懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

絶倫

2016年09月16日 | 日記
世の中には本来の意味と全く違った方向で使われる言葉がある。

そんな言葉をいくらか上げてみる。

1.絶倫もそれだ。
某中学の校長が1万2千人を買春という記事に絶倫校長の名がついた。
絶倫は絶対的倫理観を持った人の意味かと思ったら倫は仲間、クラス、学校などのなかで 一番優れた人の事だそうだ。学力絶倫、武芸絶倫というそうだ。精力絶倫だけが誇張されている。

2.風俗は私の写真のタイトルによく使うが風俗店、風俗嬢とか性風俗に使われる事が多い。
 本来は風習や習俗の造語ではないかとおもう。

3.アダルト 本来は大人の意味だが、アダルト画像、アダルトビデオと性を表現したものになっている。

4.御前(おまえ) 本来は天皇を意味することばが成り下がったものだ。
時代劇では武将に妻がおまえさまと呼んでいた。長屋では旦那を女房がおまえさんと呼び
今はおまえと言われるのは喧嘩の時か蔑ます時に使われる。

5.貴様(きさま) も随分成り下がったことばになった。
本来は位の高い人への敬称だったはずだ。

6.一味 盗賊の一味や不良の一味などいい意味には使われない。
本来の言葉は神社の氏子で一味一帯といわれていたそうだ。

間違った解釈や年月ととに言葉は変質するものだ。