ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

山を彩る4600本のツツジ。まだ間に合う。5月11日まで開催の100周年を迎える「蹴上浄水場」の一般公開」

2012-05-08 | イベント
5月
「去年、見損なっちゃったから、今年は、絶対見るんだもん!」と、ミモロが楽しみにしていたのは、東山、「ウェスティン都ホテル京都」の近くにある「蹴上浄水場の一般公開」です。
ここの名物は、約4600本と言われる山を彩るツツジ。毎年5月上旬に4日間一般公開されていますが、今年は、「京都市水道建設100周年」に当たるため、なんと7日間も公開され、5月11日までに。今からも、まだ間に合いますよ。ツツジと共に、日ごろ見られない浄水場の施設も、見ることができます。

ミモロは、入口で、100周年記念の団扇をもらいました。

そもそも、この「蹴上浄水場」は、明治45年(1912)、日本で初めて急速ろ過式浄水場として給水を開始した浄水場です。だから今年は100周年。時代に伴い、水需要の高まりから開業当時は、1日68100立方メートルだったところが、今年には、198000立方メートルと、約3倍近くに増加するそう。琵琶湖から疏水を通り、浄水場に注がれた水は、さまざまな処理を施され、安全な水となり、家庭などへ給水されます。また、浄水場の機械を動かす電力の一部は、敷地内のソーラー発電設備でまかなわれています

「ミモロのおうちで使うお水は、ここから来てるんだー」と感慨深げに眺めます。


さて、「蹴上浄水場」は、山科へと続く道(昔の東海道)沿いの山の斜面に造られています。その斜面には、ツツジが植えられ、5月上旬、山は、一斉に鮮やかなピンクや白に染め上げられ、花の時期だけ、毎年一般に公開されているのです。まさに今が見ごろ!

敷地面積は、110,989.73平方メートル。「結構、歩きでがあるみたい…あ、ペットの入場禁止だって…」衛生上から、生きた動物は、入ることができません。


山の斜面を縫うように続く道は、ツツジを愛でる絶好の散策路に。

「ウワーツツジはいっぱい!鮮やかだねぇー」とミモロは、歩きながら、その美しさに目を奪われます。

途中、ふと目を遠くにやると、そこには、京都の町が見えて、眺めもなかなか。


敷地内には、珍しい黄色のツツジをはじめ、大振りの花をつけた木が一面に。「キレイ…」


「結構、山を登る感じ…ふー。でも五月の風は、爽やかで気持ちがいいねぇー」とベンチでひと休み。
本当に、爽快な気分です。「ちょっと喉が渇いちゃったー」と水飲み場で喉を潤し、また山道へ。


しばらく歩くと、浄水場の一番高い場所へ。ここは配水池で、その屋根の部分に芝生があり、まるで広々した公園のよう。「ワーイ…広くって気持ちいい」と言いながら、ミモロは走り始めました。
草の匂いが漂う風は、本当に気持ちよくて、ミモロは、息を弾ませながら、走り回ります。

「フーフーフー」額に汗をにじませて戻ってきたミモロ。「よければお茶飲みませんか?」と仮設休憩所のスタッフの方が、冷たいお茶をお茶碗に注いでくれました。

「ありがとうございます。ちょうど飲みたかったのー」とお茶碗を受け取ると、芝生の上でひと休み。


「あ、タンポポも咲いてる…」ミモロは、春を満喫。

やがて、山を下り、出口近くに来たミモロ。「あれ?なんかお城みたい…」
古い浄水場のレンガ造りの建物が。そのそばには、大きなレンガの壁が、昔の面影を留めていました。


*「蹴上浄水場の一般公開」は、5月11日まで。9:00~16:00(入場は15:30まで)交通:地下鉄東西線「蹴上駅」すぐ。お問い合わせは、「京都いつでもコール」電話075-661-3755




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コメント (2)
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