ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

亀岡にある「がんこ楽々荘」。実業家 田中源太郎の生家。小川治兵衛の庭園も

2018-11-02 | グルメ

「亀岡祭」を見物したミモロは、「お腹空いた~」といつものように…。
そこで向かったのは、JR亀岡駅から徒歩5分ほどにある「がんこ楽々荘」です。
 
全国にすしチェーンを展開している「がんこ」。近年、全国に点在する歴史的建造物であるお屋敷に店舗を展開。その保護と保全などを行う「お屋敷がんこ」と言われる活動を行っています。現在、その数10軒。京都には「高瀬川二条苑」という豪商角倉了以が作ったお屋敷も「がんこ」になっています。

以前、そこには行ったことがあるミモロ。亀岡にも「お屋敷がんこ」があると知り、ぜひ訪れたいと思っていたのです。
 
アンティークな家具などが並ぶスペース。ミモロは、お庭に面したカウンターに案内されました。

まずは、メニューを拝見。「二条苑のメニューと内容は同じみたい…」そう、特に亀岡だからというものはなかったよう。
でも、秋の特別御膳がミモロの関心を引きました。
 
「松茸だって…土瓶蒸しと松茸ご飯があるセットにしよう~」と。ちょっと奮発して2786円の「松茸やわらぎ弁当」を注文することに。

「わ~いっぱい~食べきれるかな~」とそのボリュームに感激。
 
庭を眺めながら、のんびりいただくランチ。「今年、松茸初めて~」といい名がら目を細めて…。天ぷらやお刺身などいろいろ種類豊富な料理・・・食べきれないという心配は無用で、最後のデザートとコーヒーまで完食です。
 「なんか全部食べれちゃった~」

食べ終わったミモロは、「あの~お庭拝見できますか?」と店長の向井さんに伺います。
「はい、どうぞこちらから・・・ゆっくりお楽しみくださいね~」とお庭へ案内してもらいました。

そもそもこの「楽々荘」は、明治31年(1898)に、亀岡出身の実業家 田中源太郎が、自らの生家を改築し、5年をかけて作り上げた日本家屋と洋館からなるお屋敷で、1997年に登録有名文化財になっています。また650坪と言われる池泉回遊式庭園は、七代目小川治兵衛の作庭によるもので、こちらも京都府登録文化財です。

「なんか立派な建物~」

「お庭も趣があるね~」と。
 
敷地内を歩きまわるミモロです。

さて、実業家、田中源太郎は、京都と亀岡を結ぶ、現在のJR嵯峨野線の創設者で、衆議院議員や貴族院議員などを歴任した関西政財界の重鎮です。亀岡の発展に尽力した人物で、亀岡市民ならだれでも知っている地元出身有名人。

1922年、69歳の時、山陰本線京都行きの列車に乗車中、保津川橋の上で起きた脱線事故に巻き込まれ、列車もろとも保津川に落下し、亡くなりました。

その後、生家であった「楽々荘」は、1948年から「保津川観光ホテル 楽々荘」として使用されていましたが、2018年3月に「がんこフードサービス」が借り受け、現在の「がんこ 京都亀岡楽々荘」として新たな時代を迎えることに。

 

「ここの洋館素敵~」テラスがある洋館で、夏にはそこで過ごすのも素敵かも・・・
 

現在、全国にある歴史的建造物は、その修理・保全などに多額の費用がかかり、維持が難しいといわれます。
「がんこさんになって、前よりすごく行きやすくなった~」という亀岡市民。

お庭の管理だけでも大変です。手軽価格で、お料理が楽しめる「がんこ」。開業以来、多くの人が訪れる場所になったそう。

「秋になったら紅葉も楽しめそうだね~」と庭を歩くミモロ。


1日の気温の差が激しい亀岡。その紅葉の美しさに、ぜひ足を延ばしたいもの。
 
「京都駅からJRで20分で来れるんだよ~」と、京都の旅でぜひ訪れたい見どころも多い亀岡です。

*「がんこ 京都亀岡 楽々荘」の詳しい情報は、ホームページで



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