ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[京都造形芸術大学」。瓜生山にある展望スペースへ。京都を一望できる素晴らしい眺め。

2016-12-12 | 京都

北山通沿いにある「京都造形芸術大学」。1階にできた自家焙煎珈琲の「ヴェルディ」で食事をした後、ミモロは、ちょっとお散歩することに。

北山通に面した場所は、まるでギリシャの神殿のような柱が並ぶ校舎があります。
「この階段結構急なんだよね~」 

階段を登り切ったところで迎えてくれるのは、「岡倉天心」の像。
「やっぱり日本の芸術のすばらしさを再発見させた功績は見逃せないよね~」とミモロ。
「英語ペラペラで、日本の文化を海外にも紹介したし~「茶の本」も書いたでしょ。英語で…」

像の後ろに目をやると、階段が続いています。「ちょっと行ってみよう~」
「あ、学食がある~」
「今は、お腹いっぱいだから…」一般学生のほか、公開講座の学生なども利用できる学食です。

「あ、松が階段の真ん中に生えてる」いいえ、階段が松の生えている場所にできたんですよ。「そうだよね~」

さて、この大学の前身は、1934年に創設された「藤川洋裁研究所」という洋裁学校だそう。1975年には、「京都造形芸術学院」という名前になり、1977年にまずは、「京都芸術短期大学」ができ、1991年に4年制大学を開設。2000年に、短大を吸収合併し、現在の大学の体制になりました。

京都では、新しい大学のひとつです。
最近は、企業や地域との密接な関係を培い、芸術をより実践的な場で生かすプログラムが盛んです。
学部の幅も、非常に広く、伝統芸術からコンピューターグラフィック、映像、ファッションなど、アートと言われるあらゆるものに及びます。

芸術系の大学の学生の就職率が低い中、ここの大学の卒業生は、ほとんど就職するという実績も高い評価を得ています。

「あれ~もっと上に階段続いてる~」「行ってみよう~」
なかなか急な階段が、山に沿って上へと続いています。

「あ、ここにも銅像がある~誰だろ?」
吉田松陰の銅像です。
大学の校舎には、「至誠館」という建物があります。吉田松陰の高い志にちなんで名付けられたもの。

「ふ~疲れちゃった~」途中のベンチでひと休み。「この階段どこまで続いているのかな?」とまだ先がありそう。
 

「う~どこまで続くんだろ?」ここまで来たら引き返すのも悔しいので、行けるところまで行くことに。
「ヨイショ~もうダメ~」足取りもふらつき始めました。

階段の先は、さらに山道が…「わ~すごい~」と突然目の前が開けます。

ミモロは、しばらく黙ってじっと前を見つめます。
なぜか、狭い場所に立つのが得意なミモロ。

目の前には、京都の町が~
 
「あれ、京都御所でしょ、あそこに鴨川が流れていて~」と、まさにパノラマのような景色です。

ミモロが登ったのは、大学が建つ、「瓜生山」。標高294mの山は、応仁の乱の後、将軍足利義晴がこもった古城跡でもあるのです。「ここから五山の送り火よく見えるかも…でも、大文字は、近すぎて見えないね~」

山頂には、ステージがあり、ここできっといろんなパフォーマンスが行われるのでしょう。広いウッドデッキが、とても開放的です。「お弁当持って来たいね~。でもあの階段上るの、ちょっと考えちゃうけど…」
 

ミモロがいるとき、子供連れの人が上がってきました。「大変でしたね~」「ホント、あの階段ね~」と共通認識で話が弾みます。

「この先にもなにかあるのかな?」
 
この山は、トレッキングコースにもなっているよう。「でも、この先、だれもいなくて怖いからやめとく~」
そこから引き返して、戻ることにしました。


ミモロ、ダメ~そういう降り方は~
手すりを滑り台のように下がろうとするミモロ。「だって、この方が速いもん~」

疲れたというミモロを抱きかかえ、再び北山通に戻ります。


「『京都造形芸術大学』って、いろんな公開講座や大人の人が勉強できる『通信教育部』なんかもあるんでしょ?ミモロもお勉強したいなぁ~」と。う~ネコは、入学難しいと思うけど…。
通信教育学部では、90代の方も学生になられているそう。東京にもキャンパスがあります。


*「京都造形芸術大学」の詳しい情報はホームページで

人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね ミモロより

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする