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懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,313 千葉県長柄町

2016年09月06日 | 日本茅葺紀行
情報も持たず千葉に行った。
鉄道で茂原まで行きレンタカーを借りた。どのあたりに茅葺があるか見当もつかない。
雨は降るし最悪のコンディション、冬場の雨はカメラが濡れるとレンズが曇って乾燥に時間がかかる。
まず茂原市の教育委員会の郷土史などの担当者に話を聞く。
個人情報に抵触するので警戒され身分証明を提示して茅葺の残っていそうなところの情報をえる。
次に訪れたのが警察署、警察は異動が多く若い警察官は茅葺民家の人がすんでいるのを見たことがないというありさま」警察はこんな用には役にたたない。
次はタクシー会社に行きベテラン運転手に聞いた。タクシーに乗りもしないのに厚かましい限りだ。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥と念仏を唱え聞いてみた。
さすがタクシーの運転手4軒教えてくれた。
まだありますかねと念を押したら「昨日お客乗っけてこの前、通ったから間違いなくあっから」と言 った。

その当時は残っていたが今はどうか
訪れた家に撮影許可を貰いに行ったら奥さんが傘を差してついててきて世間話をするのだ。
海外旅行にいろいろ行った事、千葉県は成田があるので海外旅行に行っていない人はいないわよ。という。息子が結婚したが嫁が田舎暮らしが嫌で別れたこと。いい人いないと初対面のわたしにそんな話をするのだ。娘も結婚しないしと私に家庭の事情を話すのだ。

人の話や悩みを聞いてあげるのも茅葺探訪の役割かもしれない。