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熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

振興銀破綻

2010-09-10 22:10:33 | Weblog
平成16年に「中小企業の救世主」として登場した日本振興銀行が10日経営破綻しました。

破綻の最大の原因は、金融庁顧問として一時期は金融行政をリードした木村剛前会長の乱脈経営です。
“身内”ともいえる同氏が主導する振興銀に早々と銀行免許を与え、その後も放置し、預金者の犠牲も招いた金融庁の監督責任も重いと思います。

日銀出身で無名の金融コンサルタントだった木村氏は、小泉純一郎政権下で金融相を務めた竹中平蔵氏のブレーンとして頭角をあらわしました。

平成13年には、小泉首相の前で当時の金融庁長官と論戦するなど注目を集めました。
金融庁顧問として、14年の金融機関の不良債権比率を半減する目標を掲げた政府の「金融再生プログラム」の策定にも参加しています。

乱脈経営で振興銀を破綻に至らせた木村氏を金融行政に重用した政府の責任について、自見庄三郎金融相は10日、「当時の(竹中平蔵)金融大臣の道義的責任は免れないと思う」と批判していました。

私もまったく同感です。
竹中さん、だけでなく小泉さんの責任も重いと思います。

ところが、この竹中さん、振興銀の破綻についてのマスコミ取材を拒否しているそうです。
あまりにも無責任な対応です。

このブログでも小泉・竹中両氏についての批判を展開したことがありますが、弱肉強食の政策だけでなく、仲間内で優遇し合っていた疑いも出てきました。
郵政民営化の陰で何が行われていたのかも、これから明らかになっていくでしょう。

竹中さんには、正々堂々とマスコミの取材に応じてほしいものです。
もちろん小泉さんも。

この二人、普段は良く話すのに、都合が悪くなると沈黙する点で良く似ています。

マスコミの突撃取材、しつこい取材を期待しています。





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