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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

いよいよ始まった「祇園祭」。授与品のひとつ「厄除け粽」のセッティング作業のご奉仕で「大船鉾」へ

2025-07-07 | 体験

「さぁ、今年もがんばるぞ~!」と、7月6日、ミモロは「祇園祭」で授与される厄除け粽セッティングのご奉仕に出かけました。

すでに7月1日から始まっている京都の夏を代表する「祇園祭」。7月17日に「前祭」、24日に「後祭」の山鉾巡行が行われます。今年は、全36基が登場します。

毎年、ミモロは、山鉾巡行のとりを務める「大船鉾」で、いろいろなご奉仕をしています。この日は、山鉾の町会所で授与される「厄除け粽」づくりです。

7月6日の9時、「今年もよろしくお願いします」と、大船鉾保存会のある「四条町」町会所の向かい側の会場へ。

「あ、ミモロちゃん、今年もよろしくね~」「こちらこそ~よろしくお願いします」と、1年ぶりにお目にかかる四条町の皆さんに挨拶して回ります。さすが、礼儀正しい京都のネコです。

幕末の動乱で、鉾を失って以来、復活に力を注いだ「四条町」の皆さん。10年前に祈願の鉾の復活を果たし、山鉾巡行で一番最後の〆に登場する「大船鉾」。ミモロは、鉾が復活する前から、ご奉仕をしていて、ボランティアとしては、ベテランに…。鉾建ては、「前祭」の山鉾巡行が終わる17日以降から、町会所の前でスタート。そこで授与される「祇園祭」の授与品のひとつ「厄除け粽」の準備がこの日行われます。

京都の北部地域の農家などで作られる「厄除け粽」が、山積みに…。藁を笹の葉で撒いた構造。家の玄関の飾る厄除けで、もちろん食べられません。

それにミモロ達は、「大船鉾」の名前を描いた紙をセットします。「こんなにいっぱい~やりがいある~!」と張り切るミモロなのでした。

この日は、この作業には、「四条町」の方を中心に、ミモロが属する「京都の観光文化を考える会 都草」や「平安女学院大学」「池坊学園」の学生さんなど、100人以上の人が携わるのです。

作業開始の前に、「大船鉾保存会」会長と「四条町」の会長のご挨拶。「暑いですが、どうぞ気を付けて、がんばってください~」と。

そして、作業初めての人のために、セッティングの仕方の指導が行われました。

「さぁ、始めよう!」とミモロは、平安女学院大学の学生さんといっしょのテーブルへ。

テーブルの上には、粽と紙、それを止めるシールが用意されています。

 

「さぁ、腕が鳴る…」と、学生さんなどは、卒業するので、長くても3年。でも、ミモロは、もう数年以上携わっているベテランで、セッティングのポイントなどを熟知。作業効率もなかなかの腕前になっているのです。

同じように見える粽も生産者によって、太さやバランスに違いが…。まずは、紙が撒きやすいように形を整えて…

粽の正面には、藁を巻いた結び目とそこから1本アンテナのように藁が伸びています。それを傷つけないように…

名前を書いた紙の中央部分に藁の先が来るように、紙を巻きつけます。「こんな感じかな?う~この粽、太い~」同じように見える厄除け粽ですが、手作りですから、微妙にそれぞれに個性が…。「どんな粽が授与されるかは、ご縁から…」選ばないのが鉄則です。

センターが決まったら、もう一度、裏返して、紙を巻きつけます。

そして最後に紙を後ろ側で合わせて、そこにシールを貼ります。

右側が上になるように…「ペタン…」はい、これでセッティングは完了です。

「わ~まだいっぱいある~がんばろう!」

ミモロの作業は、まだまだ続きます。がんばれ、ミモロ!

 

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