京都の紅葉は、北の山から始まり、次第に町中へと降りてきます。
「今、紅葉を楽しむなら、まず北の方向に行っとかなくちゃ~」と、日曜日に、ミモロは高雄に出かけました。
嵐山と高雄を結ぶパークウエイ。その道沿いには、鮮やかな紅葉が彩っています。
ミモロは、車の窓から身を乗り出して見物。「キレイ~」と感動しています。
そういえば、昔、カラーテレビが家庭に普及し始めたころ。家具調の「高雄」という堂々としてカラーテレビが発売されていました。その画面には、鮮やかな紅葉が映し出された広告でした。懐かしい~
さて、ミモロが目指したのは、パークウエイにある「菖蒲谷大駐車場」。ここで、この日、イタリアの自動車メーカーの「フィアット」がイベントをするのです。
「なんかいろんな車見られるんだって~」と、乗り物好きのミモロ。
広い駐車場には、続々とフィアットやアルファロメオなどイタリア車が入ってきます。
ミモロのお目当ては、古いタイプの車や珍しい車。
「わ~これカワイイ~。すごく小さい車だね~」
今、人気の500の原型ともいうべきタイプ。「これ、ルパン三世が乗ってるんだよね~」
古いタイプの車には、今の車にはない、趣があります。時代と共に、エンジンのパワーが増し、さまざまな機能が装備された車と違い、パワーも少ないし、乗心地だってよくないはず。でも、それよりもっと愛すべき魅力が備わっているから、オーナーさんたちは、新車に乗り換えず、高い自動車税を支払い、毎年整備を行い、維持しているのです。
日本では、長く1台の車に乗り続けないように…とも思える税制が布かれています。「ものを大切にするといけないみたいだよね~。ヨーロッパでは、古いものが大切にできるのに…」とミモロ。新しいものを購入することで、経済を活性化しよとするもの。「ゴミが増えるのにね~」
会場には、いろいろなブースがあって、入場者には、お土産のクッキーが渡されました。
「ありがとう~」とクッキーをもらってうれしそう。
赤いユニフォームを着たスタッフが、笑顔で「ミモロちゃん、ゆっくり遊んでいってね~」と。
ミモロは、会場内をあちこち散策。
いろいろな場所で記念撮影も…。
マーケットのテントも覗きます。「いろんなもの売ってる~」
ミニカーやアンティーク雑貨やフィアット関連グッズなどが訪れた人たちの関心を呼んでいました。
「なんか喉渇いた~」とミモロ。食べ物のテントもあって、そこへ。
「ドーナツだ~」このお店は「YetioFazenda」という彦根にある焙煎珈琲のお店。ドーナツは、滋賀県産のオーガニック小麦で作られたもの。自家製のフルーツシロップのホットドリンクも人気です。
車を見て回った後、ミモロは、ホットドリンクを飲みながら、高雄の紅葉を楽しむことに。
「わ~やっぱり今年の紅葉は素晴らしいね~」。昨年に比べ鮮やかな紅葉は、本当に見事です。
「もっと近くで見よう~」と得意の木登り。さすがネコ・・・
木の下から、見上げる紅葉の枝。青空に映えていっそう鮮やかに…。
このフィアットのイベントは、モータージャーナリストなどのトークショー、またビンゴゲーム、試乗会などいろいろなプログラムが用意され、秋の休日をのんびり過ごすようなサービスが。
でも、ミモロは、1時間ほどで、この会場を後にしました。
「ミモロちゃん、もう行っちゃうんですか?イベントこれからですよ~」とスタッフの方に言われたミモロ。
「ごめんね~。ほかの場所にも行かなくちゃいけないの~」と。
ミモロが会場から、再び高雄パークウエイを抜け、周山街道に入ったのは、11時頃。
すでに山へと向かう道は、車の長い渋滞が始まっていました。
高雄から下鴨までも戻るルート選びが、紅葉シーズンは問題に…。
「嵐山に近づかないようにしなくちゃ~」と。この時期、多くの人で身動きができなくなる嵐山。駐車場も少ないので、絶対に電車で行くのがおすすめです。
丸太町通に一瞬下り、道路の車線の多い、堀川通に住宅の間の道を抜けます。
堀川通から、北大路通に出れば、それほどの渋滞に巻き込まれません。
無事にお昼前に下鴨に到着。
紅葉シーズン、車での移動は、早い時間に。団体のツアーバスが動きださない前が狙い目です。
もちろん町中の渋滞もかなり。特に、紅葉の名所が多い、東山エリアを通る東大路通は、清水寺に向かう五条通の交差点は、普段でも車が動かないのですが、この時期は、ものすごく時間がかかります。
「行けるところは自転車が一番だよね~」とミモロ。
バスも動かないので、地下鉄など電車での移動を…
「さぁ、これから鞍馬に行こう~」と、ランチを終えたミモロは、叡山電車に乗るために、出町柳駅へと向かいました。
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