氷の結晶)を見ました。
風のないきびしい冷え込みの朝でした。


2011/01/08 撮影…氷の結晶


2011/04/02 撮影

2011/04/19 撮影
2011/08/12 撮影

2011/08/14 撮影

2011/09/07 撮影

A株の花
2011/09/18 撮影
2011/09/19 撮影
2011/09/22 撮影
2011/09/23 撮影
2011/09/25 撮影
2011/09/26 撮影
2011/09/27 撮影

B株の花
2011/09/19 撮影
2011/09/23 撮影
2011/09/24 撮影
2011/09/25 撮影
2011/09/26 撮影
2011/09/27 撮影

2011/09/27 撮影
2011/10/17 撮影
2011/11/01 撮影




< 2010 年 >
2010/10/12 撮影
2010/10/13 撮影


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シロバナササリンドウ ( 白花笹竜胆 )

2010-10-31 |  10月 の花たち

                            ↑ 2011/10/25 撮影

2011/10/24 撮影

[ リンドウ科リンドウ属の多年草 ]

* 花の名札に書かれていた解説
ササリンドウの白花種。
9月~11月頃に開花し、白花の美しい花を咲かせる。
切花や茶花などに利用できる。
多年草で草丈は15cm~25cm位になる。

・ササリンドウと同じ。

  「 10月の花たち・竜胆 」参照


2011/10/24 撮影
2011/10/25 撮影
2011/10/26 撮影
2011/10/29 撮影


< 2010 年 >
青紫色の花に10日ほど遅れて、白花が咲き始めました。

2010/10/24 撮影…つぼみ
2010/11/03 撮影
2010/11/06 撮影
2010/11/09 撮影



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リンドウ ( 竜胆 )

2010-10-31 |  10月 の花たち

                              ↑ 2010/10/25 撮影

2010/11/02 撮影

[ リンドウ科リンドウ属の多年草 ]
 広義には、リンドウ属・ツルリンドウなどの総称です。

本州~九州にかけて、
丘や山地の日当たりの良い草地に自生します。
草丈は、20~100cm。
葉は、柄が無く、披針形で基部がやや丸く、
縁に細かい突起があつてざらつき、対生します。
花期は、9~11月。
茎頂や上部の葉腋に、青紫色、稀に白色の花を1個から数個、
上向きに付けます
釣鐘状で花筒が長く、
先が5裂して裂片の間に副裂片があり、外側に反り返ります。
日が当たると開き、日が翳ると閉じます。
園芸品種の改良が盛んで、
庭植え・鉢物または切花用としての栽培もされます。
根茎を乾燥し、生薬の竜胆(りゅうたん)として、
健胃薬に用います。
葉の形が笹に似ているので笹竜胆(ささりんどう)とも呼ばれ、
源氏の家紋の一つとして知られています。
名は、苦味の強い根を竜の胆(きも)にたとえ、
漢名の竜胆を「りうたむ」と発音し、転化して「りんどう」になったそうです。
別名 ; エヤミグサ(疫病草・瘧草)・ くたに・ササリンドウ(笹竜胆)

* 多くの歳時記に、笹竜胆は竜胆の白花種と記されていますが、
 図鑑などには、竜胆の名称の1つと記されています。

先日、笹竜胆という名札を、園芸店で初めて見たので求めました。
蕾のうちから楽しみにしていた花が咲きました。
やや明るい青紫色でした。
さっそく小さな虫のお客さまが来ました。


2010/10/19 撮影…つぼみ
2010/10/25 撮影
2010/10/25 撮影…アリが来ています

2010/10/27 撮影…新しい蕾が
2010/11/06 撮影


 笹竜胆を求めた時の名札に書かれていた解説文

北海道~九州、東アジアに分布する
チョウセンリンドウの変種。
日当たりの良い草原などに自生している。
草丈15~25cm位で、
9月~11月頃に青紫色の花を咲かせる。
切花や茶花などにも利用できる。多年草。

・風通し、日当たりの良い所で管理する。
・春と秋に遅効性の肥料を与える。
・排水性の良い用土で植えると良い。
・夏期は風通しの良い、半日陰で管理する。
・夏期の直射日光は葉やけの原因になるので注意。



< 日本のリンドウ属 >
リンドウ属はリンドウ科の中の属の一つで、
アフリカを除く全世界に500種ほどあり、
日本には13種ほどが分布しています。
茎は直立し、葉は対生または輪生し、
花は一般に紫色で稀に白色、茎頂や葉腋に付きます。
花冠はふつう5裂し、裂片の間に副片があります。


ー 日本のリンドウ属の主な種 ー

< 一年草と越年草(二年草) >
・フデリンドウ(筆竜胆):越年草
 北海道~九州にかけて、
 山野の日当たりの良いところに自生します。
 高さは6~9cm。
 根生葉は小さく、ロゼット状にならません。
 茎葉は広卵形でやや厚く、
 花期は4月〜5月。 

・コケリンドウ(苔竜胆);越年草
 本州~九州にかけて、
 日当たりの良い草地に自生します。
 草丈は3~10cm。
 茎はよく枝分かれし、
 根生葉はロゼット状になる。
 花期は3~5月。
 萼裂片は平開し、反り返る。
 
・リュウキュウコケリンドウ(琉球苔竜胆);越年草
コケリンドウの変種。
九州(鹿児島県島嶼)海岸の
隆起サンゴ礁の砂れき地に自生する。
 草丈は3~5cm。
 全株無毛。茎は基部で分枝し、
 葉は長楕円形または卵形、長さ5~13㎜、無柄。
 花期は3~4月。
 花は枝端に束生し、花冠は萼筒よりもわずかに長い。
 ・絶滅危惧種・

・ハルリンドウ(春竜胆);越年草
 本州~九州にかけて、
 日当たりの良いやや湿った山野の湿地に群生することが多い。
 根生葉はロゼット状になる。
 花に細長い柄があり、花冠の長さは2.5cm以上で小柄。
 草丈は5~15cm。花期は3~5月。

・タテヤマリンドウ(立山竜胆);越年草
 ハルリンドウの高山型変種。
 北海道、本州中部以北の日本海側に分布し、
 高山や亜高山の湿原や湿り気のある場所に自生する。
 草丈は7~20cm。花期は5~7月。

・ヒナリンドウ(雛竜胆);一年草または越年草
 八ヶ岳の限られた地域だけに自生する。
 花冠は淡青色で、裂片は平開する。
 草丈は3~7cm前後。花期は7~9月。
 ・絶滅危惧種・

・コヒナリンドウ(小雛竜胆);一年草または越年草
 ヒナリンドウの変種。
 本州の日光・南アルプス・白山高地区の
 草地に自生する。
 形はヒナリンドに似ているが、
 丈が低く、根生葉は大型で、茎葉より大きい。
 草丈は5cm前後。花期は6~9月。
 ・絶滅危惧種・

< 多年草 >
・ミヤマリンドウ(深山竜胆)
 北海道~本州の中部以北に分布し、
 小型で高山帯の湿原や湿り気のある場所に自生する。
 草丈は5~10cm。花期は7~9月。

・イイデリンドウ(飯豊竜胆)
 ミヤマリンドウを基本種とする変種。
 福島県・新潟県・山形県にまたがる飯豊山地に特産し、
 やや乾いた岩礫地の小低木群落の中に生育する高山植物。
 花冠がやや大型で、開花時に花冠副片が直立する。
 草丈は5~12cm。花期は7~8月。

・リシリリンドウ(利尻竜胆)
 北海道の利尻山・大雪山系・夕張岳の
 湿った草地や砂礫地に自生する。
 花冠は5裂して裂片は平開、花冠の副片が内側に曲がり、
 花筒を塞ぐ形になる。
 草丈は5~15cm。花期は7~8月。
 
・トウヤクリンドウ(当薬竜胆)
 北海道~本州中部以北の高山帯の砂礫地や草地に自生する。
 花は淡い黄色で花弁には緑色の斑点がある。
 草丈は10~25cm。花期は8~9月上旬。

・ヨコヤマリンドウ(横山竜胆)
 北海道大雪山高山帯の
 乾いた草地に自生する。
 花冠はほとんど開かない。
 草丈は5~10cm。•花期は7~8月。

・アサマリンドウ(浅間竜胆)
 本州南部~九州にかけて、
 山地の林内に自生する。
 リンドウより小型で、葉は柄がなく対生する。
 花の内面に緑色の斑点があり、
 花冠と卵形の萼片も平開する。
 草丈は10~25cm。花期は10~11月。
 
・リンドウ(竜胆)
 リンドウ科リンドウ属の多年生植物の1変種。
上記参照

・エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
 ホソバエゾリンドウの変種。
 北海道~本州近畿以北にかけて、
 山地の湿地帯に自生する。
 花冠裂片は開出する。
 比較的大型で花付きがよいため園芸品種として改良され、
切花用に生産されている。
 草丈は30~100cm。花期は9~10月。

・エゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆)
 エゾリンドウの変種。
 北海道~東北地方の山地や高山の草原に自生する。
 小型で、花は茎の先端のみにつき、花冠はあまり開かない。
 草丈は10~40cm。開花は7~9月。

・ホロムイリンドウ(幌向竜胆)
 北海道~本州の低地~亜高山帯の湿原に自生する。
 エゾリンドウに似ているが、
 葉の幅が細い線状披針形で、対生する。、
 茎頂と上部の葉腋に青紫色の花を数個ずつ付ける。
 草丈は30~80cm。花期は9~10月。  

・オヤマリンドウ(御山竜胆)
中部地方以北の亜高山帯の湿地や草地に自生する。
 エゾリンドウにやや似ているが花が小さく、
 花弁はわずかに開くのみ。
 草丈は60cm位。花期は8~9月。

・ヤクシマリンドウ(屋久島竜胆)
 屋久島の高所の岩場に自生する。
 細い葉が密に輪生し、
花茎の先端に、
 筒状で鐘形をした青紫色の花を一輪付ける。
 草丈は7~20cm。花期は8月。

・ホソバリンドウ(細葉竜胆)
 本州~九州にかけて、
 山地の草原などの湿原に自生する。
 リンドウに似ているが葉が細い。
 草丈は20~80cm。花期は9~11月。

・ツクシリンドウ(筑紫竜胆)
 葉はふつう線状披針形。

・キリシマリンドウ(霧島竜胆)
 霧島で発見された固有種。
 草丈がやや低く、葉が比較的に細く披針形。
園芸品種の交雑親とすることが多い。
 草丈は10~30cm。花期は8~10月。

・クマガワリンドウ(隈川竜胆)
 葉がやや細く、花の色がやや濃く丸みがある。
 草丈は10~20cm。花期は8~10月。


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ススキ ( 薄 / 芒 )

2010-10-28 |  10月 の花たち

                                     ↑ 2010/10/24 撮影

2010/10/23 撮影

[ イネ科ススキ属の多年草 ]

日本各地の日当たりの良い山野に自生します。
確りした地下茎を持ち、短く枝分かれして
地上に多数の茎を出します。
叢生(そうせい)する茎(偽茎)は大きな株を作ります。
草丈は、1~2m。
葉は線形、中央に太く硬い葉脈があり、
縁には硬く細かい鋸歯(きょし)があって
不用意に触れると手を切ることがあります。
花期は、7~10月。
茎頂に長さ20~30cmの大きな花穂(かすい)を付け、
中軸から10~20本の枝を出し、
長い柄と短い柄の小穂が対になって付き、
黄褐色を呈します。
小穂の長さは5~7㎜、基部に白い毛があり、
雄しべの葯(やく)は紅紫色です。
花後は白い毛が伸びて穂全体が白くなります。
観賞用の園芸品種もあります。
名は、すくすく立つ木(草)の意から
付いたと言う説もあります。

薄の花穂、また、薄は、
花が尾に似ていることから「尾花」とも呼ばれます。
秋の七草の一つに数えられ、
昔から親しまれて歌や俳句に詠まれました。
中空の茎の中に神霊が宿る、とも言われます。
十五夜の飾りに薄の穂は欠かせません。
薄(芒)は「茅(かや)」とも呼ばれ、
茎葉は屋根を葺くのに用います。
他に、炭俵を編んだり
寸莎(すさ)として土壁にまぜるなど利用されました。
また開花直前の穂で木菟(みみずく)を作ったりします。

庭隅に植えてあるので日照不足なのでしょうか、
十五夜の飾りにはいつも花穂が間に合いません。


2010/10/06 撮影

2010/11/20 撮影…ほうけた穂

2021/09/19 撮影



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ホトトギス ( 杜鵑草 )

2010-10-27 |  10月 の花たち

                     ↑ 2011/10/24 撮影

2011/10/24 撮影

[ ユリ科ホトトギス属の多年草 ]

北海道西南部、本州関東地方以西~九州にかけて、
山地の木陰の湿った岩場や林縁などに自生します。
草丈は、40~80cm。
地下茎を垂直に伸ばし、節から根を出します。
茎はふつう垂直か斜めに伸びますが、崖地などでは垂れ下がります。
茎の毛は上向きに密生します。
葉は長さ6~11㎝の長楕円形で、基部が茎を抱き、
両面に軟毛があって、2列に互生します。
花期は、8~10月。
花柄にも毛が密にあり、
葉腋に有毛な小花柄を持ち、
径約2.5㎝の漏斗状鐘形の花を2~3個ずつ上向きに付けます。
花被片は6枚、白地で内面に紅紫色の斑点が多数付き、
基部に黄斑が付きます。外片は3個で基部が丸くふくれています。
雄しべは6個で、上半分は開いて、先端にT字状に葯が付き、雌しべはその上に被さります。
花柱は三つに分かれ、先が2裂します。
果実は、さく果で線状長楕円形の山稜形です。
初冬に地上部の茎や葉などが枯れ、地中の根や地下茎が残ります。
休眠状態で冬を越して、翌年再び葉が出ます。
ホトトギス属には
変化に富んだ多くの種類があり、
また色々な園芸品種が観賞用に栽培されています。
渋い味わいが好まれ茶花に使われます。
名は、花の紫の斑点を
鳥のホトトギスの胸毛の模様に見立てて
付いたそうです。
葉に油のしみのような斑点があるところから
油点草とも呼ばれます。
ホトトギス属は、
東アジアを中心に20種ほどあり、
日本には10種が分布しているとのことです。

毎年、やさしい香りの花を咲かせています。
草丈があるので、
玄関などに活けて静かな花を楽しんでいます。


2014/10/18 撮影


<  2011 年  >
2011/08/28 撮影

2011/10/16 撮影

2011/10/18 撮影

2011/10/20 撮影

2011/10/20 撮影

2011/10/22 撮影

2011/10/23 撮影

2011/10/25 撮影

2011/10/26 撮影

2011/10/27 撮影

2011/10/28 撮影…盛り

2011/10/29 撮影

2011/10/31 撮影

2011/11/03 撮影

2011/11/05 撮影

2011/11/07 撮影…昨日の雨で..

2011/11/10 撮影

2011/11/13 撮影

2011/11/17 撮影


<  2010 年  >
2010/10/14 撮影…つぼみ

2010/10/25 撮影


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台湾杜鵑草の園芸品種……「白秋(はくしゅう)、東雲(しののめ)、青竜(せいりゅう)」

2010-10-24 |  10月 の花たち

                           ↑ 2011/10/21 撮影…白秋

[ ユリ科ホトトギス属の多年草 ]

台湾ホトトギスは、茎の先端に多数の花を付け、ランナーでよく増えるのが特徴です。 
性質が強健で繁殖力が旺盛なので、
交配により色々な改良品種が作られました。
また近頃、日本で園芸用として流通しているものは、
日本固有種のホトトギスとタイワンホトトギスとの交雑種がほとんどで、
観賞用に栽培されています。


ハクシュウ
(白秋)
 2011/10/21 撮影

タイワンホトトギスの交配種です。
花被片は6枚で白地に赤紫色の斑点が入ります。
茎の先端に花を上向きに着けるので、
切り花に用いられます。
「白秋」の名にふさわしい静かなたずまいを感じます。
草丈は、30~80cm。
花期は、9~11月。
耐寒性が強く、日照は、日向~半日陰向きです。
夏の乾燥と高温に弱く、葉灼けに注意します。
水切れをしない様に注意して、表土が乾いたら、たっぷり与えます。

2010/10/18 撮影…つぼみ1
2010/10/19 撮影


シノノメ
(東雲)
2010/10/25 撮影

タイワンホトトギスの交配種です。
花被片は細めで、
はっきりとした太めな斑紋があり、
花は大きめで平開しません。
草丈は、40~80cm。
花期は、8~10月。
耐寒性が少し弱く、寒冷地では保護が必要です。
日照は、日向~半日陰向きです。
夏は葉灼けに注意します。
水切れをしない様に注意して、表土が乾いたら、たっぷり与えます。

2010/10/25 撮影…つぼみ

 

セイリュウ (青竜)
2011/08/10 撮影

タイワンホトトギスの交配種です。
花被片は青紫色で中心部に斑紋が入ります。
茎は直立し、やや小型です。
草丈は、40~80cm。
花期は、8~10月。
耐寒性が少し弱く、寒冷地では保護が必要です。
日照は、日向~半日陰向きです。
夏は葉灼けに注意します。
水切れをしない様に注意して、表土が乾いたら、たっぷり与えます。

2011/08/06 撮影…つぼみ
2011/08/10 撮影
2011/08/28 撮影
2011/09/12 撮影…株が確りして


タイワンホトトギス (台湾杜鵑)
2010/08/04 撮影
2010/09/18 撮影



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