12月3日まで、秋の特別公開が行われている京都鞍馬の「白龍園」
「うわ~この秋の紅葉も見事だね~」と、毎年訪れているミモロも感激。
美しい日本庭園には、苔が覆う石段をはじめ、景色が楽しめるように小径が園内に点在するあずまやをめぐれます。
石段を包むように枝を伸ばす楓の木…思わず見上げるミモロです。
ここ「白龍園」は、昭和37年に、京都の服飾メーカーの「青野株式会社」の創業者が、縁あって所有することになった山にあります。もともとこのエリアは、古代より山の神が住む霊域と伝えられる場所。しかし、当時は、荒れた山として放置されていたのです。
そこで、創業者の青野さん(現社長のおじいさま)が、自ら山の整備に乗り出します。専門業者のアドバイスを受けつつ、実際に整備作業は、青野さんのご家族をはじめ、社員とその家族、地元の人たちによって行われました。
新入社員だった水相さん。配属されたのは「白龍園」の整備部署。馴れない作業ながら、ご自身いろいろ研究し、石積みや植栽などひとつひとつを進めます。創業者から引き継がれた思いを、次々に叶える水相さん。この山の隅々まで熟知する、まさに「白龍園」の生字引です。
「おや、ミモロちゃん、いらっしゃいませ~今日もゆっくり楽しんでいってくださいね~」と。ミモロと初めて会ったのは、もう8年前になるでしょうか?いつも笑顔で迎えてくださる水相さんにお目にかかるのも、ここを訪れる楽しみになっているミモロです。
水相さんの山への思いは、若いスタッフにもしっかり引き継がれています。すっかりミモロとの顔なじみのみなさん。
苔に生える草をひとつひとつ手で摘まむ作業をはじめ、山に住む動物たちの来訪で予想外の事態にも対処したり、常に山の植物の状態に目を配るスタッフの皆さんです。
「見て~ほら、小さなリンドウがあるでしょ。これ鹿に食べられずに残ったものですよ」と。
苔の中に、本当に小さな花を咲かせる可憐な姿に、本当にこの山を愛する人たちの心を感じるミモロです。
「またね~」と手を振って、園内へと進むミモロです。
「わ~きれい~」園内に置かれた手水には、花が飾られ、ここにもスタッフの方々のおもてなしの心を…
園内の奥には、この山の聖域である「「白髪大神」と「八大龍王」の社があり、そこに参拝。
「この辺りって空気が違うんだよ~」というミモロです。
社のそばにも花手水がありました。
園内に5か所あるあずま屋は、紅葉を眺めるビュースポット。その設計から施工まで、この園に携わる人たちで行ったもの。
「この秋、NHKの人気番組「京都人のひそかな愉しみ」が放送されましたが、ここで撮影があって、本当に驚くほど丁寧に撮影されて、テレビ番組の撮影というより、映画の撮影みたいに大がかりなものでした。本当に美しい映像で、私たちも嬉しく、感激しています。ただ、そこに登場する造園業の棟梁がこの庭で倒れるんですが、放送後、視聴者の方から、うちに『棟梁は大丈夫ですか?』というようなと問い合わせがすごくたくさんありました。う~あれは番組なので…」と苦笑なさるのは、現社長の青野さん。
それほど、多くの人がこの場所に関心を寄せられている証です。
「今年は叡山電車も完全復旧し、鞍馬への観光客も戻ってきました。本当に多くの方から拝観へのご応募を頂戴しました。すでに定員いっぱいのところが多いんですが…」とおっしゃりますが、ご興味がある方は、ぜひ「白龍園」のホームページをご覧ください。
「ここもミモロがお気に入りの場所なんだ~」とミモロの視線からは、ちょうど園内全体が見渡せる場所です。
園内だけでなく、周囲の山々の紅葉を借景にしたのびやかな景色が広がります。
園内を巡るミモロ…「う、ここからもよく見える」と立ち止まります。
そこは、柵の丸太の上…石灯籠のようにすっくと立つ姿に思わず笑ってしまいました。
本当に美しい紅葉とそれを楽しめる園内…多くの方の年間を通じて行われる作業の賜物。京都の他の神社仏閣、庭園もみな多くの人の手が掛けられています。「美しい景色をありがとう…」と、いろいろな場所を訪れるたびに感謝するミモロなのでした。
京都の紅葉の見ごろは、12月初旬まで…。まだ外国人観光客がいないから、ゆっくり見るチャンスと言えるかもしれません。
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