広島の土砂災害でも、午前1時15分には土砂災害警戒警報が出ていたが、避難勧告は午前4時15分
まで遅れてしまった。それが、悲劇を生んだ。大事なのは警戒警報・避難勧告を空振りを恐れず、
「狼少年」になるのを恐れず、避難勧告を出し続けることだ。「役所は避難勧告を出しました」み
たいな卑怯だが、アリバイつくりともなる。広島土砂災害で我々が学んだのは避難勧告をだすタイ
ミングが遅れたことだ。確かに大雨の予報も出来ないのに、土砂災害の予見などムリだ。でも、何
度でも避難勧告をだすことはメリットこそあれデメリットはない。砂防や防災こそ都道府県庁の行
政や警察、消防のやるべき義務であり、ひとをして治めるくらいでないと如何ともしがたい。災害
は予見は出来ないが避難訓練などで何とかなるものだ。まさに、まずは隗よりはじめよ、だ。