京都から、車や電車で気軽に行ける琵琶湖。昔から、京都の人とのかかわりの深い地域です。琵琶湖といえば、そこにポッカリ浮かぶ「竹生島」が有名。琵琶湖八景のひとつに数えられる名勝地です。

古来より、神が宿る島といわれ、島には、島の名の由来でもある「都久夫須麻神社(竹生島神社)」と西国三十三所観音霊場の「宝厳寺」があり、今も多くの崇敬を集める信仰の島でもあるのです。
パワースポットが大好きなミモロ。一度は行ってみたいと思っていた場所。東京から来たお友達といっしょに島に渡ることにしました。竹生島へは、琵琶湖の西の今津港、東の長浜港から観光船が就航されて、それぞれ、約20分から30分で、島に到着できます。ほかにも竹生島を含む琵琶湖クルーズなどもあり、毎日多くの人々が訪れる琵琶湖の名所なのです。
ミモロは、今津港から船に乗り、竹生島へと向かいます。




岸を離れた船からは、琵琶湖の情緒あふれる景色が…「あ、ボート練習してる人たち…」


大正時代に作られたこの歌は、琵琶湖の情景をしみじみ歌う、三高(現・京都大学)の寮歌で、歌手・加藤登紀子が昭和46年にカバーして、日本中に知られるようになりました。


「なんかいい感じ…」たった30分ほどの船の旅ですが、低く雲が漂う岸の景色は、なんともしっとりとした風情・・・

ほどなく船は、竹生島に到着。


「わーいっぱい鳥がいる…」竹生島は、南側の一部にしか、人のいる場所はありません。観光土産物店や神社、お寺関係者は、この島に、通っていて、基本的には、住むことはなく、無人島なのです。その島を占領しているのが、カワウです。大きなコロニーを形成するカワウの糞により、木々は枯れ、水質汚染も起こっているそう。
たくさんのカワウに迎えられ島に上陸。


ミモロがのった船は、再び今津港へ。ミモロの竹生島での滞在時間は75分。「またあとでね~」と手を振り船を見送ります。

まず、ミモロは、「竹生島神」に参拝することに・・・・



花崗岩の島は、湖にポコンと浮き出たよう。島全体が大きな岩という感じです。だからいたる所に、急な階段が続きます。
ミモロが、初めに訪れたのは、島の南側に位置する「竹生島神社」です。
平安時代の創建と伝わる由緒ある神社。建物は国宝で、秀吉の伏見城の遺構と言われ、華やかな桃山文化を物語る建造物です。



本殿の前には、龍神さまを拝む拝所が湖に向かって建てられています。


ここでは、お願いごとをする「かわらけ投げ」が大人気。




「あ、飛んだ~」ミモロのかわらけは、大きく宙を舞い、鳥居のそばから湖の中へ。「鳥居に行かなかったけど、かなり飛んだからOKだよね~」と、今度は、満足そう。「絶対お願い叶うもんね~!」と。
「竹生島神社」のご祭神は、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)で、開運、交通安全の神さま。「確か女性の願い事をかなえてくれる神様だったんじゃない…」とミモロ。また商売繁盛の宇賀福神、浅井比売命(あさいひめのみこと)、龍神様の4柱をお祀りしています。
摂社には、「黒龍大神」さまや、



「白巳大神」さま、「弁財天」さま、「大己貴神」さまもお祀りされています。



「ここに来ると、いろんな神様のパワーがいただけるんだ…」と。ミモロは、それぞれの社を熱心にお詣りします。
社務所にも、お守りなども種類豊富。



金運のパワーの強力な白巳さまの「福小判」・・・「え?失礼ね!ネコに小判だなんて…プンプン…」
中でも、一番パワーを感じたお守りがこの「運気向上」ときっぱりと書かれたもの。


「見るからに、パワーがある…」とミモロも迷わず購入…。お守り袋は3種類ありましたが、いずれもなかなか趣味がよい色の組み合わせ…持つだけで、「運気向上」しそうです。
さぁ、次は、階段を上がって、「宝厳寺」へ行きましょう。「そこに日本三弁財天のおひとりがいらっしゃるんだって…パワーすごいらしいよ…」と…。
*「竹生島神社」の情報は、ホームページで

ブログを見たら、金魚をクリックしてね。ミモロより
琵琶湖に浮かぶ風情ある島の写真でした。
島の中に、いろいろな神社があるって、初めて知りました。
ミモロちゃんのリポート、いつも楽しくて、
いっしょに旅をしている気分になります。