懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行  NO,137 屋敷林と茅葺民家

2014年06月13日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 山形県長井市

山形県の置賜地方は風が強いのか背後に屋敷林のある民家が多い。
日本の農村風景で残しておきたい風景のひとつである。
茅葺民家と屋敷林が撮影できる場所でもある。

砺波平野から秋田にかけて雪の降る地域では杉の屋敷林が多い。
杉が植えられた理由は何であろうか
杉はまっすぐの「すぐ」から名づけられたとも言われている。
整然と並んで植える事が出来る。横に広がらないように剪定が出来る。
剪定に強く細かな葉で目隠しになる。常緑樹で冬も防風雪を防いでくれる。
枝が柔らかいので雪に強い。黒松に比べると寒さに強い。
枯れ葉はカマドや風呂の焚きつけに使える。
寿命が長く建築用材にも使える。
上越地方や奥州市、白河周辺でも杉の屋敷林は見られる。