愛の介護から生まれたパウンドケーキをいただきました。
ある教会のY牧師婦人が作られたケーキです。
先月、お母様が95才で召されましたが、半身不随になられてから20年間介護されてきました。
高齢からくる衰えのため、食べる量が少なくなり、少量で、高カロリー、低塩分食が必要ということで、朝食は様々なケーキが主食となったのだそうです。
牧師婦人として教会の奉仕、お母様の介護と、壮絶な生活。
介護する方もされる方も大変な日々だったと思いますが、その中に主のすばらしい導きがありました。
「主に喜ばれたいという信仰の願いを、お母様の介護という形で実践の機会をいただきました。」とY夫人は語られます。
お母様の口からは、「ありがとう!感謝!わたしは幸せ!」という言葉。
お母様の召された日の朝も、お母様のためのパウンドケーキを焼いておられました。
しっとりとしたとても美味しいケーキです。
そのケーキのレシピをいただいて、11月の手作り教室で作ることにしました。
お母様が、感謝と幸いな思いをを握りしめて昇天されたことに私たちもそうありたいものだと思わされます。
医療が発達した今日、人の最後の時の迎え方についての考えもさまざまあると思います。
超高齢化社会、共働き家庭の増加、経済の低迷、さまざまな要素を含んだ複雑な選択になります。
介護に関しても、介護保険、介護事業の充実など家族以外への委託という選択をふくめ時代背景とともに変化しつつあるのかもしれません。
その中で、介護される方、する方にとってなにが一番最善なのか良い選択の智恵が与えられるように祈りつつ考えて行動していきたいと思います。