夏のある日、ミモロは、お友達を誘って、朝の京都駅近くの真言宗総本山「東寺」に出かけました。


いつもたくさんの参拝者がいる境内も、さすが、朝の6時前は、ほとんど誰もいません。
「あ、まだ蓮の花咲いてる~」池には、美しい蓮の花が、ミモロを迎えてくれました。


さて、ミモロが、朝6時に「東寺」に出かけたのは、朝のおつとめに参加するため。
「東寺」では、毎朝、弘法大師空海様に朝ごはんをお供えする「生身供(しょうじんく)」が行われ、そのとき、いっしょに参拝ができるのです。
まずは、境内の手水でお清め。

到着したのは、6時前だったので、法要が行われる「大日堂」は、まだ門が開いていません。


本来は、空海上人がお住まいになっていた「御影堂」で行われるのですが、現在、修復中のため、「大日堂」で行われます。
境内に時を告げる鐘の音が響くと、門が開き、信者の方々が次々に中へ進まれます。

ミモロのような初めてのものでも、本堂にあがり、参拝できます。

ご本尊の大日如来さまのお姿の前で、僧侶と信者の方が唱える御経に手を合わせます。
僧侶の方が、口にマスクのような紙を垂らし、しずしずとお膳を大日如来さまのお隣りの空海上人のお像の前に、運びます。
「空海さまの朝ごはんタイムなんだ~」とミモロ。この法要は、高野山でも行われるもの。以前、高野山で拝見したことがあります。
最後に、空海上人が持ち帰ったという仏舎利がはいったもので、「お舎利さん」と呼ばれるお加持を授けていただきます。
ミモロも、信者の方に促され、お加持を頭と手にいただきました。
「ありがたいね~」とミモロは感激。
だれでも参列できる朝のおつとめです。
そして、仮設テントでお大師さまおさがりのお茶も頂戴しました。
さらに「これも頂いたの~」

心洗われるような朝のおつとめ。「また参加したい~」とミモロ。そう、だれでも参列することができます。
帰る途中に、「高野山遥拝所」にも参拝します。

朝のおつとめに参加したミモロ。「なんかいい気持~」とさっぱりした表情です。

「もうやってるはず、行ってみない?」というお友達。
「なあに?」とミモロは、わけもわからず従います。
向かったのは、「東寺」の東門のそばにある和菓子屋さん「東寺餅」です。


「すごい7時からやってるんだ~」と驚くミモロ。
店内では、すでにいろいろな和菓子が出来上がっています。
名物は「東寺餅」です、


小さな大福のようなお餅。「あの~2つください~」とミモロ。ひとつずつ袋に入れてもらいます。
「お腹空いた~」というミモロ。さっそくお店の外でいただきます。

「わ~できたて、フワフワで柔らかい~餡もほどよい甘さ~美味しいね~」と、朝ごはんの前に、おめざをいただきました。
毎朝6時に行われる「東寺」の朝のおつとめ。「また、来ようね~」というミモロでした。
ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより

人気ブログランキング
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます