ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

都を守る玄武の小山「船岡山」。織田信長公を祀る「建勲神社」

2016-09-24 | パワースポット

京都の北西に位置する小高い山・・・「船岡山」。ここは平安京が定められたとき、風水に基づき、都を守護する「北」の玄武の小山と崇められた場所。
もともとの平城京は、現在の「京都御所」の位置より西に内裏を築きました。内裏の北に位置するのが、この「船岡山」で、その南に都のメインストリート朱雀大路が通っていたのです。

その山には、明治2年、明治天皇の命により織田信長をご祭神にする「建勲神社(たけいさおじんじゃ)」通称「けんくんじんじゃ」が創建されました。

「お詣りしよう…」とミモロは、神社がある船岡山に上ります。
「よいしょ~。結構石段、急だね~」
山に向かって石段が続きます。そばにもっとなだらかな石段もありますが・・・。
「こっちの方が、近いかも・・」
石段を上がった山の中腹には、「稲荷命婦元宮」の社が。
 この社は。伏見稲荷大社の命婦社の親神の「霊狐」を祀ります。つまり「伏見稲荷」の元宮なのです。
また、そのそばには、「義照稲荷神社」という奈良時代、このエリアに住んだ帰化人秦氏の守護神で、西陣の守護神でもあります。
  

この山の中腹には、山が大きな岩盤であることを示す岩が露出した部分が見られます。
標高112m、山の周囲1300mの小山は、約3億年前の古生代の海底だった地層が隆起したもの。
「え~ここ昔、海だったの~」
昔と言っても、日本列島ができる時代のお話です。

ミモロ、本殿に行きますよ~。岩に上り始めたミモロ…そこから行くのは無理・・・「あ、そう…」

都を守る山として、そのパワーは強く、京都のパワースポットのひとつです。

山頂の東側に広がる境内山の西側には、船岡山公園や広場、野外演奏場などがあります。

まずは、御祓いをして、本殿に参拝します。


拝殿、本殿、そして本殿前の神門の建物は、平成20年に国の登録有形文化財に指定されました。


さて、「建勲神社」に織田信長公が祀られたのは、応仁の乱などで、戦火にまみれた京の都。多くの町衆が家を焼かれ、世情不安な時代を過ごすことに。その後、信長が天下統一を果たし、京都の町に平和が訪れます。
ここ「船岡山」は、桓武天皇が平安京を造営したように、平和な都を守護する場所。信長の功績に、秀吉の時代に、正親町天皇の勅許を得て、信長の霊地となったのが、神社のルーツと言われます。明治時代に明治天皇により、別格官幣社に列せられました。そして明治43年にそれまで山腹にあった社殿を移転し、現在の山頂に社殿を構えることに。



山頂からは、大文字の如意ヶ岳、そして比叡山を望みます。


都、そして国の平安を願う山なのです。

参拝をしたミモロ・・・「気を付けて降りなくちゃ~」再び急な石段を慎重に後ろ向きで降りてゆきます。



*「建勲神社」の詳しい情報はホームページで


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