熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

外圧の利用

2020-01-09 19:24:04 | 海外ニュース
保釈中に不正に出国した前日産自動車会長のカルロス・ゴーン被告が、逃亡先のレバノンの首都ベイルートで記者会見し、逮捕が「日産と検察の陰謀」と主張して無実を強調していました。

各国メディアを前に、ゴーン被告は冒頭「出国の手段は話さない。なぜ脱出したのか話すために来た」と宣言して、妻キャロルさんとの接触禁止や弁護士が立ち会わない1日8時間の取り調べなど、日本の司法制度に対する不満をまくしたてていましたね。

「日本で拘束され、人権と尊厳を奪われた。嫌疑は真実ではなく、私は逮捕されるべきではなかった」とも主張していました。

今回の記者会見での注目点は多々あると思いますが、外圧を利用して我が国の司法制度の問題点を改善してほしいと思いますね。

ゴーン被告も強調していた「接近禁止」「弁護士が立ち合えない」「自白強要」「長期間の拘束」等、過去にも冤罪の原因となったことが多いですね。

日本は外圧に弱いので、海外メディアから欧米先進国の司法制度と比較した問題点を指摘してもらい、その外圧を利用して日本の司法制度の問題点を改善する機会にすれば災い転じて福となるですね。

「国ごとに様々な事情があるので、欧米各国との比較は意味がない」とか「我が国の司法制度は人権委配慮している」とか、ピント外れの反論が多く。これでは海外メディアを納得させることはできません。

官僚の書いた原稿を読むだけの大臣はいらない。

海外向けに説得力のある反論をしてもらいたい。

国内向けの反論は意味がない。

そもそも国内メディアは政権に忖度しているので、批判的な記事は書かない。

海外メディアの記事や、ゴーン被告の更なる暴露、政府関係者の実名暴露等々、注目されますね。




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