ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都のパワースポット「鞍馬寺」。自分を活かす宇宙のエネルギーに感謝…来年の干支のトラもお出迎え

2021-09-25 | 寺社仏閣

「ここからの眺めって、本当に心洗われるよう~」石段を上がり、ついに「鞍馬寺」の本殿前に到着です。

ここからは、南側に位置する山々が眼前に広がります。

そしてここでのお決まりのポーズ…
「わ~い、宇宙のエネルギーたくさん頂きま~す」とミモロは、本殿前の広い金剛床の星曼荼羅の中心部で空に向かって大きく両手を広げます。

どこにいるか見えるでしょうか。
「ここだよ~」

ここに立って、宇宙エネルギーの波動を感じ、ここに生かしてくださっていることに感謝する場所。
訪れる人は、代わる代わるそこに立ち、両手を広げて祈ります。

さて、前にもお話しましたが、「鞍馬寺」は、奈良時代末期に、鑑真和上の高弟、鑑禎上人が登り、毘沙門天をお祀りする草庵を結んだことから…。平安時代には、京都の鬼門守護のお寺となり厚い信仰を集めたそう。長い間、天台宗に属していましたが、昭和22年に宗派を超えた広大な宇宙の営みなどを元に、ひとりひとりの真の目覚めと万物の調和を祈る「鞍馬弘教」の総本山となり、現在に至ります。

そもそも約2億6千万年前の地質を含むという鞍馬山。古代からのパワー…お山自体が信仰の対象なのです。

「ここもすごくパワー感じる場所なの~」と、ミモロは、神様が降りられる磐座も祈ります。


さぁ、本殿に参拝しましょう。


お線香を奉納してお清めを…


そして本堂に進み、ご本尊に千手観世音菩薩、毘沙門天王、護法魔王尊の三身一体尊天にお詣りします。

「なんかさっぱりしちゃった~いろいろな心のアカがリセットされたみたい~」というミモロの表情は、なんか元気になったよう。


毘沙門天さまのお使いでもあるトラ…ここでは「阿吽」のトラが、狛犬のお仕事を担っています。
「来年は、トラ年だから、ここへの初詣、人気でるんじゃない?叡電も再開したし~」というミモロ。
さすが鞍馬の仏様、神様のパワー…コロナの感染者数が抑えられる時期に、叡電も再開。コロナ禍で激減した観光客は、秋の紅葉、そして来年の干支寺院への参拝に、大勢訪れることでしょう。

来年のお正月には、安心して初詣ができるようになっていますように…。

「もうお餅食べてもいいかな?」と、参拝が終わるまで、空腹を我慢していたミモロ。
本殿から石段を下り、ベンチがある場所で、お餅をいただくことに…。「大丈夫、ここには誰もいないよ~」と。


鞍馬の山で育ち、修行を重ね、源氏再興に寄与した牛若丸(源義経)。
それにちなんだ名をもつお餅…ついでにヨモギ餅も…

「神様、仏様、どうぞ召し上がれ~」と周囲の山に向かってお供えを。そして「いただきま~す」と大きく口を開けてパクリ。

参拝とおやつを済ませたミモロは、お山を下ります。
「ここの石段、下るんだよね~『豊国廟』より怖くないけど、つまずかないように気を付けないと…」

よほど「豊国廟」の石段を下るのが怖かったよう。その記憶が今も残っているミモロです。

石段や階段は、上りより下りに注意が必要。落下するのは、断然、下りの時の方が多いのです。
一歩一歩、慎重に…


石段や坂道が続く九十九折の道を経て、「由岐神社」に到着。

重要文化財になっている拝殿の建物は、慶長12年に豊臣秀頼によって再建された桃山時代を代表する建造物のひとつです。

本殿に参拝後、ご神木である樹齢800年と言われる大杉にも手を合わせます。この木は、京都市天然記念物。


「もうすぐ鞍馬の火祭だね~」とミモロ。そうこの神社の例祭が、京都三大奇祭のひとつの「鞍馬の火祭」です。
ちなみに「京都三大奇祭」とは、今宮神社の「やすらい祭」、広隆寺の「牛祭」そして「鞍馬の火祭」だそう。

さて「ところで、鞍馬の火祭って、どういうお祭りだっけ~。松明がいっぱい焚かれ、勇ましいお祭りだっていうのはわかってるけど」とミモロ。う~何度も行っているのに、忘れちゃったの???

天変地異などで世情不安となった京都。天慶3年(940)に朱雀天皇は、御所に祀られていた「由岐大明神」を、天下泰平と民の幸せを祈願するため、鞍馬へと遷宮をなさることに。その時、鴨川の葦で松明を作り、道沿いにかがり火を焚いて、遷宮の行列をなさったのだそう。その長さ約1キロにも及んだとか。

この儀式に感激した鞍馬の住民が、その儀式と由岐大明神の霊験を後世に伝えるようとしたのが「鞍馬の火祭」の起源なのだそう。
「え~そうなんだ~初めて知った~」と、何度も火祭りも参拝してるのにね~。

毎年10月22日は、昼間は「時代祭」夜は「鞍馬の火祭」と忙しい日なのです。
「今年も見たいね~」というミモロですが、
すでに2つとものコロナのため、2年連続で中止が決定されています。もちろん神事だけは、関係者のみで斎行。


緊急事態宣言解除される見通しの京都ですが、毎年行われる祭りの多くは、今年も中止に…。
「寂しい~」と後ろを振り返りながら、ポツリ…。来年こそは、きっと見られることでしょう。

山を下りたミモロは、鞍馬駅から再開した叡山電車に。

「天狗さん、またね~」

車窓に過ぎる緑の景色が、鮮やかに色づくのも、そう遠いことではありません。秋の訪れは、とても速いのですから…。


*「鞍馬寺」「由岐神社」の詳しい情報はホームページで


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