67「おっぱいバレー」水野宗徳 充実度★★★★☆
舞台は静岡県。浜名湖の北西に位置する小さな街。
弱小バレー部の中学生男子たちのところに、
若い女性教師が新しい顧問として現れる。
その先生と「試合に勝ったらおっぱいを見せてくれる」という約束を交わすことに
成功した彼らは、それはもう、がむしゃらにがんばるのだ。
といってもぜんぜんエッチな感じはなくて、明るくてユーモラスな青春小説。
実話をもとにした話というが、これが昔話じゃなくて現代の設定なのがいい。
今の中学生君たちが、先生のおっぱいを見るためだけにここまで
がんばれる熱いものを持っているというのが感動的だったし、
「おっぱい」が神聖なものとして扱われているのがうれしかった。
この子たち、おっぱい見せてもらえるのかなぁと思いながら楽しく読めた一冊。
最初はちょっとだらだらしていて、期待はずれだったかなという気がしたのだが、
100ページあたりを過ぎてからおもしろさが加速する。
クスっと笑えたり、ほろっと泣けたり、読後感もよかった。
そう、この小説、こんなタイトルのくせに何度も泣かせてくれるんです!
作者が「矢口ひとり」(深夜番組)の構成作家さんということもあってか、
すごくビジュアルを意識したつくりになっていたように思う。
このまんま映画化できる感じ。「ウォーターボーイズ」のノリで。
ぜひやってほしいんだけど、マネする先生もいるだろうから
教育委員会やPTAからクレームが来るかなあ。
舞台は静岡県。浜名湖の北西に位置する小さな街。
弱小バレー部の中学生男子たちのところに、
若い女性教師が新しい顧問として現れる。
その先生と「試合に勝ったらおっぱいを見せてくれる」という約束を交わすことに
成功した彼らは、それはもう、がむしゃらにがんばるのだ。
といってもぜんぜんエッチな感じはなくて、明るくてユーモラスな青春小説。
実話をもとにした話というが、これが昔話じゃなくて現代の設定なのがいい。
今の中学生君たちが、先生のおっぱいを見るためだけにここまで
がんばれる熱いものを持っているというのが感動的だったし、
「おっぱい」が神聖なものとして扱われているのがうれしかった。
この子たち、おっぱい見せてもらえるのかなぁと思いながら楽しく読めた一冊。
最初はちょっとだらだらしていて、期待はずれだったかなという気がしたのだが、
100ページあたりを過ぎてからおもしろさが加速する。
クスっと笑えたり、ほろっと泣けたり、読後感もよかった。
そう、この小説、こんなタイトルのくせに何度も泣かせてくれるんです!
作者が「矢口ひとり」(深夜番組)の構成作家さんということもあってか、
すごくビジュアルを意識したつくりになっていたように思う。
このまんま映画化できる感じ。「ウォーターボーイズ」のノリで。
ぜひやってほしいんだけど、マネする先生もいるだろうから
教育委員会やPTAからクレームが来るかなあ。
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