ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「丹波の祇園祭」といわれる「亀岡祭」。くじ改めや山鉾の方向転換など見どころいっぱい

2018-11-01 | 祭事・神事・風習

「このお祭り、まだあんまり知られてないけど、絶対将来、注目されるお祭りだよね~」とミモロがいうのは、京都市に隣接する亀岡市の秋祭り「亀岡祭」です。
「丹波の祇園祭」といわれ、山鉾が町を巡行し、まさに祇園祭さながらの祭りなのです。
 
亀岡は、京都駅からJRでわずか20分。「すごく近いんだよね~」とミモロ。明智光秀が治めた地域としても知られます。
「きっと再来年のNHK大河ドラマの主役が明智光秀だから、きっと注目されるね~」と予想される地域なのです。

そこに江戸後期から町衆の力で発展した祭りが、この「亀岡祭」で、その日は学校もお休みという、まさに地元住民総出演ともいえる祭りです。

25日の本祭では、町にある11基の山鉾が町を巡行。「それが見たかったんだ~」とやってきたミモロです。
「亀山城」の城下町の道は、決して幅広いものではありません。そこを巡行する山鉾の方向転換などが見どころになっています。
「祇園祭」では、辻回しといって、山鉾の下に竹を入れて、少しずつ方向転換を行います。ここ「亀岡祭」では、道が狭いということから、大規模な方向転換ではなく、山鉾をクルリとまわす感じで行われるのです。

「いよいよ方向転換だよ~」とその様子を見守るミモロ。
 
止まった山鉾の車輪の下に大きな木を差し込み、ちょっと山鉾を傾けます。

そして山鉾の下にある柱を地面に立てます。


そう、この柱を軸にグルリと山鉾を回転させるのです。「う~なんかすごいね~」と感心するミモロ。
 
男衆が力を合わせていっきに動かします。するとクルリと山鉾は回ります。そしてそれが済むと、またちょっと山鉾を傾けて、柱を地面から外すのです。

山鉾に乗っている人数は10人ほどで、子供が多いので、「祇園祭」のような重さはありません。上の子どもたちは、なかなか馴れた様子。方向転換を楽しんでいるようにも見えます。

「さぁ、くじ改めだ~」とミモロは、会場となる旅籠町通りの中央付近へと向かいます。
山鉾の巡行の順番を決めるくじ取り式は、10月5日に行われました。順番は、くじ取らずの先頭の「翁山」、最後トリである「鍬山」の間を毎年、くじで決めるのです。今年の2番は「難波山」です。

「どこで見ようかな~」とウロウロしていると、「あ、中川さんだ~」と、亀岡に住むお友達を発見。「わ~ミモロちゃん、見に来たの?それはようこそ~。ここよく見えるよ~」と最高のポジションをミモロに譲ってくださいました。
亀岡出身の中川さんは、ご自分も祭りに参加していたそう。今は、お嬢さんとお孫さんが祭りを担っているそう。「お囃子の練習もよくやっていましたよ~」と。今日はお孫さんの晴れ姿を見物にいらしたそう。

 
くじ改めを前に、ずらりとそれぞれの山鉾の代表が勢ぞろい。市長の挨拶の後、くじ改めが始まります。

1番目は、くじ取らずの「翁山」。
 
無事にくじ改めを終えると、山鉾が通ります。「わ~ここで回転させてる~」と驚くミモロ。
「翁山」は、先ほどの山鉾の方向転換をここで行い、観衆を沸かせます。


次に「難波山」が到着。くじ改めを納めます。
  
「この山は、回転させないんだ~」。それぞれの山鉾が独自のスタイルで通り過ぎます。

「わ~なんか祇園祭みたいだった~秋に祇園祭楽しめた感じ~」と屋台などが並ぶ通りを駅に向かって進むミモロです。


ぜひ、10月25日に京都旅を計画したら、来年は、亀岡祭見物に。コンパクトで、親しみやすい「秋の祇園祭」です。

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