つい最近から、三条通のそばを流れる白川に蛍が飛び始めました。

さて、お日様が沈み、夜の闇があたりを包む頃、三条通の橋の付近には、ポツポツと光が現れます。蛍です。


「わーあそこにも…」ミモロのそばには、やはり蛍を見に来た人たちが、じっとその光を見守っています。

「小さいんだね~」玉虫色の体は、約2センチほど。お尻の部分から光が…。そして、やがて手の中から、再び川の方向に飛んでゆきました。短い命…その光は、今という瞬間を精いっぱいに生きる姿…。
6月中旬まで、白川では、蛍を見ることができます。「おうちのすぐ近くで、蛍が毎年見られるなんて、なんて素敵なんだろ…」清らかな水にしか姿を見せないという蛍が、街中で見られる京都って、やっぱり素敵です。
京都では、白川以外にも、もちろんいろいろな場所で蛍が見られます。哲学の道、糺の森なども有名…。
さて、次の朝、ミモロは、近所のお散歩に…。
神宮道から南禅寺方向に歩いていると、「あ、こんなところに花菖蒲が咲いてる…」


「そうだ~もしかして、野村美術館の裏の花菖蒲、咲いてるかも…」と、ミモロは、南禅寺へと向かいました。
途中、信号待ちした「京都国際交流会館」では、ツツジが満開。

南禅寺の参道を進み、山門へ。


まさに緑したたる景色…ミモロは、大きく深呼吸。「気持ちいいねぇ~」
境内の木々の緑は、以前より色濃くなって、葉も大きく育ち、辺りに緑の空気が漂うよう…。

「あ、ミモロちゃんおはよう・・・」顔なじみの方が、お散歩していました。「これかわいいでしょ…」「え、なに?」



こういうオブジェって、すごく洒落ています。もっといろんなところにあるといいのにね…。
南禅寺の境内を北に抜けて、ミモロが、いつも春、しだれ桜を見に来る通りへ進みます。この辺りは、お屋敷街。一軒の区画も大きく、りっぱなお屋敷が並んでいます。昔、関西のお金持ちの人たちが、こぞって別荘を建てたところ。庭には、琵琶湖からインクラインを通って水がめぐり、なんとも贅沢…


その一角にあるのが、野村美術館。美術館の裏手にあたる西側は、趣ある前庭があります。いつもは、立ち入り禁止なのですが、花菖蒲のころになると、その柵が開き、少し中に入れます。今は、柵が閉じていて、ミモロは、脇から中を…。

はるか向こうに、1輪の花を見つけました。

ここの花菖蒲の姿は、周囲の建物との調和から、なかなか趣があります。規模は小さいのですが、ミモロの好きな景色です。
さぁ、岡崎神社方向に歩いて、戻りましょ…。「お腹空いた~」とミモロ。そこで白川通と丸太町通の交差点にあるコーヒーショップで朝ごはんを。

さぁ、行くわよ~。「は~い」、次の立ち寄りスポットは、岡崎神社です。


「わーツツジがきれい…」今が盛りのツツジです。
ここは、狛犬ならぬ狛ウサギが有名。



「久しぶり~」と、ウサギに抱きつきご挨拶。
本殿には、2匹の福招きウサギが鎮座しています。


朝の散歩の締めくくりは、平安神宮。

本殿そばの右近の橘には、小さな白い花…そして小ぶりな実がみのりはじめていました。



「もう夏だね~」連日、30度を超す暑さ…。いよいよ京都の夏が始まりました。
*ミモロのお散歩コースは、人間なら約1時間。ミモロの場合、途中の寄り道や自然観察などで、それより時間がかかります。

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でも、岡崎神社へは、行ったことないの。
ウサギが鎮座しているとは聞いていたけれど、こんなに可愛いのね。
チョッと、行ってみましょうかねぇ。
ミモロちゃん、お散歩で行けるなんて、羨ましいなっ!
感動的でしょ!6月中旬ごろまで見られるから、
ぜひ行ってみてね~。
岡崎神社のウサギさんカワイイでしょ。自転車で
ちょっと足を伸ばしてみて・・・。