「あ、お神輿が来た~!」と、思わず声を出すミモロ。
三条京阪駅を上がり、祇園方向に向かおうと、大和大路通に入った時、「八坂神社」の石段下に集まった3基の神輿が、町へ進むところに出会ったのです。
「前祭」の山鉾巡行が行われた午前中は、豪雨に見舞われた京都ですが、「神幸祭」の16時過ぎには、雨が止み、神輿渡御の18時頃には、陽ざしすら感じられるようになりました。
山鉾巡行は、テレビで見物したミモロですが、「あ、雨止んだ~。やっぱりお神輿拝みに行く!」と、18時半ごろ出町柳駅から電車で町へやって来たのでした。
「お神輿のために、町を雨で浄めてくれたのかなぁ~」と思うほど、雨で洗われた町。3基の神輿は、それぞれの神輿会の方々によって町を進みます。神輿渡御に携わる人の数は、なんと約2000人に及ぶと言われます。
いよいよ「ホイット~ホイット~」の掛け声が近づいてきました。
「わ~いっぱいの担ぎ手さん…」。「三若神輿会」のみなさんに守られるようにやって来たのは、素戔嗚尊を祀る「中御座」の神輿です。
ミモロ、道から外れて…「キャ~」大和大路通いっぱいにあふれるように担ぎ手が…。
潰されないようにミモロは慌てて、道路の脇のビルの入口の階段へ上がります。
「ここなら邪魔にならいし、安全…」と、一段高くなった場所から、神輿を拝みます。
目の前を過ぎる逞しい男たち…。「あれ?もしかしてミモロちゃん…」と、担ぎ手の方がミモロを見て声を…。ミモロの事知ってるんだ~嬉しくなって…
「はい、ミモロです。がんばってくださいね~」と手を振りながら見送ります。
「中御座」の神輿が、三条大橋に向けて進むと、他の神輿がやって来ました。 「どこのだろ?」
現れたのは、「四若」の神輿会の半被を着た子供たち。
幼稚園に通うような年齢の子供たちが、縄を手に歩いてきました。もう、しっかり神輿の担い手の顔つき。その後ろには、その姿を誇らしげに見守る母親たちが続きます。
それに続くのは、小さな「東御座」の子供神輿です。
小さいと言っても、他の地方の神社の神輿に劣らぬ大きさで、年長の男の子たちが担ぎます。
「あの子たちが、将来、祭りの担い手になるんだね~」と、子供ながらすでに凛々しい姿。大人たちによって、しっかり神輿への奉仕の仕方を教わるのです。
本当にタイミングよく、次々にお神輿に出会えたミモロでした。
そして、神輿が過ぎた大和大路通を祇園方向に南に下り、古い町家が連なる情緒ある新橋通へトコトコと。
灯りがともりはじめた石畳の通りの向こうに、なんと神輿の姿…。
「わ~すごい!」情緒ある町並みの中で見る神輿は、時代を越えた景色かもしれません。
何度も神輿渡御を拝見しているミモロですが、この景色は、初めて…感激もひとしおです。
見てるうちに、「「四若」の神輿会が担ぐ「東御座」の神輿が横へ。
過ぎてゆく神輿に思わず手を合わせるミモロ。
手を合わせて、頭を上げると…「あれ?何するの?」
新橋通を西に向かっていた神輿は、ミモロのそばで、担ぎ手が一斉に担いだまま反対方向に姿勢を変更。
そして、再び今来た通りを東向きに戻っていきます。「あれ~どこ行くんだろ?」その後ろ姿を見送るミモロです。
訳がわからず、呆然でその場で、神輿が見えなくなる前立っていたミモロでした。
「あのお神輿どこに行ったの?」ミモロは、再び大和大路通に戻り、白川沿いの白川通へ行くことに…。
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