ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

先斗町の舞妓さんや芸妓さんが、日頃、修練した芸を披露する「鴨川をどり」へ。いよいよ24日まで

2012-05-22 | イベント

京都を象徴するものと言えば、だらりの帯の舞妓さん。
「ワーキレイな舞妓さん…」と、ミモロが見惚れているのは、今月24日まで開催されている先斗町の「鴨川をどり」のポスター。「一度は、見てみたいなぁ…」と、日頃から舞妓さんに憧れるミモロ。東京からお友達がやってきたので、「京都らしいところに連れてってあげる…」と、友達を口実に、見に行くことに漕ぎ着けました。

京都には「祇園甲部」「宮川町」「先斗町」「上七軒」「祇園東」の5つの花街があり、総称して京都五花街と呼ばれます。それぞれに舞妓さんと芸妓さんがいて、日頃から、踊りや三味線、笛などの芸事の修練に励んでいます。お座敷以外では、普通の人は目にできない芸が、舞台で披露される春や秋の踊りの会は、観光客だけでなく、日頃の御贔屓筋の方々が、楽しみに訪れる風物詩のひとつです。

ミモロが、お友達を連れてやってきたのは、「鴨川をどり」が開かれる「先斗町 歌舞練場」。
江戸時代に鴨川の新堤築造後に発展したと言われる先斗町は、三条通から四条通にかけて川に沿い、平行に続く細い道。その道の両脇には、お茶屋さんをはじめ、さまざまな飲食店が軒を連ねる、京都でも屈指の繁華街です

「鴨川をどり」が行われる「先斗町 歌舞練場」は、通りの北エリア、三条通に近い場所に位置します。


「なんか古めかしい建物だねぇー」と。
それもそのはず、「先斗町 歌舞練場」は、大正14年(1925)に着工し、昭和2年(1927)に完成した「東洋趣味をもつ近代建築」と言わる建物です。設計したのは、劇場建築を得意とした大林組の建築家、木村得三郎。地上4階、地下1階のクラシックな佇まいの劇場です。

「やっと来れたー」と嬉しそうなミモロです。


随所に、和洋折衷の雰囲気を漂わす装飾がみられる館内。
鴨川に面した場所なので、京都らしい景色も眺められます。「あ、三条大橋が見えるよー」


1日3回の公演が行われ、それぞれの開演前には、舞妓さんや芸妓さんが、お点前を披露する立礼式のお茶席で、お抹茶の接待も受けられます。

館内には、売店も。「舞妓石鹸だって…。これで洗うと、色白になれるのかな?」ちょっと最近、毛並がくすんでいるミモロは、真剣に見つめます。

お友達が購入したパンフレット。
「あ、ミモロが知ってる舞妓さんがのってる…」ミモロ、いつの間に贔屓の舞妓さんを作ったの?

開演した「鴨川をどり」は、それはそれは艶やか。揃いの衣装で並ぶ舞妓さんたちの美しさは、いっそう。
華やかな舞台を初めから、終わりまで、うっとりと眺めるミモロでした。

ぜひ、観光に訪れたら、一度は、京都五花街の踊りを見てはいかがでしょう。素敵な思い出になりますよ。

「あー素敵だった…」とミモロは、大満足で会場を後にします。

「ねぇ、どうしたら舞妓さんになれるの?」と、ミモロ。
京都五花街では、常に舞妓さんの募集をしています。資格は、日本舞踊などに興味があり、中学卒業して、保護者の許可を得ることが最低条件です。
「ミモロ、日本舞踊に興味あるよー」と、でも修業は、厳しいもの。とても並大抵の覚悟では無理。「憧れだけにしとこ…」と、ちょっとションボリ。「でも舞妓さんって、やっぱりステキ!」と、女の子のミモロです。



人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする