「着いた!」ミモロは、兵庫県の阪神「住吉駅」から徒歩5分にある「白鶴酒造資料館」に到着しました。
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ここは、灘の醸造メーカー「白鶴酒造」の酒造りなどを広く伝えるための資料館です。
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寛保3年(1743)に創業した清酒の醸造元「白鶴酒造」。ここ灘は、日本でも屈指の酒どころとして江戸時代から知られます。良質の水、厳しい冬の寒さなど、清酒醸造に適した環境から、数々の銘酒を生み出してきました。
ミモロは、その当主が開館した「白鶴美術館」からトコトコと山を下って、ここに到着。
実は、「白鶴美術館」と「白鶴酒造資料館」の間を歩くウォーキングラリーが行われていて、2館のスタンプをもらうと、記念品とソフトクリームがプレゼントされるのです。
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さっそくスタンプを押してもらい、記念のファイルと甘酒を頂きました。
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「歩いて来た甲斐があった~」と記念品に弱いミモロはうれしそう。
ソフトクリームは、阪神御影駅そばの「白鶴御影MUSE]というショップでいただけるのですが、今回は、そこまで行けそうにありません。残念…
「え~」と不満そうなミモロをなだめ、2階の資料館へ進みます。
2階は、昔の酒造りの工程を、実際に使った道具で蔵人の人形が再現。
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広いスペースに、昔の道具が展示されています。
道具は、実際に使われたものなので、それを使う人形も本物の人間サイズです。
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「白鶴酒造」は、昔から丹波杜氏の伝統の技で酒造りがされていて、それをベースに、現在は、新技術と設備を導入した酒造りが行われているのだそう。
洗米、蒸米、放冷、麴室、酛仕込み、三段仕込、上槽、滓引き・火入れ、貯蔵、樽詰めなどの酒造りの工程を、実際の現場にいるような感覚で見ることができます。
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「なんかいい香りがしてきそう…」
かつては、酒造りの現場には、蔵人たちが歌う「酒造りの歌」が響いていたそう。
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展示室で、ミモロが突然足を止めたのは…この文字の前…
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「あ、みもろじゃないんだ~」自分の名前が書かれていたと勘違い。酒造りに大切な醪(もろみ)です。
では、1階に戻りましょう。
1階の展示スペースには、昔のポスターをはじめ、「白鶴酒造」の歴史がわかる資料などが展示されています。
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「あれどこかな?」とキョロキョロ。ミモロが探していたのは、試飲ができる「きき酒コーナー」です。
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ここだけでしか味わえない搾りたての純米原酒やこの時期に相応しい品などが試飲できます。
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「クンクン、いい香り~」と味わうミモロ。「これも飲みたい~」と次は、にごりゆず酒です。
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「う~柚子の香りがして美味しい…飲みやすい~」とすっかり気に入った様子です。
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「お代わりしてもいいかな?」え?試飲のお代わり…
そばは、「白鶴酒造」の製品が並ぶショップです。
そこでミモロが気に入ったのは、ガチャガチャ。
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清酒のミニチュアボトルがゲットできるここならではのガチャガチャ。
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「コレクションしたくなちゃうね~危険かも…」
種類豊富な品々…「お土産買わないの?」
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う~欲しいけど、京都までもってゆくの重い…。そういう人は、宅急便で送れます。
「白鶴美術館」から「白鶴酒造資料館」と御影・住吉エリアを歩いたミモロ。
西宮駅には、「酒ミュージアム」があり、1月15日まで「めでたい浮世絵」展、そして1月28日~3月5日には「節句の人形」展が開催されます。
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「また来ようね~」京都から日帰り旅で来れる場所。
すでに夕暮れ17時で、ここも閉館。
「白鶴酒造資料館」の最寄り駅、阪神「住吉駅」から京都を目指します。
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「なんかレトロな雰囲気の駅舎だね~」
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そう、明治38年(1905)に開通した阪神本線。この駅は、昭和4年に高架駅になって以来、ほぼ変わらぬ姿です。
ちなみに、隣りの御影駅との距離は500mで、阪神本線で最も近く2駅です。
阪神本線で梅田駅へ、そこから阪急電車で京都へ。あ、もう寝てる…美味しいお酒を試飲して、気持ちよさそうに眠るミモロでした。
*「白鶴酒造資料館」の詳しい情報はホームページで
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