「ここに参拝したかったんだ~!ワ~桜もキレイ!」
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4月2日の晴天の日、ミモロは、お友達と誘い合わせて、和歌山県の「根來寺」にやってきました。
京都から約2時間半の旅。出町柳駅から、京阪本線で京橋駅へ。そこから天王寺駅に行って、JR紀州路快速で和泉砂川駅まで。そこからバスで到着です。
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バスが通る道沿いの山には、山桜の花の姿…「ここら辺、桜が多いんだね~」とバスからの景色に春を思うミモロです。
ほとんどこのエリアに知識がないミモロ…なんでもこのエリアは、和歌山の桜の名所なのだそう。
10時半ごろ「根來寺」に到着。
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バス停のそばにも、桜が開花しています。
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週末は、大勢の参拝者が訪れる桜の時期の「根來寺」。参道には、屋台も…
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まずは、お寺の受付へ。
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500円の拝観料を納め、頂いたマップを見て、参拝のコースを決めます。
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ミモロは、お友達にお任せ。「帰りのバスの時間に合わせないとね~」そう、JRの駅に行くバスの便は、1時間に1本。ミモロ達は、15時台のバスに乗ることにしました。滞在時間は、約5時間。「ランチもしたいもの~」というミモロです。
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ともかく、まずは、本堂である「大伝法堂」を目指します。
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さて「根來寺」は、長承元年(1132)に高野山の「大伝法院」を始まりとする新義真言宗の総本山です。弘法大師空海を開祖とする真言宗は、さまざまな宗派があり、なんと18種類もあるのだそう。
その中に高野山金剛峰寺を総本山とする「高野山真言宗」もあります。
空海亡き後、一時、衰退する高野山。そんな高野山の再興のため、覚鑁(かくばん)上人が、鳥羽上皇の庇護を得て尽力。しかし、再興した高野山では、以前からいた衆徒との間に不和が生じ、覚鑁は、高野山を下りて、根来へと移り、この寺「根來寺」を開き、新たに「新義真言宗」を広めます。
「天台宗は、最澄さんの後継者がいたからね~」とミモロ。でも、「法然や親鸞、日蓮、栄西という人たちは、比叡山延暦寺を出て、新しい宗派を確立するんだから…まぁ、どこでも同じような感じかな?」と。大きな勢力に反する人たちを弾圧するのは、なぜか宗教の歴史に多く見られること。
ここ「根來寺」も、後に、高野山の衆徒などに3回も焼き討ちにあうことに…。
「なんで、人々の平穏な暮らしを願う宗教が、お互い戦うんだろうね~ネコには理解できないよ~」とミモロ。
これは、今の世界でも同じようなことが起きています。
天台宗の比叡山延暦寺は、信長によって焼き討ちにされましたが、ここ「根來寺」は、秀吉によって天正13年(1585)に焼き討ちにされ、ほとんどの建物が焼失。その後、徳川家の庇護で、復興。そのため、ここにある大部分の重要文化財の建造物は、江戸時代のもの。その時代に、京都智積院を総本山とする「智山派」と大和長谷寺を総本山とする「豊山派」に分かれます。
境内でひと際目立つのが、「大塔」。
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高さ40mで、天文16年(1547)の建立で、国宝。秀吉の焼き討ちから免れた建物です。
かつて多くの僧侶が教義を学びに集まった寺は、現在は、覚鑁上人の霊跡として復興。36万坪という広大な境内には、四季折々、桜、青葉、紅葉の趣があると共に、中世の佇まいを残すとし、平成19年に国指定史跡になりました。
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覚鑁上人のご廟所である奥の院。
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静寂の参道を鳥の声を聴きながら進みます。
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49歳でここで生涯を閉じられた覚鑁上人。今も地元の人などの参拝が絶えません。
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*「根來寺」の詳しい情報はホームページで
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