ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

お散歩のお伴に、軽量の天然の竹でできたウォーキングポール。寺町通の「アルカサル工房 御所南店」

2021-10-10 | ショップ

「これなぁに~?」と、寺町通を北に進み、もう少しで丸太町通という場所にあるお店のウィンドーに足を止めたミモロ。

茶色の棒が並んでいます。「剣道の竹刀じゃないし~…」

このお店は、今年の春にできたそう。「アルカサル工房」という名前です。


棚には、先端部分がカーブしたスティックが…


「あの~これなんですか?」とミモロは、お店の中へ。
「いらっしゃいませ~」とお店にいらしたのは、ここの店主の益子さん。


「これは、お散歩などのお供に使うウォーキングポールです」と。


「これがあると、歩くときの膝や腰への負担が少なくなって、歩くのが楽になるんですよ~」と。


不思議なカーブの先端には、ゴムが付いていて、地面に触れたときの衝撃もやわらげ、滑りも抑え、歩く動作に推進力を与えるのだそう。

また、手で持つ部分は、コルクのグリップで、握った感触もソフトで、滑りにくくなっています。


さて、この工房は、北東北地方出身の益子亮介さんが始めたもの。長年勤めた会社を退職し、奥様の故郷、京都に暮らし、以前から得意だったものづくりを本格的に始めたとか。

すでに北海道にいる頃から、何か人の役に立つものを作りたいと、いろいろ考え、そこで考案したのが、ウォーキングポールです。
広い原野を歩くノルディックウォークも盛んな北海道。そこからヒントを得たフォルムなのです。

さまざまな素材で多くのウォーキングスティックなど、歩行補助用具は世の中に出ていますが、天然素材のものは少ないよう。
ただしこの製品は、あくまで歩行を助けるもの…という位置づけで…そのためスィック(杖)といわずポールと名付けられています。

益子さんが、目を付けたのは、北海道に育つ「千島笹」、通称「根曲がり竹」というもの。京都に育つ真竹より、重い雪に耐えて育った笹は、柔軟性に富んだ特性を供えているとか。

内部は、空洞になっているので、木製とは異なり軽いものに…。


節の部分を削り、滑らかに整え、それを、独特なカーブを作るために、バーナーで熱しながら、曲げり作業が行われます。


「ホント軽い~」とミモロも試しに歩きます。


「2足歩行を楽にするんですよ~」と益子さん。「ミモロ、歩くの遅いんだ~これがあればもっと速く歩けるかも…」

使う人の身長に合わせてS,M,Lの3種類があり、1本の価格は5000円ほど。


また、携帯に便利な折り畳み式のものも。


すべて益子さんが一本一本丁寧な作業を施される手作りの品。

「これはあくまでお散歩など、ちょっと歩くのを助けるもので、健康補助用具ではありません。天然素材ですから、アルミ製の杖のような強さはありませんから、体重を掛けると折れる危険があります」と益子さん。

 

「でも、なんか歩くの楽になりそう~」と、興味津々のミモロ。

「う~あなたにはちょっと大きすぎるから、そのうちピッタリなのつくってあげましょうね~」と。
「はい、楽しみにしてます~」

ご高齢の方だけでなく、歩くことが好きな人にとって、疲れも軽くなって、いっそう歩くことが楽しくなりそうです。

さて、現在のショップは「御所南」にありますが、ここは今年12月までで、それ以降は衣笠の本店のみでの営業になるそう。
「御所南店」の営業時間は13:30~17:00 不定休 ☎080-7822-4877
*「アルカサル工房」の詳しい情報はホームページで



<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 京都生まれの和のコスメで秋... | トップ | 10月なのに涼を求めて「貴船... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ショップ」カテゴリの最新記事