青蓮院から知恩院を通り、ミモロは、円山公園に入ります。
「わーお花見ムードになってる~」。公園のぼんぼりの下には、ビニールシートが敷かれ、花見の場所取りが進んでいました。
実は、京都では、夜桜を眺めながらのお花見ができる場所は、東京に比べ、格段に少な目です。東京なら、隅田川沿い、上野公園、井の頭公園、愛宕山、洗足池、青山墓地など都内各所で、夜、お酒を飲みながらの宴会が盛んに行われますが、京都では、そういう場所が少ないんです。京都の人に聞くと「夜、寒いからね~」と…。
京都のお花見は、昼間、お寺や鴨川沿いなどで、しっとりと眺めるという感じでしょうか…。
「東京の花見は、宴会だよねー」。青山墓地などでは、他人の墓石の上に、お酒や食べ物を置いたりすることも。「京都で墓地でお花見する人いないよね~」とミモロ。確かに、墓地で焼肉する人は、京都にはいません。
さて、円山公園の有名なしだれ桜。「やっぱり迫力あるねー」と、さすが京都を代表する桜。以前は、真っ白だったのに、開花前の雨のためか、お化粧したような姿から、ピンクの着物を纏ったような姿になっています。
「昼間もキレイ…でも夜、ライトアップされると、幻想的なんだよね。やっぱり夜も見に来なくちゃー」と思うミモロです。
桜だけでなく、柳も新緑の枝を垂らし、なかなか風情があります。
「夜は、賑やかなんだろなぁー」公園には、花見客のための夜店も並んでいます。
円山公園を抜けて、八坂神社に入ります。ミモロは、本殿に参拝した後、必ずお参りするのは、縁結びの神さまの大国主命をお祀りする大国主社です。
社の鳥居の脇には、白兎と大国主命の像が…
「あのーなんかうさぎさんともめてるんですか?」
「まぁまぁうさぎさんもいろいろありますから…」
「ここは、ミモロに免じて仲良くしてくださいー」と、勝手に真ん中に立ち、仲裁するおせっかいなミモロです。
あのねー別にもめてるんじゃないと思うけど…。「あ、そう?じゃ御伴になるのお願いしてるの?」それは、桃太郎でしょ。大国主命が白兎を助けたところじゃないの?「そうかー」と、やっと納得。
「さぁ、祇園に行こう…」八坂神社の西門からは、四条通が始まります。嵐山方向へ伸びる四条通。きっと嵐山の桜も美しく咲いていることでしょう。「今年は、どこを見に行くか悩んじゃう…」とミモロ。また桜を見て廻る忙しい日々が始まります。
この時期、祇園では、「都をどり」が、華やかに…。
京都の本格的な春が、いよいよ始まりました。
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円山公園かぁ・・・近すぎて、イマイチ、熱心に見ないけど、やっぱり、行ってみましょうかねぇ...
今年の桜は あっという間に咲いた気がする。 急に春がきたよね!
ぜひ、行ってみて~。