懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしの蒸気機関車写真展 その20 「駅の風景」 鹿児島吉松駅

2013年08月01日 | 懐かしの蒸気機関車写真展
撮影場所  鹿児島県 肥薩線吉松駅

今回から駅の風景を四回にわたりお送りします。
駅は別れや出会い、仕事、旅行で立ち寄り。失意での別れと新天地を求めての降りたつ事もある。
駅や列車での男女の別れは昔から歌にもなった。
ほとんどが女性が失恋で旅にでる歌が多い。実際はどうか分からない。
男が女に振られて旅にでるのでは歌にならない。女性は失恋と呼び悲劇のヒロイン、男の場合は喋れば振られたといわれダメ男の評価しか受けない。
私はアリスの「遠くで汽笛を聞きながら」と竹内まりやの「駅」が好きだ。

見知らぬ土地で夜汽車を待つ時は感傷的になる。雨の降っている時や雪のホームはさびしい。薄暗い木製の客車も寂しさが漂う。
いろんな客車や機関車、貨物が通り過ぎた駅、過ぎ去った昭和の光景は今思えばドラマのワンシーンだった。もっと昭和を表現出来なかったかと思っている。

吉松駅 C55型蒸気機関車スポーク動輪は魅力的だった。製造台数もC57に比べて少なく憧れがあった。吉松にはC5534とC5533号機がいた。
私が最初に撮影したのはC5534号機だった。そのころ宮崎県で働いていて宮崎駅で撮影した思いで深い機関車だ。これは混合列車と言われ貨物と客車が一緒に走行した。