わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

遠征と地元のあいだーKIKKAWA KOJI LIVE 2022-2023 “OVER THE 9”

2023-02-05 23:33:52 | キッカワコウジ


1311日ぶりである。地元福岡での晃司ライブは2019年7月6日以来なのである。
35周年ツアーのファイナルで2020年のツアーお知らせのチラシをもらって、ぉぉ!来年もまた会える!と思っていたら新型コロナウィルスが蔓延し、2020年のツアーは翌年に延期となった。延期となった2021年、福岡でのライブはちょうど緊急事態宣言のさなか、病床使用率が80%を超える事態となり、再延期。再延期された9月は再びの緊急事態宣言とデルタ株の大流行により中止。延期ではなく中止。チケットを持っていれば、その日が来ればライブに行けると無邪気に思っていた2019年までとは何もかもが違う、そう思い知らされた日々だった。


そして2022年、少しずつ少しずつエンターテイメントの世界が、以前の形式に戻ってきて、11月のアルバム発売とそれを提げての全国ツアーが始まった。
かつてのわたしなら、「迷ったら行け」と日帰りもしくは仕事に支障のない週末開催なら、どこでも行っていたけど、今回はこれでも相当迷って吟味して絞り込んでチケットを取った。それでも21公演中8カ所っていうのは、なんだかんだ言っても恵まれた環境にいるなぁ、といろんなことに感謝しかない、ほんとに。


2021年10月のガーデンシアターでのファイナル公演や、2022年のGuys&Dollsでは東京、大阪、名古屋、広島と遠征していたけれど、ライブのためだけに移動する感じで、遠征を楽しむという余裕はなかった。それでも会いたい人には会いに行ったけどね。


今回のツアーでは久しぶりに遠征らしい遠征をした。
1月の金沢公演。実に13年ぶりの金沢遠征。長岡ゼミのゼミ合宿を口実に加賀温泉に行ったり、福井のわおん書房や加賀温泉の「おんせん図書館みかん」に行ったりと北陸には何度か行っていたけれど、ライブで行くのは13年ぶり。


今回は、福井経由でわおん書房に立ち寄ってからの金沢入り。開場までに時間があったので、会場近くの歴史博物館に行ってみたり(兼六園には行けなかったけど)、会場から駅までの道中で「おぉ!21世紀美術館だ!」と観光気分も味わった。
そして、ブログがきっかけでかれこれ20年近くの付き合いになるかめちゃんと会場ロビーで再会。以前のようにライブが終わった後に打ち上げと称して飲みに行くことはできなかったけど、こうやってその土地土地の知り合いに会える喜びを久しぶりに味わった。と言っても、吉川友達いないので地方に行っても基本的にはライブに全集中して、一人で打ち上げしてるけど(苦笑)


そして、地元福岡でのライブ。
金沢からの3週間でガイドラインが変わって、声出しが解禁になったりと少しずつ元の世界に戻りつつある。自然と出てしまう歓声と「晃司―!」「兄貴―!」と節度を持った掛け声が心地よくて、コールアンドレスポンスってこんなに楽しかったんだ!と再認識。


ずっと東京に住んでいて、しかも新幹線にも空港にもアクセスのいいところだったので、気軽に気楽に気ままに遠征できていたし、こっちに来てからも夫婦共通の趣味がライブだったこともあって、気軽に気楽に夫婦でいろんなところに遠征していた。正直なところ、地元だからという特別な思い入れもなかった。


けど、今日「恋をとめないで」の「福岡の夜さ」で、もうたまらなく泣けた。広島でも金沢でもファイナルでもダメなんだ、地元の地名を地元で聞く。これだけのことなのにたまらなく嬉しくて、たまらなく泣けた。


そうなんだよね。全国ツアーって、その土地のファンに会いに来てくれていて、その土地にいるファンのためのものでもあるんだよね。そして「遠征」することが叶わない人にとっては何公演あろうが唯一無二のライブなんだよね。気ままに気楽に気軽に遠征していたから、その意識が薄くなっていたけど、おらが地元に大好きな人がやってくる、それって本当にすごいことなんだよ。そして、何年かに1度しかやってこないその日を楽しみに、その日の余韻で頑張る。それってすごく尊いし、そういう気持ちで迎えたい、って思った。
地元があるっていいな、って思ったよ。たぶん、東京にいたらこんな気持ちはずっと味わわなかったと思うもの。


今ツアーも残りあと5公演。最後まで無事に完走できますように。


余談
コロナ禍になって声出しができなくなって、その分、楽しみ方が人それぞれ思い思いの形になっているのが、わたしとしてはとっても楽しいし、いいことだなーって思ってる。以前だったらなんとなく不文律というか、お作法みたいなものがあって、みんな同じ当てぶりをしたり、同じタイミングで手を上げたりしてたけど、好きなように踊って、感じているのがいい。金沢公演の時には、同じ列の男子が晃司と同じ動きをしてるけど、なんだか微妙に違っていて、そこはかとなくおかしくて、でも一生懸命に楽しんでいる様子が微笑ましくて愛おしかった。なんかちょっと不思議な動きをするおばさん、もとい、おねえさんのこともおおらかな気持ちで見ている。かくいうわたしも、博多手一本でいつもタイミングが合わないくらいリズム感がないので、きっとおかしな動きをしてるんだろうな(笑)

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