懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしの蒸気機関車写真展 その24 「機関区」 新見機関区

2013年08月17日 | 懐かしの蒸気機関車写真展
撮影場所 岡山県新見市 新見機関区

今回から機関区について15回にわたりお送りします。
蒸気機関車は燃料と水を積んで走るので80km程度毎に機関区を設けた。
蒸気機関車は燃料水の補給や炉内の掃除、灰の排出をしないと走れない。
機関車は金属と金属の接触で振動も大きく駆動部も多いので点検と整備が必要である。
オーバーホールも機関区で行われていた。
分解組み立てを行う技術者も機関区で働いていた。

機関区は蒸気機関車にとっては自宅でもあった。食料補給、休息、健康維持の場でもあった。
機関区は機関車の走行や重量物の昇降、重機の運転で大変危険な場所である。
工場であれば柵をして立ち入りが禁止されている。作業者もヘルメットと安全靴の着用の場所である。
しかし、この当時は機関区の窓口に氏名を記入すれば立ち入りか許可された時代である。
近くで機関車や作業が撮影できた有難い時代に感謝したい。

一回目は新見機関区
伯備線、芸備線、姫新線の機関車が立ち寄ったので沢山の機関車がいた。
D51とC58しかいなかったので一度撮影に来ただけだった。
一日出入りする機関車や作業を撮るべきだった。
機関庫も近代化遺産として評価されるのが分かっていればもっと丁寧にとっておくのだった。