自然豊かな京都を守るための取り組みに関心があるミモロが訪れたのは、「きょうと生物多様性センター」です。
京都市左京区役所の2階に、昨年、開設された交流オフィスです。
たまたま区役所にママの用事でやってきて、偶然見つけた場所…「今まで知らなかった~」と。
そもそも「生物多様性」とは、「生きものたちの豊かな個性とつながりのこと」と、京都市の資料に定義されています。
現在、その「生物多様性」が危機に瀕しています。
その危機とは、①開発や乱獲による種の生息地の減少での絶滅、②手入れ不足による自然の質の低下、③外来種などによる生態系の乱れ、④地球温暖化などによる環境の変化 などが挙げられます。
左京区最北端の山里久多で自然観察と保全活動などを行う「ビーバーの山の会」のメンバーであるミモロは、代表の栗原さんと「きょうと生物多様性センター」を訪れました。
京都府と京都市を母体とするこのセンターの本部は、「京都府立植物園」にあり、情報オフィスは「京都府立大学」に、そして交流オフィスがここ「京都左京区役所」です。
「ようこそ~」とミモロたちを迎えてくださったのは、センターに従事する重原さんと國島さん。
京都府内で生物多様性に係る活動をするグループや団体の情報などの共有や連携などを支援するセンター。
この日、ミモロ達の活動を知ってもらうために出かけました。
「ビーバーの山の会」の活動を説明する栗原さん。ミモロもそばでアシスト…
また、國島さんからも、いろいろなお話を伺いました。
京都が、生物多様性を大切にするのは、京都府のほとんどが森林などで占められ、自然が人々の暮らしや文化に深く関わっていることにあるそう。
例えば、もうすぐ始まる「祇園祭」の厄除け粽のササは、近年、ニホンジカの被害などで京都市域で絶滅の危機に瀕しているそう。また、「五山の送り火」で火を灯すアカマツなどは、里山の手入れ不足で減少。
「え~このままでは、京都の地元のものを使えなくなっちゃうんだ~」と心配そうな顔になるミモロです。
もちろん美しい景観をはじめ、清らかで豊かな水も、さまざまな開発で将来への不安をもたらしています。
「多くの方々が、さまざまな活動をなさっています」と。
「ビーバーの山の会」もリストに加えていただくことに…
グループや団体だけでなく、京都市の生き物の生息調査を広く一般からも募集しています。
市内で見られる「ツバメ」「ウグイス」「セミ」など、散歩の途中で見かけたり、声を聴いただけもスマートフォンなどで報告。それを生息の調査に役立てることができるそう。
「そうなんだ~ミモロ、よくいろいろな動物に出会うよ…報告しようかな…でも、結構、スマートフォンで撮影したりするのむずかしいんだよね~」とやる気を見せるミモロです。
また「京の生きもの・文化協働再生プロジェクト認定制度」という「自宅で希少な植物を育成する制度」があり、令和4年度から個人向けメニューも追加され、育成についての講習会を受けたうえで、自宅で希少種を栽培し、文化を支えることができるのです。
例えば、「葵祭」の行列装束に欠かせない「フタバアオイ」や、「祇園祭」の生け花の「ヒオウギ」なども。
「え?ミモロのお家で、株分けしてもらったフタバアオイ育ててるよ~」と目を輝かせます。
まぁ、小さな鉢なので、支援するまでには、かなりかかりそうですが…。
ともかく、個人でも、「京の生物多様性」を担うことができるのです。
さまざまな調査結果も表示されています。
「ねぇ~いろんな植物の展示もあるよ~」と、オフィス内を歩き回り始めたミモロ。
昆虫の標本を見つめたり…
「これなぁに?」枝についた枯れ枝など…
「これは、メジロの巣ですよ~自然のもの以外の糸とかも集めているのがわかります」と國島さん。
「メジロって、こういうお家に住んでるんだ~知らなかった~」
「これ、すごく役に立ちと思う…」とミモロが1枚頂いた印刷物は、「どんぐりの見分け方」
「秋のお散歩にもっていこう…」いっそうどんぐりに興味を抱く資料です。
オフィスには、自由に読むことができる生き物に関する書籍も…
子供のためには、木製のおもちゃなども用意されています。
「区役所で、いろいろ学ぶことができるんだ~。お腹が空いたんで、そろそろお暇します。また、伺いますね~バイバイ~」と、手を振ってお別れしたミモロです。
ぜひ、一度、立ち寄ってはいかがでしょう。区役所内のオフィスの開館日は、月曜、水曜、金曜の13時から17時までです。
*「きょうと生物多様性センター」の詳しい情報はホームページで
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