蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

微笑み返し

2010-08-10 | 無題
今さら気づいたわけでもないけれど、
男と女は、永遠にわかり合えないもの。

本音をぶつけあっても、なにも得るものはない。
お互いの本音は知らないほうがいい。
知ると、絶望する。
静かにそっとしておくに限る。

突き詰めようとしたら、自滅する。
自爆しても仕方ないし、あえて掘りかえさないこと。

本質的な考え方の違いが、根本に横たわっていて、
それを踏まえたうえでコトを進める。
考えを修正しようとか、自分寄りに強制しようなどと、
そんなことは思わないに限る。

せめて、「女性のことをわかって」と願っても、無理。
男には、女のことはわからない。
お互い様だろうけれど。

自分の考えを、男性にぴったり合わせるのもアンフェアなので、
(ゲゲゲの女房なら、いざ知らず)
お互い目をつぶって、そこはすっ飛ぱして、見ないことにして、次に進む。
些細なことはもちろん、どうしようもない歴然たる違いに、こだわっていては、
一歩も前に進まない。
納得できないことがあっても、「納得する」という文字を自分の辞書から消し取る。
ああ、この世に「納得」なんていう言葉はないんだ、と、納得する。

しかし、そうやって病を抱えたまま無理やり進むと、
どこかでチグハグになったり、ひずみが生じる。
トラブった時、また、一からやり直すのか、その時点で軌道修正するのか。
何度やっても同じことの繰り返しで、
そのうち面倒になって妥協するのか、疲れてあきらめるのか。
はたまた、ブチ切れて、暴れるのか。


逆の発想もある。
一緒に一歩も前に進まない、という方法もある。
お互い、別々の歩調、道を別々に歩けばいい。

これが私の生きてきた中で得た、男性とのつきあい方、処世術、距離の取り方。


観音様のような柔和な微笑みで、にっこり、全てを受容する頃は、
人生の残り時間もあとほんの僅か、この世とサヨナラする時なのだろうか。
「納得」という言葉は、自分の辞書に甦っていることだろう。


ま、そーゆーことですわ。


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2 コメント

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本音 ()
2010-08-10 21:05:24
「男と女は、永遠にわかり合えないもの。
お互いの本音は知らないほうがいい。」

まさに(ナナメではなく)一刀両断ですね。
しかし分かり合いたいものです。
分かり合えないことが分かっていても…

「部分的には分かり合う。
分かり合えない部分は分からないままで…。」
そんな状態が、ごく一般的な関係。

そして、
「分かり合える部分がどれだけ多いか少ないか」が
「向き合ったその二人の間柄そのもの」、というのが、
本音で話し合いたかった人が亡くなってしまった
私の(結論と言うか)感慨です。
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友情とはまた別のものです (スロー)
2010-08-11 10:03:36
私がこの記事で言いたかったのは、
人間愛の中でも、「男女間の愛」です。
夫婦・恋人、そういう、異性間の本音です。
(時には、マイノリティーとして、同性間の場合もあるかもしれません)

コトが起きる→話し合う→思い、考えを言葉にして、やりとりする→お互いを理解する
確かに議事録も取れるでしょうし、共通言語なので、わかりやすいですが、
(通訳をはさんでの外交問題でもそうでしょうし)

男女だけに限りませんが(親子、友人、師弟 きょうだい、etc)、
言葉以外の要素も多くあると思います。
言葉に頼り切らない、言葉では表現しきれない気持ち、向き合い方、行動。

男と女に限ってい言えば、
特に、自分でもわからない部分が横たわっていると感じます。
話し合って解決できる部分ではない、そういった部分が歴然とあるということです。

男女間の友情や、向き合い方のことは、今回は言っていません。




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