「ミモロちゃん、ネコだから匂いに敏感で、すぐわかるよね~」というお友達。
「やめて!そのプレッシャー」と、煎れたお茶を当てる粋人の遊び「闘茶」体験をしているミモロ。
京都の文化体験をいろいろ企画している町家ギャラリーの「京空間mayuko]。この日は、「闘茶」体験です。
4種類のお茶を飲み、それがどれかを当てる遊び。戦前、京都や大阪などの商家の主たちが熱中した大人の遊びであり、嗜みのひとつ。夢中になりすぎ、賭け事にも発展し、禁止されたこともあったとか。
1回に数名が参加して、それぞれの当てた数を競います。「これ、昔のスコアブックだって~」。これは、戦前、この町家の主の黒田家の方々が季節ごとに集い、「闘茶」を楽しんだ記録です。
「では、次のお茶を煎れますね~どれだっかた投票してください~」と、「闘茶」を教えて下さる気谷さん。
初めに飲んだ4種類のお茶には、それぞれ「鶴」「雲」「月「風」の印があり、2回目に飲んだお茶がどれに当たるか、小さな木札を投票します。
「え~と、これは、色が薄いでしょ…味も円やかだし…「鶴」かな?」
「でも、「風」もこんな味だった気がする…」と、ほんの少し前に味わったお茶の味が思い出せないミモロ。「どれも美味しかった~」ということだけが頭に残っているのです。
「そろそろ投票してください~」と言われ、「これにしよう!」と1枚木札を選びます。
「ファイナルアンサー?」「え!待って~」と最後まで迷うミモロ。「どうしよう~全部間違えちゃったら…」と、ネコとしてのプライドが気になるところ。「いいのよ~遊びなんだから…間違えても…」と言われ、覚悟を決めて、投票します。
4種類全部の投票が終わり、いよいよ結果発表です。
「初めのお茶は、『月』です!」と気谷さん。「え~間違えた~」と最初から外したミモロ。つまり、もう完全正解はありません。次に「『風』です~」との声。「キャ~当たった~」と大きな声をあげるミモロ。「わ~私も~」とお友達。ひとつでも当たってよかった~と思うミモロ。
結局、当たったのは、ひとつだけ。お友達も同じお茶だけ当たりました。
「きっと、同じランチ食べたから、口の中が同じになってたのかも…」。「そう、ハンバーグのデミグラスソースの味も濃かったから、お口の中に、まだ味が残ってたんじゃない?」と、ちょっと言い訳っぽい理由を勝手に想像。
「でも、なんかドキドキしちゃった~面白いね~ゴクン…」と、「闘茶」を終えて、改めてたっぷりお茶を頂きました。
この「闘茶」は、当たった人のポイントで競われ、個人戦や団体戦など、いろいろな試合の仕方があるのだそう。
「また、ぜひ、他の企画にも参加してくださいね~」と気谷さん。
「京空間mayuko」では、「闘茶」の他に、「投扇興」「草木染」などの体験プラグラムも企画されています。季節ごとに、所蔵の美術品や工芸品、雛人形や武者人形の展示も行うミモロが大好きな場所のひとつ。
尚、7月13日と20日の10時から。黒田家のおじい様が撮影なさった90年前の「祇園祭」のムービーの上演会が開催されます。参加費は1000円(お菓子&お茶付)詳しい情報および申し込みは、「京空間mayuko]のインスタグラムからどうぞ~
「昔の祇園祭の様子がよくわかる貴重な映像だね~楽しみ~」とミモロも参加する予定です。
「今日は、お世話になりました。楽しかったで~す」と挨拶して、お友達と一緒に待ちへ戻ったミモロです。
祇園ばやしが響く京の町…暑いけど、やっぱり楽しい京都です。
*「ネコのミモロの京都くらし」という題で、「はてなブログ」でもアップしています。完全なお引っ越しもしなくちゃね~
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