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熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

ウチナーンチュ-の底力

2012-02-04 19:41:19 | Weblog
沖縄タイムスに、「在沖米海兵隊のグアム移転計画をめぐり、米国防総省が米議会との水面下の交渉で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古沖への代替施設建設を断念する意向を伝達していたことが3日、分かった。同飛行場の移設・返還については日米間で協議をやり直す見通し。複数の米議会筋が本紙の取材に対して明らかにした。」という記事が掲載されていました。

この報道が事実ならば、沖縄県民の思いが米国政府を動かしたことになりますね。
正に、ウチナーンチュ-の底力です。

「沖縄の基地問題は、米国より極めて日本国内の問題が大きく立ちはだかっている。多くの日本国民が「日米安保は大事」「在日米軍基地は認める」という立場なのに、どこも沖縄の負担を引き受けようとしない。沖縄は県民全体でこの状況を強く主張すべきだ。一つのニュースに一喜一憂せず、国内で普天間の危険性などについて議論を深めなければ、基地問題は前進しない。」
これは、沖縄県の前知事の言葉です。

沖縄県民以外の日本国民は重く受けとまなければいけません。

日本の大手メディアは知日派の一部米官僚、知識人らの言葉を書くことを使命としてきたので、国内論議を歪めてきたことは間違いありません。

健全な意見が出ない日本と付き合い続けると、空軍嘉手納基地など大事な施設をも失いかねないと米国が考えるのも無理もないことです。

沖縄県民の訴えに応えるのは日本ではなく、沖縄問題に変化をもたらすのは常に米国側の意見です。

沖縄のリーダーと県民はその構図を見抜き、米国に照準を向けて問題解決の「解」を求めて、米国政府、議会、国民に働きかけてきました、。

そうしたぶれない沖縄県民の力がついに米国を動かしました。

沖縄基地問題もやっと動き始めた感じがします。

これからは、沖縄県民以外の日本国民の良識が問われることになります。

総論賛成・各論反対、基地負担を沖縄に押し付けて同情する素振りをするような子供じみた対応はもうやめましょう。




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ドイツ

2012-02-02 10:02:27 | Weblog
ユーロ危機が深刻になっているヨーロッパで、ドイツ経済の好調が話題になっています。

ギリシャ、イタリア、スペイン等の南ヨーロッパの各国の経済不況、国債の格付け低下と比較して、ドイツを含む北ヨーロッパ各国の経済の堅調が目立ちますね。

南北の民族性の差が原因だという声もありますが、本当のところはわかりません。

経済が好調なドイツに対する資金援助の期待が高まっていますが、ドイツ国民の間には、ギリシャ等の放漫な経済運営のツケを払わされるのは嫌だという意見が強く、メルケル首相も厳しい条件を提示していますね。

このようなドイツの要求に対して、ギリシャ等の南ヨーロッパの国民からドイツ非難の声が聞かれますが、私はドイツの意見の方が妥当かなと思います。

ドイツ国民は、規則正しく行動する、環境保護等の世界全体の利益を考えて行動する等の高い倫理観がある国民性を有していると思っています。

私が研究者だった30年以上も前の話ですが、当時、地球の資源保護、いわゆる省資源のためにリサイクル技術が盛んに研究されていました。

私もリサイクル商品の研究開発業務に従事していましたが、リサイクル商品は、コストが高く、品質も今一つということで、日本ではなかなか浸透しませんでした。

しかし、ドイツでは、リサイクル商品の値段が高い、品質が劣るのは当たり前だという意識が強く、リサイクル商品の購入の妨げにはなっていませんでした。
このようなドイツ国民の意識の高さに衝撃を受けたことを思い出します。

昨年、中欧旅行をしたときに、ベルリンのホテルに宿泊しましたが、ドイツ国民の意識の高さをあらためて感じさせられました。

これは、ベルリンのホテルの客室内の写真です。




机の下のゴミ箱を拡大してみると、




Paper,Organic,Other Materialsの3つに分別するように収納場所が分かれています。

日本のホテルで、このような分別を要求するゴミ箱は見かけたことはありませんね。
おそらく宿泊客から苦情がくるか、分別をしないで捨てられるかのどちらかでしょう。

このような分別を要求して宿泊客から苦情がこないのかをホテルのフロントに訪ねたところ、「ドイツ人からの苦情はなく、皆さんキチンと分別されています」とのことでした。

「ドイツ人からの苦情はない」と答えたときに、ウインクをしていましたので、他の国の人から苦情を受けることもあるのでしょうね。


ドイツ国民の意識の高さを見習いたいものです。






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女性の力

2012-02-01 19:48:30 | Weblog
先日、テレビで、ノーベル平和賞受賞が発表されたリベリアの平和活動家リーマ・ボウイーさんの特集を放送していました。

ボウイーさんは、リベリアの内戦がひどかった時代はガーナに逃れ、難民生活を送りました。
当時は2人の幼い子どもがおり、3人目を妊娠中で、食糧や衣服は足らなかったそうです。

ボウイーさんが難民生活を経て、痛感したのは「男性だけでは本当の平和はつくれない」ということです。

帰国後、民族や宗派を超えて女性を組織化しました。
特筆すべきは、キリスト教信者の女性とイスラム教信者の女性を組織化したことです。
これは男にはできませんね。

また、「戦争にかかわる夫や交際相手とはセックスをしない」というセックスストライキを呼びかけ、これが内戦終結に寄与したとされています。
これも女性ならではの戦略です。

「平和をつくる上で女性の役割は極めて重要」と強調していました。
本当にその通りです。

政治家も半分が女性になると、政策も大きく変わると思います。
軍事費が大幅に削減され、少子化、教育、介護、健康に関連する予算が増額されるでしょう。
脱原発も宣言されそうです。

私の選挙の際の投票順位は、女性候補が一番、若い候補が二番です。

近く行われる市長選挙も女性候補に一票投じる予定です。

私の希望としては、与野党を超えて女性議員が団結して行動してくれればいいのですが、政党に取り込まれており政党の壁を乗り越えることは難しそうです。
せめて、女性大臣に対する攻撃を弱めて、応援するようにすれば女性首相の誕生も夢ではないのでしょうが。

私が生きている間に女性首相の誕生を見たいものです。





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