偉大な指導者逝く

「人類に対する犯罪」といわれた南アフリカ共和国のアパルトヘイト政策と闘い、ノーベル平和賞を受賞したネルソン・マンデラ氏が５日午後８時50分（ごろ、死去しました。

95歳です。

アパルトヘイト撤廃を実現し南アフリカ初の黒人大統領に就いた後も、黒人が白人に報復することを許さず、人種融和の象徴として世界中から尊敬を集めました。

マンデラ氏の素晴らしいところは、黒人が白人に報復することを許さずに、人種融和に力を注いだことですね。

マンデラ氏自身も、アパルトヘイト政策のために、長年に渡り獄中に隔離されていました。

普通の人であれば、報復を考えますね。

未来の南アフリカのために報復を許さなかったのは、マンデラ氏だから出来たことですね。

インドのガンジー氏と通じるところがあります。

共に偉大な指導者です。

1990年、デクラーク大統領（当時）により釈放された後は、ＡＮＣ議長として民主政権への平和的移行に尽力し、1993年にノーベル平和賞をデクラーク氏と共同で受賞しました。

1994年に南ア初の全人種による議会選挙を経て、大統領に就任し、肌の色が異なる人々が共存する「虹色の国」を掲げ、貧しい生活を余儀なくされていた黒人層に、政府が主導して住宅や教育を受ける環境を整えました。

1999年に政界を引退した後も、アフリカの地位向上のために尽力し、エイズや貧困に苦しむ人々への支援を国際社会に訴えるなど精力的な活動を続けていました。

人類にとって偉大な指導者を亡くしました。

全国民のことを第一に考えて、白人に対する敵対政策を取らず、人種融和に努めた偉大な指導者でした。

日本にもこのような偉大な指導者が出てきて欲しいのですが、国民の権利よりも国家（権力者）の利益を優先する指導者が幅を利かすようでは、望むべくもないか。








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