農協改革!巨大組織の利点生かせ!
現在政府与党自民党による農協改革は中曽根政権での日本電電(現・NTT)や国鉄(現・JR)の民営化改革に似ている。小泉進次郎自民党農林部会長には是非頑張ってほしいものだ。競争強化には13項目あり、①生産資材の価格引き下げ②流通・加工構造の改革③経営力を備えた人材育成④輸出体制の整備⑤全加工の原料原産地を表示⑥新たな販売促進制度の創設⑦経営をカバーする収入保険制度を導入⑧土地改良制度の見直し⑨農村地域の雇用創出⑩飼料米栽培の促進⑪畜産・酪農の強化⑫配合飼料の価格安定化⑬生乳の流通自由化。である。
全農つまり農協は取引高は5兆円で職員8000人で子会社は150社もある。巨大すぎるが農協は時代に応じてどんどん変化してもらわないと困る。
小泉の農協改革は誤解するひとは「全農の株式会社化」と思っているがそうではない。まさにフランスのSOPEXA(ソペクサ 農業戦略組織)である。
JA改革とはなにかというと根本的には農協や全農ではなく、経済事業改革なんですよね。まさにNTTやJRのときみたいな民営化的なものなんです。
例えば日本の輸出は世界で60位ですが、日本の農業の国内総生産(GDP)は世界10位であり、そこが戦略がないという証拠なんです。日本は農業大国であとは戦略次第なんですよ。農協改革はまさにフォローアップでありバックアップなんです。今こそ農協改革なんです。農協は巨大すぎるがそれゆえに民営化のような改革でペイが生まれるんです。それが自民党の農協改革の実態なんですよ。
フリージャーナリスト緑川鷲羽(47)山形県