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しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ホトトギス ( 杜鵑草 )

2010-10-27 |  10月 の花たち

                     ↑ 2011/10/24 撮影

2011/10/24 撮影

[ ユリ科ホトトギス属の多年草 ]

北海道西南部、本州関東地方以西~九州にかけて、
山地の木陰の湿った岩場や林縁などに自生します。
草丈は、40~80cm。
地下茎を垂直に伸ばし、節から根を出します。
茎はふつう垂直か斜めに伸びますが、崖地などでは垂れ下がります。
茎の毛は上向きに密生します。
葉は長さ6~11㎝の長楕円形で、基部が茎を抱き、
両面に軟毛があって、2列に互生します。
花期は、8~10月。
花柄にも毛が密にあり、
葉腋に有毛な小花柄を持ち、
径約2.5㎝の漏斗状鐘形の花を2~3個ずつ上向きに付けます。
花被片は6枚、白地で内面に紅紫色の斑点が多数付き、
基部に黄斑が付きます。外片は3個で基部が丸くふくれています。
雄しべは6個で、上半分は開いて、先端にT字状に葯が付き、雌しべはその上に被さります。
花柱は三つに分かれ、先が2裂します。
果実は、さく果で線状長楕円形の山稜形です。
初冬に地上部の茎や葉などが枯れ、地中の根や地下茎が残ります。
休眠状態で冬を越して、翌年再び葉が出ます。
ホトトギス属には
変化に富んだ多くの種類があり、
また色々な園芸品種が観賞用に栽培されています。
渋い味わいが好まれ茶花に使われます。
名は、花の紫の斑点を
鳥のホトトギスの胸毛の模様に見立てて
付いたそうです。
葉に油のしみのような斑点があるところから
油点草とも呼ばれます。
ホトトギス属は、
東アジアを中心に20種ほどあり、
日本には10種が分布しているとのことです。

毎年、やさしい香りの花を咲かせています。
草丈があるので、
玄関などに活けて静かな花を楽しんでいます。


2014/10/18 撮影


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2011/08/28 撮影

2011/10/16 撮影

2011/10/18 撮影

2011/10/20 撮影

2011/10/20 撮影

2011/10/22 撮影

2011/10/23 撮影

2011/10/25 撮影

2011/10/26 撮影

2011/10/27 撮影

2011/10/28 撮影…盛り

2011/10/29 撮影

2011/10/31 撮影

2011/11/03 撮影

2011/11/05 撮影

2011/11/07 撮影…昨日の雨で..

2011/11/10 撮影

2011/11/13 撮影

2011/11/17 撮影


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2010/10/14 撮影…つぼみ

2010/10/25 撮影


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