京都東山の紅葉の名所のひとつ、「真如堂」。
ご本尊に阿弥陀如来をお祀りする天台宗の寺院です。正式には「真正極楽寺」といいます。
永観2年(984)に創建され、大きな伽藍を構える寺院に。その後、応仁の乱で焼失。足利義政の寄進で、現在の地に。本堂は、重要文化財です。
「ここの紅葉、すごいんだよね~」と、毎年訪れているミモロ。「きっと今年は、格別だと思うよ~」と期待と共に訪れました。
門から続く、なだらかな石段。その両脇から、紅葉した楓の枝が伸びています。
「わ~やっぱりすごい~」とキョロキョロと、周囲の紅葉を眺めながら進みます。
目の前に広がる鮮やかな世界。
三重塔も、まるで艶やかな衣をまとっているように見えます。
「わ~なんて素敵なんだろ…」赤や黄色の落ち葉が覆う地面。
その上を、サクサクと音を点てながら進みます。
そして上を見上げると、空を覆う鮮やかな紅葉。「もう感激!」
ここは、紅葉の数ある名所の中でも、自由に境内を散策できます。
「ちょっとひと休み~」
ネコらしく枝に上って休憩。「だってあまりに美しくて~」その美しさに圧倒されたミモロです。
境内には、楓の木が多く、しかも、自由に思う存分楽しめるのが、「真如堂」の魅力。
ミモロの体も赤く染まりそうな紅葉です。
「ホントすごいよね~」とミモロが見惚れていると、周囲には、おじさんカメラマンがいっぱい。
「こっち向いて~」とカメラのシャッタが切られます。なんかまるでモデルさんみたい。
「真如堂」の本堂および有料で拝観できる石庭などもありますが、今回は、紅葉だけを見物します。
さて、境内の楓の林の奥に進むと、そこは墓所になっています。
実は、ここ「真如堂」は、三井家の菩提寺です。
墓所の一角には、三井家代々の墓石が並びます。
「あ、つい最近行った『旧三井家下鴨別邸」の三井家の総領家の北三井家のお墓がある」とミモロ。
特別なご縁はありませんが、お詣りするミモロです。
本堂には、三井家が寄進した多数の仏具があり、それには三井家の家紋がはいっているそうです。
「あさちゃんも参拝にきたのかなぁ~」と、ミモロ。きっと参拝されたこともあったかも…。
毎年、三井グループの法要が営まれるとのことです。
「ここ京都の地元の人がよく訪れる紅葉の名所なんだよね~」とミモロ。
朝や夕方は、観光客が少なく、静かに紅葉が楽しめます。
「わ!ここの落ち葉、さっきのところと感じ違う…」
ミモロは、落ち葉で遊びます。
「葉っぱのお帽子・・・似合う?」 うん、よく似合うよ~
陽が西に傾くまで、ミモロは、紅葉の世界で過ごしました。
*「真如堂」の詳しい情報は、ホームページで
紅葉の名所、南禅寺、永観堂、金戒光明寺を巡るのもおすすめです。
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