懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 その88 兵庫県宝塚市の民家

2013年10月24日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 兵庫県宝塚市

この民家は宝塚市と神戸市の境にある。神戸市の水道水の水源地の千刈ダムの近くにある。
この家を撮るのに民家の入り口の空き地に駐車しようとしたらパトカーが待機していて「ここは駐車禁止となっています」とスピーカーで注意される。たしかに駐車禁止の表示はある。私は車椅子を下ろしてすぐに写真を撮ってくるので置かせてほしいと頼んだがだめだった。一台置かせるとなんで置かせるのかと批判されるので置かせないと言われた。

この周辺を駐車禁止にしたのは千刈ダムで魚釣りをする人が多いからだ。神戸市の飲料水にバクダン釣りをする人がいて水が腐るのを懸念している。

この周辺は里山の風景と自然が残されている。この前の日曜日、朝のNHKの「さわやか自然百景」で宝塚市西谷の自然を放送していた。15分番組だが番組の場所には私は行けないので見て楽しんでいる。都会から30分くらいのところに自然が残されているものだ。
西谷地区は千刈ダムからも近く、この付近を茅葺民家を探しに何度も走った。
西谷は下草が刈られ人の手が加わって植物や動物の生態が維持されている。
棚田に棚池、植物も桔梗、おみなえし、さわ桔梗、サギそう、水性植物、昆虫も鳥類も多く、日本のメダカがまだ生息している。身近なところに自然があるものだ。
この番組はどのような視点で番組を構成しどんなカメラアングルで撮影しているのかも参考になる。

余談だがこのあたりは結構山の中だが玉瀬というバス停の時刻表をみたら朝は一時間に6本も7本もバスが出ていた。車では駐車場もなく渋滞解消にバス利用者がおおいのか