ミモロのお気に入りの散歩道…寺町二条。老舗のお茶や紙屋さん、骨董店、ギャラリーなどが連なる大人好みの通りです。
その通りにある1軒の町家…前には、ピンクのブタが置かれているのは、「京都ペレット町家ヒノコ」です。
お店の前には、木の板「これまな板かな?」
「小枝もある」
「なんのお店かな?」とミモロは、ちょっと中に入ってみることに…。「こんにちは~ちょっと見せてくださ~い」と声を。
「はい、どうぞ~」笑顔で迎えてくれたお店の方。
「あの~ここなんのお店ですか?木のお店?」とミモロ。
「そう、木の製品もいろいろありますが、実は、京都の山と、町に暮らす人とをつなぐお店なんです」と。2010年に寺町の大正時代の町家にオープン。以来、さまざまな木、火に関わる品々を扱っています。
「木と火?あ、炭とか?」「そう、炭もいろいろありますよ」
お店の棚には、美しい菊炭をはじめ、いろいろな種類の炭が置かれています。用途によって選ぶ炭です。
「いろんな炭があるんだね~あれ、松ぼっくり…」」これも燃料になります。
「ここでは、ペレットストーブを販売しています」とお店の方。「ペレットストーブってなあに?」とミモロ。
和室の奥に据えられた大きな鉄製のストーブ。
「ペレットとは、木の粉を小さな円筒状に圧縮形成した燃料で、製材所などで出る木のくずなどを再利用したものです。環境にもやさしく、また天然成分100%ですから、安心なんです。だからネコのトイレにも利用できるんですよ」
「あ、これ?」
「使ったことありますか?」と聞かれたミモロ。「あの~ネコだけど、そういうところでは用を足さないので…」と。
ペレットは、着火性にも優れ、ストーブ、グリルなどにも利用できる優れた木質燃料。ここのお店では、専用のストーブやグリルなどを扱っているのです。
最近、鉄製のストーブの人気が高まっているそう。ガスや電気などのエネルギーではなく、自然の燃料で温める家です。ペレットストーブの場合、1日8時間の使用で、1か月の燃料代が約1万円程度だそう。
「エアコンみたいに、乾燥しないから毛並にもやさしいだろうなぁ~」と、エアコンの温風が苦手なミモロ。お部屋では、もっぱらオイルヒーターを愛用してます。
森林の多い日本…でも、林業は今や厳しい状況に…。「もっとみんなが木を使わないと、森がダメになってしまいます」と。
マンションでは、無理でも、一戸建ての家なら、ペレットストーブが使えます。「いいなぁ~」と憧れるミモロです。
店の棚に見つけた昔の家庭にあった七輪。
今やガスや電気のグリルにその地位を奪われ、目にできるのは、料理屋さんや旅館のみ…。「七輪で、お魚焼くとすごく美味しいんだよね~」と、塩焼きに目のないミモロ。味の違いもわかるようです。
森は、木を切りだし、手入れをすることで、元気を蘇らせ、動物たちの住処になり、豊かな自然を育みます。
ここ「京都ペレット町家ヒノコ」では、木や火、森のことを、もっと多くの人に知ってもらうためのセミナーやイベントを開催しているそう。
パチパチ燃える暖炉や囲炉裏…その周りには人々が集まり、和やかな時を過ごします。「いいよね~そういうの…部屋全体をエアコンで暖房すると、みんなバラバラになっちゃうもの…」。便利で快適な暮らしは、人の結びつきを希薄なものにしていると言えるかもしれません。
「これ、なんですか?」と店の片隅に置かれた機械を前に…。
「それは轆轤、木の器を作ります」
木のぬくもりが大好きなミモロ。店には、さまざまな木工製品も並んでいます。
「お風呂じゃないよ~」木のボックスです。
木の積み木、洗濯板もありました。
みんな京都産の木材で作られたものだそう。
あれ?ミモロなにしてるの?後ろを向いて、なにか真剣に取り組んでいます。
そろそろ行きますよ~
「え?もう行くの~」と積み木で遊び始めたミモロ。まだまだお店にいたいよう…
お店の2階には、囲炉裏のあるレンタルスペースが…。
「いろいろなイベントもやりますから、また来てくださいね~」とお店の方に見送られたミモロです。
*「京都ペレット町家ヒノコ」京都市中京区寺町二条下ル榎木町98-7 075-241-6038 10:00~19:00 水曜休み
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ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより
先日店番をしていた廣田です
ヒノコの色々な情報を伝えてくださって、感謝です。ありがとうございます!
ミモロも各地を回って元気そうで何より♪
紅葉のシーズンが楽しみですね♪
また冬にはぜひ、ヒノコのペレットストーブで暖を取りにきてくださいね^^
また個人的にもブログ拝見させて頂きます♪