突然のプレゼント

夕食の用意をしていると、ピンポンが鳴って、
出てみると、ピアノに来ているＴさんとご主人がにこにこして立っておられます。

ご主人は大きな箱を抱えていました。

「今日、コストコに行ったら、
　ホームベーカリーが安かったので買っちゃいました。
　どうぞ使ってください。」

と、大きな箱は新品のホームベーカリーだったのです！

「ええっ！そんな！！なんでまた！？。」

先月、教会でパン作りの集いを開いた時に、
うちにある一台では生地の量が足りないので、
Ｔさんのホームベーカリーをお借りしたのでした。

教会にはもう一台くらいあった方がいいと思われたのでしょうか？
新品を買ってプレゼントしてくださったのです。

いくら安かったといっても、そんなに簡単に買えるお値段でもありません。

それに、２，３日前にべー・チェチョルさんの最近のＣＤを
買ってきてくださって、その代金も受け取られなかったのです。

こんなにいろいろいただいて、申し訳なくて
どうすればいいのか困ってしまいました。

ホームベーカリーも特別な集まりの時には、
２台あると便利ですが、普段は１台で十分なのです。

私がびっくりしているうちに、Ｔさん夫妻は大きな箱を玄関に置いて
さっさと行ってしまいました。

箱を抱えて２階に上がり、座って祈りました。

あまり突然のことで、なんと祈ったらいいのかわかりませんでしたが、
なにしろ祈りでしか、Ｔさんにお礼をすることはできないような気がしました。

これは神さまが、
「パンを作って伝道に使いなさい。」
とおっしゃったのでは？
そのためにＴさんを用いて与えられたものではないかと。

感謝して使わせていただこうと思います。
おいしいパンを作って、伝道のために使わせていただきます。