7月23日は、「祇園祭」の宵山。
ミモロは、午後から「大船鉾」にボランティアのお手伝いに行きました。
「大船鉾の厄除け粽、どうですか~」と、京都弁のアクセントで、観光客に呼び掛けます。
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「京都に来る観光客には、京都弁の方が、京都にいる気分になるでしょ」と、これもミモロのおもてなし。
さすが宵山・・・やはり観光客の数は多く、大船鉾にも次々お客様が訪れます。
「厄除け粽、並べなくちゃ…」
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これらの粽は、食べるものではなく、玄関などの高い位置に飾り、厄をよけ、家に福をもたらすといわれるもの。
「粽ひとつください~」とお客様。「はい、700円お納めください」
お手伝いも5年になるミモロは、馴れたもの。テキパキと接客します。
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「わ~もうすぐ売り切れちゃう~」当初の予想を覆し、厄除け粽は、次々に売れてゆきます。
ボランティアの学生さんと一緒に、次々にお客様に対応します。
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「もうこれ最後だって~」
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そして6時前には、ついに完売。
「あの~厄除け粽、1つください…」と訪れるお客様には、「申し訳ありません。今年の厄除け粽は、売り切れです。また来年お願いします」と丁寧に…。
「でもよかった~完売して~」と、ホッとするミモロです。すでに手ぬぐいは人気で、宵山を待たずして完売したそう。
「ミモロちゃん、お疲れ様~。夕ご飯食べてきて~」といわれ、ミモロは、お弁当が用意された場所へ。
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4時から始めたお手伝い…終了の10時まで、立ち続けなくてはなりません。「結構体力いるんだよね~。でも、ミモロ、今年は1日だけだから…」以前は、3日間お手伝いしてフラフラになりました。
「すごく大変だけど、やっぱりお手伝いしたくなっちゃうんだよね~」と、一緒にボランティアをする方々と。
ボランティアをする方の多くは、京都以外の土地から、京都が好きで暮らし始めた人や、わざわざ東京からお手伝いするために来ている人もいます。「京都の人のやること、したいよね~」と思うミモロと、同じように思う人が多いということ。
食事を終えて…
「ミモロちゃん、今度は、鉾に上がるお客様に呼びかけて~」と頼まれ、「は~い」とミモロは拝観受付へ。
そこで「鉾に上がるお客様は、こちらで、拝観剣をお求めください。今なら待ち時間30分ほどです」と大きな声で呼び掛けます。
でも、今年ミモロ自身は、まだ鉾に上がっていません。
そして、鉾に上がる人を誘導したり、お客様の靴を管理する仕事などを担当し、やがて10時を迎えました。
「う~疲れた~」さすがのミモロも、ずっと立ちっぱなしで、疲れた様子。
ミモロがそろそろお手伝いを終える頃、お友達がミモロを訪ねて来てくれました。
「初めまして~」と挨拶したのは、お友達の息子さん。
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宵山のこの日、「南観音山」」では、「あばれ観音」が行われ、そちらを見物にいくのだそう。
「ミモロちゃんは、行くの?」「う~ん、前に2回、見たことあるから、今夜は、どうかなぁ~」と。
ボランティの人たちが仕事を終えて帰ったころ。ミモロは、まだ帰りしたくをしています。
「ミモロちゃん、今なら鉾に上がれるけど…」との声。「え?ホント?」とミモロは、今年初めて鉾に上がることに。
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「わ~うれしい~」もう諦めていただけに、嬉しそうなミモロ。
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鉾からの眺めを楽しみます。
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「明日は、巡行~きっとすごく立派だろうなぁ~」と、町を進む「大船鉾」の姿を思うミモロでした。
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そして「またね~」と、「大船鉾」の龍頭にお別れを言って、会所を後にします。
「ミモロちゃん、お疲れ様~」「え?だれ?」そこには、優しい瞳の龍頭がじっとミモロを見守っていました。
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23日は、朝一に大船鉾の粽を頂き、残りの山鉾も全て見て回り、午後からはみたらし祭りに行ってきました。
お昼前にも大船鉾に立ち寄り、御朱印を頂いてきたんですよ。
もうちょっと遅くまでいたら、ミモロちゃんに会えたんだ
と思うと、とても残念です・・・。
でも、またの機会を楽しみに。
そしていつか、山鉾巡行を見てみたいです。
巡行の日も、粽を頂けたらいいのになと思います。
ミモロ、小さいので、なかなか大船鉾にいても見つからないと言われています。
でもよく町で声かけられるんですよ~。
きっといつか会えると思います。
その日を楽しみに~