懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

酔芙蓉

2016年09月22日 | 日記
石川さゆりの風の盆恋歌という歌がテレビから流れていた。
その歌詞に酔芙蓉という言葉がでてきた。
何だろうと思いネットで調べてみた。
芙蓉でも八重咲品種で朝は白色、昼はピンク、夕方になると赤になる。
人が酒に酔い顔色が変わるの様子から酔芙蓉と呼ばれていた。
そういえば朝通る時は白だっ様に思うのに夕方は赤い花になっている木があった。
一重の品種はピンクのままだ。

作詞家はいくらプロといえ言葉をよく知っている。
谷村新司は20代の若さであんな言葉を知っているものだ。
60歳になった自分が知らないのが情けない。
まさかゴーストライターがいたのではあるまい。
谷村の唄に群青(ぐんじょう)がある。グンジョウ色とはよく聞くがこんな字を書くとは思わなかった。海軍の乗組員が撃沈され仲間の多くが戦死したが助かり老齢になるまで自分だけが生きながらえた。友への申し訳ない心情を唄った歌だ。
その歌詞に冬薔薇(ふゆそうび)という言葉がでてくる。
冬薔薇とは何かと調べたら寒風の中、一輪残ったバラの花のことだ。
自分を冬のバラにたとえた素晴らしい言葉である。

こんな恥ずかしい話
小学6年生の時にフランク永井の君恋しを聞いていた。
歌詞の中に唇あせねどの言葉がでてくる。
唇あせねどとは何かと母に聞いたらいいにくそうに口ごもる。
そうしたら小学3年生の弟が接吻の事じゃといった。
母親にしたら小学3年生がしっているのになんともアカンタレと思ったに違いない。
こんな情けないことは60年経ても忘れられない。
子供の頃は本などほとんど読まなかった。


日本茅葺紀行 NO.315 長野県信濃町

2016年09月22日 | 日本茅葺紀行
信濃町は長野の北部にある。長野県は旧国名は信濃の国で信州の方をみんな知っている。
司馬遼太郎氏の街道を行くの書き出しでは信濃は科の木が多いからこの名が付いたと書いてある。
NHKの日曜の朝のラジオ番組を聞いていると信濃の国の唄のリクエストがある。二、三度聞いた事がある。
長野県の県歌だそうだ。長野県で生まれ育った人はだれでもしっているそうだ。
学校でも合唱させられるそうだ。自分の生まれた故郷に誇りを持てる曲だ。
長野を離れてもこの曲に郷愁を感じリクエストするのだろう。
一番有名な県歌だそうだ。今はユーチューブでいつでも聞ける。

この民家は野尻湖の近くにあった。
野尻湖はナウマンゾウの化石で有名。
人類もいた石器時代の化石である。
冬場の渇水期に湖底で発見された。
氷河期末期の時代の化石。
湖の畔にナウマンゾウ博物館がある。
ナウマンゾウ全滅の原因は人が食べ尽したためと書いてある。
園山俊二の漫画ぎゃーとるずの世界である。

氷河期には日本も大陸と陸続きになり瀬戸内海は盆地の平原で象が棲息していたそうだ。
漁師の網に象の骨や牙が引っかかった。
温暖化が心配されているが氷河期よりずっとましだ。氷河期は鹿児島が北海道の気温になるそうだ。農産物は作れず食料、燃料の奪い合いで戦争殺し合いになる。