大晦日の夜、ミモロは、「あ、もう行かなくちゃ~」と、「紅白歌合戦」の途中で、急いでコートと帽子を身に着けて「百万遍知恩寺」に向かいました。境内に到着すると灯りがともる建物へ走ります。
「間に合うかな~」と息を弾ませ向かったのは、茶人ランディー・チャネル宗榮さんの「除夜茶会」です。


「こんばんわ~。まだ、大丈夫ですか?」とミモロは、玄関に入るなり受付に声を掛けます。
「ミモロちゃん、いらっしゃいませ。まだ大丈夫ですよ~。走って来てくれたんだ~。どうぞ上って、ちょっとお待ちください」と、ミモロのお友達の栗山さんが迎えてくれました。


ミモロは、受付で1500円納め、お茶席に入る券をもらいました。
待合のお部屋で、コートと帽子を脱いで、お茶席にはいる準備をして待っていると、「どうぞ、こちらへ」と案内されました。
「わ~素敵~」「除夜茶会」のお席は、お座敷に和蝋燭が灯され、なんとも素敵な雰囲気です。

そしてミモロは、並べられた椅子の一番前に座ることに・・・。「どうしよう。ミモロ、お正客になっちゃった~」。でも、何度かお茶席経験のあるミモロは、落ち着いています。
いよいよお茶会が始まりました。お茶会の趣向は、穏やかな年を迎えることを願うもの。

お点前が始まり、じっと見つめるミモロです。


「お菓子をどうぞ~」と促され、いただくのは薯蕷饅頭です。絵馬の形に象られた饅頭には、2018年の干支の戌の焼き印が…。


お菓子をいただき終わると、お抹茶がミモロの前へ。


と、ミモロは、お薄をいただきます。スッキリとした味わいのお茶は、ランディーさんのオリジナルのお抹茶だそう。
「美味しいかったです」といい、飲み干すと、

「ミモロちゃん、楽しんでいただけましたか?」

お道具などがよく見えるように、部屋に電気を付けてくださいました。


「布袋様の柄の茶器・・・お茶碗には瓢箪が付いてる~新年を迎えるのにふさわしいおめでたいものばかり~」と、その趣向を楽しみます。
床の間には、水引のついた炭が置かれています。「これは、五山の送り火の大文字の炭です」との説明。

そしてその両脇には、酉と戌が、年の移り変わりを物語っています。


お茶席を後にし、再び身支度をすると、「あの~さっき飲んだお茶いただけますか?お家でお茶点てたいんで~」とお抹茶を購入することに。

「今日は、ありがとうございました。よいお年を~バイバイ」とミモロ。


ランディーさんと栗山さんの素敵な笑顔に見送られたミモロ。「すごく楽しい「除夜茶会」だったね~」と、2017年の最後に過ごした時間のすばらしさに感激しました。
時はすでに23時。「もう、数珠まわしおわっちゃったかな~」といいながら、「百万遍知恩寺」の御影堂に向かいました。

ミモロもその輪の中に入れてもらって、大きな数珠をまわしました。
それが終わると、いよいよ除夜の鐘がつかれ始めます。すでに撞く人には整理券が配られています。残念ながら、遅く到着したミモロは、その整理券を手にすることはできませんでした。
そして0時になり、新しい年が始まると、御影堂では、「修正会」が行われます。新しい年の平穏を願う御経が、堂内に響き渡ります。
「今年もいい年になりますように~」とミモロも法然上人の御像に手を合わせました。
御影堂を出ると、境内に響く除夜の鐘。そのそばで、甘酒の接待が。
「あ、あなた去年も来た子ね~」と、ミモロを覚えていてくださった方々。「はい、甘酒どうぞ~」


響き続ける除夜の鐘。「まだ108つになってないんだ~」

今年も、大晦日の夜を、「百万遍知恩寺」で過ごしました。

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