わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

きかせてくれてありがとう 描かせてくれてありがとう

2021-09-18 23:35:47 | グラレコ


大学院同期のみなさんのこれまでのキャリアのことをお聞きして、それを1枚のグラフィックにまとめてお渡しする通称「キキカキ」なるプロジェクトを始めて半年が経ちました。
話してもいいよって言ってくださる方をゲストに、頼りになる同期のむーちゃんが「徹子」としてあれこれ話を引き出し、深めてくれて、わたしはそれを「へー」とか「ほぅー」とか言いながらグラレコして、後日1枚にまとめるってことをしている。インタビューはZoom上で公開収録っぽく行っていて、ふらりとラジオ感覚で聴いてもらったり、チャットに感想を残してくれたり、ゆるやかに和やかに開催しています。
これまでにお話しお聞きしたのは19人。ひとえに話してくださる方、聴いてくださる方がいてこその場で、本当にありがたいなあ、と思っております。


半年続けてきて、何のリフレクションにもなっていませんが、思うことをつらつらと書き残しておこうかと。


これまでもご依頼いただいて、キャリアをお聞きして1枚にまとめることはしていた。そのときにいつも意識していたのは、「まとめようと思わない」ことだった。


キャリアの専門家でもなんでもなく、ちょっとは長く生きているもののふらふらとさまよい迷っているわたしが「まとめる」ことなんてできるはずもないんだけれど、「あぁ、この出来事が転機だったんだな」とか「このエピソードは描かないと」などと総括することはせずに、丁寧に聴こうと思っていた。できているかどうかはさておき(汗)


そうやって聴いていると、当たり前のことではあるけれど、その人の人生はかけがえのないもので、どのエピソード、どの話をとってみても大切なものだってことがあらためてわかる。アウトプットを意識すると、ついついまとめよう、総括しようというモードに入りがちなんだけど、大切な話をしてくれたってことに真摯に向き合いたいって思った。


そんなふうに聴くと、描き起こすときにも意識は変わる。
キャリアの話だから時系列に書けばよいのかもしれないし、効率を考えたり、ある程度の品質を担保しようとしたらレイアウトをパターン化していくのもありだと思う。けど、それをしちゃうのは違うと思った。
もちろん自分の表現の幅を広げたい、という手前勝手な理由もあったけれど、同期だからこその安心安全な場だからこそ話してくれたエピソードを、定型化していいはずがない。一人ひとりの人生が違うように、わたしが描くものも違うのが自然だよね。


で、毎回、どんなレイアウト/構成で描こうかかなり悩む。毎回、手順も違う。要素を洗い出して組み立てたり、最初にレイアウトや全体像を作ってから各項目に入れる内容を決めたり、試行錯誤を繰り返している。大変ではあるけれど、つらい作業ではない。描いている間はフロー状態で、気づいたら2時間経ってた!とか、ごはん食べるの忘れてた!とか、結構起こりがち。でも楽しい。そして、喜んでくださるのがとっても嬉しい。それだけでごはん3杯食べられね(ん?)


キャリアを語ること、それを可視化すること、聴いてくれる人/仲間がいること・・・それによってこれまでの自分のキャリアが意味づけされたり、自己肯定感を高めたりする効果もありそうで、そんなこともいつか探求していけたらなぁ、と妄想しているけれど、でも今は、話してくれる人、聴いてくれる人がいるこの環境、関係がとてもありがたくて心地よい。


卒業したときに「キキカキ完走したね~」と言い合えるといいよね。そして、おばあちゃんになったら、みんなのキキカキその後をキキカキする旅に出よう。それを励みに生き延びよう、長生きしよう(笑)
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