今年もあとわずかになりました。
大晦日といえば一年の最後の日です。
この日を「除夜」とも言いますが、この「除」には「はらう」とか「きよめる」「旧を去り、新を迎える」などの意味があります。また、「除日(じょじつ)」とも言い、大晦日や節分前夜のことを指すそうです。
その夜に撞く「除夜の鐘」には煩悩を祓う意味があり、108回撞くのは煩悩の数に由来していることも、多くの方がご存知だと思います。
鐘を撞くことは、中国の宋時代に起源があり、鎌倉時代に日本の禅寺に伝わったと言われています。もともと鐘(梵鐘)は、合戦の合図や、祭祀饗宴で使われていたのがはじまりだそうですが、寺院で日常の合図や儀式などで鳴らされ、現代の仏教行事に活かされており、その意味から「除夜の鐘」に繋がったのではと思われます。
江戸時代の文献に、大みそかの意義について「此の夜祖先百神を祭り家人集まりて飲食を共にし、以って1年を無事に送りえたことを歓びあひ、追儺(ついな)を修する風のあったことを知る」とあります。
除夜の鐘をひも解くと仏教だけでなく、神道の「年越しの大祓」行事とも結びつき、神仏ともに煩悩や罪穢れを除き新たな年を迎えたいと願った大切な行事であることが少し理解出来た気がします。
この日は一年の最後の日でなく新しい一年のはじまりだということも!
鐘の音はみ仏の声といいますが、こころ静かに耳を傾けて下さい。
よい一年の幕開けになりますようお祈り申し上げます。
大晦日といえば一年の最後の日です。
この日を「除夜」とも言いますが、この「除」には「はらう」とか「きよめる」「旧を去り、新を迎える」などの意味があります。また、「除日(じょじつ)」とも言い、大晦日や節分前夜のことを指すそうです。
その夜に撞く「除夜の鐘」には煩悩を祓う意味があり、108回撞くのは煩悩の数に由来していることも、多くの方がご存知だと思います。
鐘を撞くことは、中国の宋時代に起源があり、鎌倉時代に日本の禅寺に伝わったと言われています。もともと鐘(梵鐘)は、合戦の合図や、祭祀饗宴で使われていたのがはじまりだそうですが、寺院で日常の合図や儀式などで鳴らされ、現代の仏教行事に活かされており、その意味から「除夜の鐘」に繋がったのではと思われます。
江戸時代の文献に、大みそかの意義について「此の夜祖先百神を祭り家人集まりて飲食を共にし、以って1年を無事に送りえたことを歓びあひ、追儺(ついな)を修する風のあったことを知る」とあります。
除夜の鐘をひも解くと仏教だけでなく、神道の「年越しの大祓」行事とも結びつき、神仏ともに煩悩や罪穢れを除き新たな年を迎えたいと願った大切な行事であることが少し理解出来た気がします。
この日は一年の最後の日でなく新しい一年のはじまりだということも!
鐘の音はみ仏の声といいますが、こころ静かに耳を傾けて下さい。
よい一年の幕開けになりますようお祈り申し上げます。