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しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

シロホトトギス ( 白杜鵑草 )

2010-10-24 |  10月 の花たち

                           ↑ 2010/10/14 撮影

  2010/10/16 撮影

[ユリ科ホトトギス属の多年草]

手持ち図鑑でしらべましたが、
詳しくは載っていませんでしたので、
ネットからの抜き書きと見た目からの雑感です。


ホトトギスの白花品種です。
北海道~九州にかけて、
山野の日陰に自生します。
草丈は、30~100cm。
茎は褐色の毛が密生し、茎は葉に抱かれるます。
葉は、長楕円形で緑色、縁は全縁、互生します
花期は、9~11月。
茎頂と上部の葉腋に、白い花を数個ずつ上向きに付けます。
花被片は6枚で、基部に黄色の斑点があります。
雄しべは6本、花柱は3つに分かれて各先が2深裂します。
果実は、蒴果です。
別名 : シロバナホトトギス(白花杜鵑草)

花の盛りを迎えましたが、

今年の酷暑の故か
花の大きさが不揃いで、
葉焼けも起こしてしまいました。
明るい日陰に植え替えようと思っています。

 

 2017/10/06 撮影 〃

 2017/10/14 撮影…実


<  2016 年  >
 2016/04/08 撮影

 2016/04/10 撮影

 2016/04/18 撮影

 2016/04/29 撮影
 
 
 <  2011 年  >
2011/08/28 撮影
2011/10/10 撮影
2011/10/11 撮影
2011/10/12 撮影
2011/10/14 撮影
2011/10/14 撮影
2011/10/16 撮影
2011/10/17 影撮

2011/10/18 撮影
2011/10/20 撮影
2011/10/24 撮影


<  2010 年  >
2010/10/10 撮影…ほころび始めたつぼみ
2010/10/14 撮影


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キバナノホトトギス ( 黄花の杜鵑草 )

2010-10-24 |  10月 の花たち

                                   ↑ 2010/10/19 撮影

[ ユリ科ホトトギス属の多年草 ]

九州宮崎県のやや明るい林床や林縁の斜面などに自生します。
草丈は、20~50cm。
全体に短毛を散生します。
根茎は短く、粗いひげ根があります。
茎は暗紫色で直立し、開出毛が少しあります。
葉は、長さ10~15㎝の長楕円形で濃緑色、茎をあまり抱きません。
花期は、9~11月。
茎の上部の葉腋に短い花柄を持ち、
径2.5㎝の黄色の花を1〜2個上向きに付けます。
花被片は6枚、黄色で暗紫色の斑点を散布し、漏斗状に開きます。
雄しべは6本、雌しべは1本、花柱は三つに分かれ、先が2裂します。
果実は、蒴果で細い山稜形です。
別名 : キホトトギス(黄杜鵑草)

以前から庭隅に
毎年細々と咲いていました。
葉は濃緑色で斑紋があり、
花は葉腋に1~2花ずつ付けて
黄色の地に紅紫色の細かい斑点があり、
6枚の花被片が上向きに展開しています。
確かな名前は解かりませんが、
図鑑で調べたところ
キバナノホトトギスのように見受けました。

 2010/10/19 撮影



<  2011 年  >
2011/03/11 撮影

 


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アキチョウジ ( 秋丁子 )

2010-10-18 |  10月 の花たち

                             ↑ 2010/10/16 撮影



[ シソ科ヤマハッカ属の多年草 ]

本州岐阜県以西~九州にかけて、
山地の木陰など半日陰に自生します。
草丈は、60~90cm。
茎は4角く直立し、稜には下向きの毛があります。
葉は、短い柄を持ち、細長い長楕円形で長さ7~15㎝、幅2.5~5㎝、
両端は長く尖り、縁には鋸歯があり、対生します。
花期は、9~10月。
茎頂や葉腋に円錐形の花穂を出し、
長い花柄のある青紫色の唇形花を数段にわたって付けます。
花冠は長さ1.7~2㎝、筒部は長く上唇は反り返り4裂、
下唇は舟形で前方に突き出します。
雄しべは4本でうち2本は長く、雌しべと共に下唇の中にあります。
萼は上唇が3裂し、下唇はやや長く2裂、裂片は三角状で鈍頭です。
果実は、4個の分果からなり、宿存性の萼の底にあります。
関東・中部地方の山地に見られる「関屋の秋丁子」とよく似ています。
茎・葉は駆虫剤・香料に用います。
名は、秋に丁子に似た花を秋に付けることから付いたそうです。
別名 : キリツボ(桐壺)

昨年は元気に花をたくさん付けて
楽しませてくれたのですが、
今年は酷暑のせいか葉焼けをおこし、
花つきもよくありません。


2011/03/20 撮影…芽生え

 


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ハナトラノオ ( 花虎の尾 )

2010-10-06 |  10月 の花たち

                             2010/10/06 撮影

 〃

[ シソ科カクトラノオ属の多年草・北米東部原産 ]

明治の末ごろに渡来したのではないかと言われ、
観賞用に栽培されています。人家周辺で野生化したものが見られます。
草丈は、30~100cm。
茎は4角で節があり直立し、全体ほぼ無毛です。
地中につるを伸ばして繫殖します。
葉は、柄が無く、披針形で長さ4~12㎝、幅8~30㎜、
質はやや厚く、縁には鋭い鋸歯があり、十字に並び、対生します。
花期は、7~10月。
茎頂に細長い四角錐の花穂を出し、淡紅色・紫紅色・藤色・白色などの
唇形花を密に付けます。
花冠は長さ2~3㎝、筒部は基部が細く、中部から上は太くふくらみ、
上唇はやや外側にふくらみ、下唇は3裂して中央の裂片は少し幅広く、
先は浅く切れ込みます。
内側に紫紅色の小さい斑点があります。
雄しべ4本、雌しべ1本です。
苞葉は披針形で十字状に並びます。
萼は鐘形で5裂し、先は尖っています。
果実は分果で、花が咲いた後、萼がふくらんで内側に分果を包みます。
暑さ寒さに強く、丈夫なので花壇にも植えられています。
別名 : カクトラノオ(角虎の尾)

7月~8月に花が咲いた後、
4~5枚の葉を付けた節を残して茎を切ると、
10月に2番花が咲いてきます。


2010/10/06 撮影




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ヒガンバナ ( 彼岸花 )

2010-10-06 |  10月 の花たち

                             2010/10/05 撮影

2010/10/07 撮影…アゲハチョウ

[ ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草 : 毒 ]


古く中国から渡来した帰化植物と考えられています。
日本では、
本州~九州にかけて、
畦や堤・路傍など人里の明るい場所に多く群生しています。
草丈は30~50cm。
葉は根生し、長さ30~60㎝、幅6~8㎜の線形で鈍頭、
質はやや厚くやわらかく光沢があって濃緑色です。
中脈沿いに白緑色の筋が入ります。
花後の晩秋に葉が伸びはじめ、冬を越して翌年の春に枯れます。
花期は、9~10月。
地下の鱗茎という球根から花茎を伸ばし、
茎頂に花柄を持つ赤色の花を数個散形状に付けます。
花被片は6枚で長さ4㎝の狭披針形で、外側に強く反り返り、
縁には強いフリルがあります。
雌しべは6本で花被と同色、花の外に長く突き出ます。
結実せず、球根でふえます。
全草にリコリンなどのアルカロイドを含み有毒です。
昔は、澱粉を多く含む鱗茎を水でさらして有毒成分を除き、
救荒植物として食用にしました。
名は、ヒガンバナは秋の彼岸の頃に咲くことから、
マンジュシャゲは天上の紅い花をあらわす梵語から、付いたそうです。
地方の俗名が多くシビトバナ(死人花)や天蓋花(テンガイバナ)・ステゴバナ(捨子花)・
ユウレイバナ(幽霊花)など50余の呼称があります。
別名 : マンジュシャゲ(曼珠沙華)

例年より遅く、
高く花茎を伸ばし、
筆のような蕾を付けて、
やっと開き始めました。


2010/10/02 撮影…つぼみ

2010/10/05 撮影


<  2011 年  >
2011/03/05 撮影…冬の間も青々としている葉


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ミヤギノハギ ( 宮城野萩)

2010-10-04 |  10月 の花たち

                               ↑ 2010/10/04 撮影

2010/10/17 撮影

[ マメ科ハギ属の落葉低木 ]

本州~九州にかけて、
温帯の林縁や草地にやや稀に自生し、野生化しています。
庭園や公園、人家に植えられ、栽培されています。
高さは、1~2m。
茎は束生し、上部は反り返って曲がり、
花の咲く頃には枝先がしばしば地に着くようになります。
全体に絹状の伏毛があります。
葉は、柄を持ち、三出複葉で互生します。
小葉は楕円形で両端とも次第に細くなって鋭形です。
表面は深緑色で無毛、裏面は淡緑色で毛が多いです。
花期は、8~10月。
花は、葉腋から総状花序を出し、蝶形花を多数付けます。
旗弁は楕円形で強く外側に反り返って紅紫色、
翼弁は濃色、竜骨弁は翼弁より長く紅紫色で鎌状に曲がります。
雄しべは10本です。
萼は深く5裂し、裂片は披針形で先端は尖ります。
果実は豆果、広楕円形で細毛があり、中に1個の種子を生じ、
熟しても裂けません。しかし種子の実るものは少ないです。
仙台市内の宮城野にはツクシハギがあり、本種の野生はありません。
ケハギに最も似ていますが、起源に関しては未だ定説はありません。
名は、萩の産地として名高い宮城野市にあやかって付いたそうです。

大株の花が垂れ下がって、
風に揺れるさまは

見事で風情があります。


2011/08/03 撮影

2011/08/28 撮影
 〃

2011/09/16 撮影…昨日が咲き始め
 〃
 〃

2011/09/25 撮影

2011/10/10 撮影

2011/10/11 撮影

2011/10/17 撮影

2011/11/01 撮影


<  2010 年  >
2010/10/08 撮影

2010/10/17 撮影

2010/11/03 撮影…実




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